下腹部からその真横と腰

下腹部からその真横と腰

下腹部・下腹部横・腰に対して、プラズマリポを施行したモニターさんです。

 

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プラズマリポとは、いわゆるLaser lipolysis(レーザー脂肪溶解)の一種とされていますが、正確にはレーザーとは少し違った性質のある光を使用した、脂肪溶解法です。レーザーもプラズマリポも、光を使用することには変わりがないのですが、その光の性質が異なります。レーザーと言うものは、単一波長(単一の色)の光で、遮蔽物がないと、どこまで行っても真っ直ぐにしか飛びません。しかし、プラズマの場合には、いろいろな波長の光を含み、しかも、ファイバーの先端から、360度、あらゆる方向に向けて拡散する性質があります。つまり、IPL(フォト)のような性質の光です。この違いが、プラズマリポの効果の高さの秘密となっています。

 

プラズマリポは、ファイバーの先端から拡散する光であるが故に、脂肪層内では、脂肪溶解範囲が広くなります。

 

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レーザー光は、正面の方向にしか飛ばない光であるため、その脂肪溶解範囲は狭く、出力を上げても、ファイバーの太さプラス・アルファと言ったところが、精一杯です。それに対して、プラズマリポは、拡散するというプラズマ光の性質上、ファイバーの直径を、大きく凌駕した範囲での脂肪溶解が可能です。手術中には、ファイバーの先端は前後に動きますので、前後方向の脂肪溶解量は少なくても問題はなく、上下左右方向の溶解量が、その効果上、大きな意味を成します。

 

プラズマリポとレーザーの違いの上で、光が拡散するかしないかという側面と同時に、その光の波長と言うものがあります。

 

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光の波長と言うのは、簡単に言えば、光の色の事です。色が肉眼で確認でき、光の存在が確認できる、つまり、明るいか暗いかが分かるような光を、可視光線と言います。その可視光線の中で、波長が長いと赤くなり、短いと紫になります。つまり、それぞれの波長で、その光の色の見え方が違ってくるのです。たとえば、太陽の光は、いろいろな波長の光を含んでいるため、プリズムでいろいろな色に分解できます。雨の後に虹が出るのも、太陽の光が色々な波長の光を含んでいるためです。身近な光は、太陽の光だけでなく、蛍光灯の光なども、色々な波長の光を含んでいると言えます。そして、レーザーの場合には、それらの光とは異なり、一つの波長の光です。つまり、色としては純粋な色であると言えます。それに対して、プラズマと言うのは、色々な波長を連続的に含んでいて、太陽の光に近いものです。このことが、レーザー以上に脂肪溶解作用を発揮する理由の一つでもあります。

 

プラズマリポが色んな波長を含んでいるのに対して、レーザーの波長は一つだけです。

 

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そして、脂肪溶解用のレーザーは、その波長が、脂肪細胞内の中性脂肪への吸収が大きいものを選択されています。「吸収が大きい」とは、その光を、ある物質に照射した時には、それを透過せず、しかも反射もしないということです。では、その光は、どこに行ってしまうのかという疑問が残りませんか?実は、物体に吸収されたレーザーやその他の光は、熱エネルギーに変換され、光を吸収した物質の温度を上昇させます。そして、温度が上昇した物体は、融点に到達すれば溶けてしまいます。そして沸点に到達すれば、もしそれが細胞の原形質なら、細胞自体がはじけ、細胞が破壊されるに至ります。つまり、脂肪細胞がレーザーを吸収すると、中性脂肪が沸点近くにまでその温度を上昇させ、脂肪細胞がはじけて、破壊されるという理論に基づいています。つまり、脂肪細胞の中の大半を占める物質を通して、脂肪細胞を破壊できれば、脂肪組織を効率よく減少させることができるであろうということです。しかし、この理論には大きな落とし穴がありました。

 

この、レーザーによる脂肪溶解の理論の大きな落とし穴とは、一言でいうと、「脂肪組織は、脂肪細胞のみで構成されているモノではない」ということです。

 

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脂肪組織は、脂肪細胞を5~6個を包む膜があり、それが脂肪の小さな粒を作っています。さらに、それらの粒が再び5~6個、膜に包まれて、さらに大きな粒になっています。こういった具合に、粒が膜に包まれて、さらに大きな粒と化すという構造が繰り返され、最終的に脂肪の粒として、肉眼で確認できるほどの大きさの粒になります。これらの構造を作っている「膜」と言うのが、いわゆる脂肪組織の細胞間マトリックスと言われるもので、その成分は、真皮と似た構成となっています。さらに、この細胞間マトリックスには、脂肪細胞よりも小さく、血液内の赤血球と同じくらいの大きさの幹細胞や、脂肪細胞に分化する前段階の細胞である前脂肪細胞など、脂肪細胞以外の細胞が含まれています。そしてこれらの細胞が、脂肪細胞亡き後の脂肪組織を、再び脂肪細胞を作り出してしまうことで、再生します。

 

つまり、脂肪「組織」を破壊したい場合には、脂肪「細胞」のみを破壊して減量しても、その後には、脂肪細胞が再生され、元の状態に戻ってしまうということです。

 

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当院で使用しているプラズマリポは、レーザーとは違って、色々な波長の光を連続的に含みます。そのため、脂肪細胞以外の細胞や構造物にも吸収されます。そして、それらを脂肪細胞同様に破壊し、脂肪組織の再生を防止します。したがって、元に戻ってしまうということのない処置であるということができます。そしてさらに、当院では、脂肪層の比較的分厚い部分には、それらの脂肪細胞以外の構造物が関与している脂肪組織の再生を抑制するために、ドレナージ技術を導入しています。ドレナージ技術とは、プラズマリポによって溶解された脂肪組織を、処置部から外に出してしまう技術です。そのドレナージ技術のためには、特殊なカニューレを、プラズマリポのファーバーとともに使用することが必要です。このカニューレは当院にて開発されたもので、プラズマリポで溶解された、脂肪組織に含まれる様々なものを、溶解と同時に体外に排出します。そうすることで、できる限り、脂肪組織の再生の元になる細胞や構造物を取り去り、脂肪組織の再生を防止し、効果をより確実なものとしました。


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