臀部(ヒップ)

臀部(ヒップ)

ヒップの大きさを小さくしたいということで、受診されたモニターさんです。術前は、かなりセルライトも多く、しかも幅の広いヒップの状態です。
手術は、プラズマリポ・ドレナージで行いました。手術した範囲は、ヒップ全体として、ヒップの上部、下部、外側を施行し、さらに、ヒップの幅を小さくするために、太ももの外側も手術しています。つまり、範囲的には合計4か所の手術ということになります。術後の圧迫は通常のプラズマリポと同じで、一晩だけで解除しています。術後は、セルライトの凸凹も軽減し、しっかりとサイズダウンも図られています。
さらに、脂肪をなくしたことによる、ヒップの垂れ下がりも無く、形的にも良い結果が獲得できていると思われます。

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ヒップのサイズダウンを目的として、その脂肪を取り去る場合、注意しなければならないのが、ヒップの垂れさがりを作ってしまわないようにすることです。そのためには、術前に皮膚の弾力性や脂肪の付き方、形などをしっかりと観察し、慎重に脂肪を取ることが大切です。それは、中身がしっかりと詰まった風船の中から、中身を抜く作業が、脂肪吸引をはじめとした、脂肪を取り去る手術だからです。皮膚の弾力性に欠ける状態で、中身の脂肪を取り去ると、皮膚が縮まずに、余った状態になり、その余った皮膚が垂れ下がりを作ってしまいます。また、形をしっかりと観察して、それに合わせて、脂肪を残すべきところと除去すべきところを、術前にしっかりと分けてマーキングしておかないと、手術が終了して仕上がった段階で、皮膚が余ってなくても、垂れ下った印象の形に仕上がってしまいます。一般的に、日本人のヒップは、欧米人に比べて、扁平で盛り上がりに欠ける形をしています。また、一番盛り上がっているところが、下のほうにある傾向にあります。このような、人種的形態の特徴を踏まえておくことも、垂れ下がったヒップを作ってしまわないためには、重要なことになってきます。しかし、患者さんの側からみると、自分の担当医が、このようなことをよく理解しているかどうかなどということは、全く分からないのが現実です。

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もし、お尻が垂れ下がった形になってしまった原因が、脂肪を除去する箇所の問題であれば、除去量が不足している部分から、さらに脂肪を取れば、ある程度は解決します。しかし、皮膚の余りを作ってしまった場合には、皮膚を切り取る手術か、表層脂肪吸引(Superficial lipoplasty)が必要になります。皮膚を切り取る手術自体は、縫合に時間がかかることを除けば、熟練した美容外科医にとってはさほど難しいことではありません。しかしながら、このような手術では、術後に大きな傷跡を残す結果となります。つまり、現実的には回復不能ということです。また、表層脂肪吸引は、しっかりとその技術に習熟した医師によるものでないと、皮膚に大きな傷跡を残したり、表面に凸凹を作ったりしてしまいます。

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では、このようなリスクを回避するには、どうすればいいかということになります。前回の記事の内容を、よく理解した医師を、担当医として選択することが、最も大きなリスク回避につながるのですが、実際には患者さんサイドからは、医師の理解の程度などは、全くわからないのが現状でしょう。そこで、皮膚の余りを作らないようにするために、どのような機器を使用するのかということが、一つの目安となります。つまり、プラズマリポを使用することが、このような皮膚の余りを作ってしまうといったリスクの回避になるのです。

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プラズマリポは、脂肪を溶かす作用だけでなく、皮膚のすぐ下に使用することによって、皮膚を縮めて、引き締める効果があります。その効果の程度は、プラズマ光の拡散性と波長特性から、他のレーザーや超音波などよりも、格段に高いものがあります。また、プラズマリポを使用した場合には、表層脂肪吸引の場合と違って、皮膚に凸凹を作ってしまうこともなく、当然、皮膚に大きな傷を残してしまうこともありません。このように、皮膚のすぐ近くに対して使用できるわけですから、脂肪溶解と同時に、セルライトの改善にも利用できるわけです。
逆に言うと、プラズマリポを使用すると、皮膚の余りによるヒップの垂れさがりを防止することができるということです。また、そのような、脂肪吸引によって皮膚の余りを作ってしまった場合にも、プラズマリポを施行することによって、皮膚を縮めることができるため、その改善も可能であるということです。しかし、何よりも、最初の手術から、このような垂れ下りを作らないことが、第一ということには変わりありません。したがって、ヒップの脂肪を除去する場合には、最初からプラズマリポを使用するということが、何よりであり、脂肪吸引で大量に脂肪を除去したい場合にはなおさら、これを併用したほうがいいということです。

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