第17回国際美容医学会議 4

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第17回国際美容医学会議 4

そして明けて14日。学会1日目。時差のせいで、早朝6時前に覚醒する。部屋にいてもやることがないので、ロビーに下りていくと、昨夜に準備したのか、学会の受付デスクやバナーなどが、準備されていた。

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ロビーで、まずはエスプレッソをダブルで1杯。朝食は、やはり時差の関係で、食べたい気分じゃないのでパスする。
 
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部屋に帰って、シャワーを浴び、学会用の身支度を整える。しょぼい日本人医師がやってきたと思われては、招聘推薦者と招待者に申し訳ない。そして何よりも、ある意味、この学会においては日本を代表するという気構えもある。このような時のための、勝負服に身を包む。
 
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と、そこで鏡をみて気づいた。アンダーウェア以外は、スーツもタイも靴も、なんと全てイタリア製。何だか微妙な気分。それほどに、イタリアのファッションと言うのは、日本での生活に溶け込んでいると言うことなのだろう。本当は、みゆき毛繊のスーツに菱屋のタイというのが、日本人としては演出したいところだった。
 
学会の発表者受付で受付を済ませ、パワーポイントファイルを試写室でシステムにアップロードして、数個の演題を聴きに行った。
 
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イタリア語と英語がオフィシャル・ランゲッジ。発表者の8割、聴衆の9割以上がイタリア人なので、当然、イタリア語での発表が多く、ちょっと難解なものもあるが、ラテン語の知識で6,7割がたは理解できる。スライドに英語を併記してある発表は、助かった。
 
会場を出て、ロビーに帰ってくると、ばったりと、これまた旧友の、Dr. Pier Paolo Rovattiと再会。
 
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彼はVeronaで開業し、Milanoでも手術を行うといった、都内と名古屋を行き来する私と同じような診療スタイル。
 
会場のつくりとしては、ロビーに受付、そこからセキュリティーを通って、機械・器具展示会場。そこを一通り抜けると、会場に行きつく。セキュリティーを入ったところのバーカウンターからの、展示会場入り口付近の様子。大盛況である。
 
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それにしても、イタリアの女性たちは魅力的である。欧州のどこの国の女性が魅力的かというアンケートの結果は、ウクライナが不動の一位である他は、イタリアが常に上位につけているという。
 
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イタリア美人に見とれているうちに、自分の最初の発表のセッションの時間になった。私の発表は、このセッションの6題目。会場入りして、他の演題を聴きながら、自分の順番を待つ。日本や近隣諸国の学会とは違ったアイデアや技術が、違った学問的切り口で次々と発表される。
 
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私の最初の演題は、バスト・グロウ。発表は無事に終了。そして、ディスカッション(質疑応答)。ディスカッションは、セッションの演題が全て終了してから、再び順番に演者がそれぞれの質問に答えるといった、パネル・ディスカッション形式。私の発表は、まだ論文にもなっていないし、学会発表自体が世界初。質問者が10人以上に及び、座長が仕切るのに大変な様子だった。セッション終了後も、個人的に私のところに来て質問する参加者も多く、私自身も仕切るのが大変なくらいだった。これだけ注目を浴びる演題を発表したのだから、推薦者の面子も立ったことだろう。
 
やっと解放されて、昼食会場に向かう。時間はもう13時。会場に入ってびっくり。
 
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立食形式で、まるで懇親会会場。14,5種類の食べ物と、各種フルーツが食べ放題。
 
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腹は減っていたが、午後から眠くなるといけないので、昼食の量は抑えめで。
 
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食後、機器展示を覗くと、そこには人がいっぱい。皆、機器の導入には熱心かつ慎重。当然、大きな設備投資になるからだ。そこで、外に空気を吸いに行くことに。そこには面白いモノが。
 
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一瞬、レントゲン・バス(巡回検診車)と思った。しかし、車体に書いてある文字を読むと、なんと、機器展示でブースを出している美容医療機器のメーカーの名前が。尋ねてみると、巡回診療・巡回デモンストレーション車両だとのこと。中には、学会展示ブースと同じ設備が入っている。電源は、バッテリーか、必要に応じて外部から供給するらしい。まさに、巡回検診車と同じだ。
 
車両を一通り見せてもらったあとロビーに戻ると、そこには、今回の私の招聘推薦者で、10年以上の盟友であるDr. Ruben Oddeninoの姿が。実に6年ぶりの再会である。
 
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お互いの再会を祝しながら、当日のディナーの約束をした。
 
そして夕刻のセッションで、2題目の「鼻の耳介軟骨移植の際の軟骨固定法(La nostra idea per il posizionamento della cartilagine del trapianto e la fissazione per il piccolo naso est-asiatico) について発表した。座長はDr. Ruben Oddenino。しかし、この鼻の演題は、バスト・グロウほどの反響はなく、「いいアイデアだけど、細かい作業で、イタリア人の医者には無理」と言う反応。ちょっとがっかりだが、フランス人の医師は、結構熱心に聞いていた。それにしても、イタリア人、やる気ない・・・。


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