水光注射 Mesotherapy

美容整形

水光注射 Mesotherapy

皮内に美容成分を直接注射することで、しわやたるみの治療とともに、皮膚の健康を保つことを目的とした美容整形・美容皮膚科的手法のこと。美容成分の皮内濃度を向上させ、効果を確実に強く出すことを目的としている。

皮内に美容成分を注射するという手技そのものは、1970年代に既にフランスにて、Mesotherapy(メソセラピー)として開始されていた。当時のメソセラピーは、その注射する成分としては、プロカインやビタミン、生薬成分(ハーバルエッセンス)などが主体だった。

2000年代に入って、フラクショナルレーザーやダーマローラーなど、皮膚に細かな穴を開ける美容外科・美容皮膚科技術が登場し、そこから美容成分を皮膚に送り込もうということになった。当初は、それらの処置を施した後、皮膚の上に美容成分を塗布していたが、薬剤のロスが多い割には、皮膚への浸透が少なく、効果も大きなものはなく、個人差があった。

そこで、美容成分を直接皮膚に送り込むためにメソセラピーを改良し、注射する層や針の太さ、さらに一か所に注射する薬液の量とその成分を変更して、行われているのが水光注射。

水光注射の初期のうちは、非架橋のヒアルロン酸(柔らかいヒアルロン酸)のみの注射であったが、現在行われているものは、ヒアルロン酸を主体としつつ成長因子やボトックスなど、各クリニックによってそれぞれ様々な成分を混合している。また、皮膚に注射する深さも、表面から1㎜から2㎜の間で、顔面の部位や皮膚の厚さによって使い分ける。効果の持続は、短いもので約2週間、長いものでも約3か月とされている。基本的に、ダウンタイムはほとんどないと言っていい。


水光注射 Mesotherapy関連ページ

水光注射 Mesotherapy
水光注射の原理と歴史。表面に塗布するのではなく、直接皮内にヒアルロン酸を注射で入れてしまおうというのが、水光注射の始まり。
脂肪溶解注射 Lipodissolve
脂肪溶解注射は、メソセラピーから分かれて、皮下脂肪の溶解に特化したもの。したがって、メソセラピーの中に、脂肪溶解注射と言う技法があるというのが、正確なところ。
細胞増殖因子 Cell proliferative factor
細胞増殖因子とは、成長因子のこと。成長ホルモンとの混同を招きやすいことや、言葉のイメージの問題で、細胞増殖因子と言われることが多くなった。
植皮術 Skin grafting
植皮術 Skin grafting の種類と、その主な適用部位。分層植皮・全層植皮。昔は、有形皮弁も、有形植皮と言われていた頃がある。
生活習慣病 Lifestyle related disease
生活習慣病 Lifestyle related disease + 肥満 = メタボリックシンドローム とされている。
上眼瞼挙筋 Surerior levator palpebral muscle, musculus levator palpebrae superioris
上眼瞼挙筋 Surerior levator palpebral muscle, musculus levator palpebrae superioris
側頭筋 Temporal muscle (Musculus temporalis)
側頭筋 Temporal muscle (Musculus temporalis)は、3つある咀嚼筋の一つ。他に、咬筋と内側翼突筋がある。
脂肪注入 Lipo injection
脂肪注入 Lipo injection の歴史とその変遷。近年、発達が著しい脂肪注入だが、合併症や副作用についても、多岐に及ぶ。
脂肪吸引 Liposuction
脂肪吸引 Liposuction の重大なる合併症は、その発生率については非常に稀であると言える。しかし、いったん発生を見ると、早期の処置が必要。
スマートリポ Smartlipo
スマートリポ Smartlipo は、最初のレーザーによる脂肪溶解術。大量の脂肪除去に向かないため、今はオリジナル製品は、ほとんど使われていない。
末広型(二重瞼)
末広型(二重瞼)は、目頭側は一重瞼で、目尻側に行くにしたがって、二重瞼の線が出てくる二重瞼のパターン。
ゾル Sol
ゾル(Sol)は流動性があるので、あくまでも液体である。流動性が無いものは、ジェル(Jel)と呼ばれて区別される。
ジェル Gel
ジェル(Gel)は流動性が無い。流動性のあるものは、ゾル(Sol)と言って区別される。高分子化合物の強いネットワークが、流動性喪失の原因。
雀卵斑 Ephelides
雀卵斑は、別名「そばかす」とも言う、シミと痣の中間のような外見。紫外線によって目立つようになる。
脂肪 Fat
脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があり、それらの細胞を脂肪細胞と言う。主成分は中性脂肪・トリグリセリド。
上皮細胞 Epithelial cell
上皮細胞(Epithelial cell)とは、基本的に、人体と外部を隔てる組織の主構成成分細胞。例外的に、内分泌腺の細胞なども含まれるが、発生学的にはルーツは同じである。
上皮化 Epithelization
上皮化(Epithelization)は、感染やそれに伴う不良肉芽の発生によって阻害される。広範囲の損傷に対しては、移植の適応になることもある。
全身麻酔 Genaral anesthesia
全身麻酔(Genaral anesthesia)とは、全身的に、意識の消失・無痛・反射の減弱・筋の弛緩、を伴う麻酔法である。
シリコンバッグ Silicone bag prosthesis
シリコンバッグ(Silicone bag prosthesis)とは、主に豊胸に使用される、シリコン製の人工物。豊胸の他には、最近は豊尻やふくらはぎを太くするために用いられることがある。
しみ Spot
シミとは、老人性色素斑、肝斑、日光角化症、遅発性太田母斑 などを含んだ、皮膚に対する茶褐色ないしは黒色の色調変化を伴う病変の総称である。
繊維芽細胞 Fibroblast
若々しい皮膚(肌)を保つには、真皮内の繊維芽細胞(Fibroblast)の量が多く、活発に活動していることが必要である。
再生医療 Regenerative medicine
再生医療(Regenerative medicine)とは、失われた細胞・組織・器官を、細胞の培養などで作成し、それを移植して機能を回復させる医療のこと。
再建外科 Reconstructive surgery
再建外科(Reconstructive surgery)は、機能重視の整形外科、形態重視の形成外科など、多分野にまたがる医学的概念。
全脊麻(全脊椎麻酔) Total spinal anesthesia
全脊麻(全脊椎麻酔)(Total spinal anesthesia)は、くも膜下腔に局所麻酔薬が浸潤し、中枢神経系の大部分に麻酔が作用した状態。
脊椎麻酔 Spinal anesthesia
脊椎麻酔(Spinal anesthesia)の際には、血圧の下降に注意する。必要に応じて、輸液と昇圧薬で調節する。
神経ブロック Nerve block
神経ブロック(Nerve block)は、神経の伝達路を遮断すること。除痛・痙性除去・麻酔などに用いられる。麻酔の場合、少量の麻酔薬で、通常の局所麻酔よりも広い麻酔範囲を獲得できる。
真皮 Dermis
真皮(Dermis)の構成成分は、細胞としては主に繊維芽細胞。細胞間マトリックスとしては、主にコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸である。
消毒 Disinfection
消毒(Disinfection)とは、感染力・病原性を取り除くことで、微生物を病原性に拘りなく、完全に死滅させることである滅菌とは区別される。
シルエットリフト Silhouette lift (Silhouette suture)
シルエットリフト(Silhouette lift (Silhouette suture))は、特殊な糸で皮下組織を引き上げ、皮膚を切除することなく皮膚のタルミをとる、スレッドリフトの一種である。
切開法 Cutting method (upper blepharoplasty)
切開法 Cutting method (upper blepharoplasty)は、瞼の構造そのものにメスを入れる、根本的な二重瞼作成法である。これに対しては、埋没法と言うのがある。
SMAS スマス
SMAS(スマス)は、表情筋とそれに連なる筋膜を一体としてとらえた概念。フェイスリフトの手術に際して、長期効果の獲得を目的として、皮膚とともに吊り上げて固定する。
セルリバイブジータ Cell-revive-ζ
セルリバイブジータ Cell-revive-ζ とは、従来のPRPに、成長因子の一つであるβFGFを添加したもの。βFGFの調整については、細心の注意が必要。
サイトカイン Cytokine
サイトカイン Cytokine とは、成長因子や免疫物質などの一部も含む、細胞から分泌されて、特定の種類の細胞に情報を伝達する物質。
成長因子 Growth factor
成長因子 Growth factor は、細胞の増殖と分化を促進する物質。美容整形領域では、これらをアンチエイジング目的で使用する。
サーマクール Thermacool
サーマクール Thermacool は、高周波電流を皮膚に照射し、タルミの改善を期待する美容医療機器。1回の処置で効果が期待できる。
スレッドリフト Thread lift
スレッドリフト Thread lift は、糸で組織を吊り上げたり、変形させることによってタルミをとる技術。現在は多種多様なものが存在する。
シワ Wrinkle
シワ Wrinkle は、一般的に加齢によって重症化する、皮膚の線状の凹みのこと。原因は多岐にわたり、治療法もそれぞれ違ってくる。
浸潤 Infiltration
浸潤 Infiltration は、周辺の組織に染み入る様に侵入すること。周辺組織との境界を破壊する。
シリコン Silicone
シリコン Silicone は、化学的には元素の一つだが、美容医療領域では、一般的に、それの化合物であるシリコンゴムのことを指し、長年にわたって手術材料として使用されてきた。