歯科矯正では約1週間おきの通院で最低2年を要する治療が、眠っている間に1日で完了します。また、矯正治療後の、口元の出っ張りや顎のラインの不自然さも修正可能。ブレース(矯正器具)は原則的には不要です。口の中からの手術のため、表面に傷は一切残さず、術後の痛みや腫れも少ないのが特徴です。
受け口治療は大きく分けて歯科治療と外科治療があります。
歯科治療は、歯科矯正です。これは金属製のブレスを装着し、歯の向きを内側に倒すことで症状を改善する方法です。2週間に1回のブレス締め直し来院をして、平均で2〜3年かけて歯の向きを変えます。ブレスの締め直しを行うことで痛み、頭痛など生じ、それが複数年かかるといった、長期間の治療になります。痛み等で途中でやめてしまうと症状も元に戻ってきます。歯科医師からの終了指示があるまで続ける治療になります。
外科治療は、麻酔を使用した外科手術です。
治療法が異なると、当然仕上がりも異なります。仕上がりのご希望によって方法を選択していただく形になります。
歯科治療は、歯の向きを変えることが主体の治療になります。口をしっかりと閉じることができない状態、不機嫌に見える口元の表情、口が自然に開いてしまう状況などは、改善しない可能性があります。更に、骨格は変えてませんので、横顔のイメージ(下あごが前に出ているというイメージ)は変わらない可能性があります。
外科治療は、麻酔を使用し骨格から修正します。口腔内からの手術ですから、顔面にキズが残ることもありません。下顎が歯茎ごと引っ込むのと同時に横顔のイメージも変わります。
まず前歯から数えて4番目または5番目の歯を、どちらか左右1本づつ、合計2本抜きます。抜いた分だけスペースが生じますので、そのスペース分下顎を後ろへ下げる治療です。
歯を抜くことが少し心配かもしれませんが、歯科矯正の場合でも、4・5番のどちらかを抜きます。(歯をずらすスペースがないと、矯正もできません。)
下顎の骨ごと後ろへ下げますので、今まで唇を押し出していた骨格が後退することになり、受け口の症状とそれに伴う口元の形態改善が見込めます。これにより、口元もしっかり閉じることが可能になり、口をしっかりと閉じることができない状態、不機嫌に見える口元の表情、口が自然に開いてしまう状況などは改善するでしょう。
通常は、4・5番のどちらかの歯を抜きますが、受け口の程度が激しい場合、両方の歯を抜き、大きく下げていくことも可能です。手術の程度に関しては、ご希望と現在の状況によって変わります。初診時にご案内いたします。
どちらの治療法でも歯は抜くことになりますが、元々4・5番の歯は、食べたり話したりという機能に支障をきたさない歯です。通常、抜いても大きな問題はありません。
以前に歯科治療を受けられていて歯を抜いている方の場合、残っている歯を抜いてスペースを作ることができます。問題なのは、両方の歯を抜いてしまっている場合です。残っている3・6番の間に隙間がある場合は利用できますが、ない場合治療が困難なこともあります。診察時にご相談ください。
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