高生着率脂肪注入豊胸術で、体型のバランスを一気に整える 4

狭いスペースにたくさんの脂肪を注入すると、どういったことが起こるのでしょうか?それは、注入した脂肪が壊死に陥る確率が高くなるということができます。

つまり、注入した脂肪の多くが無駄になってしまうということです。また、しこりの発生率も飛躍的に増加します。
脂肪吸引で採取した脂肪細胞とその前駆細胞や幹細胞は、周囲の組織から取り外されています。この細胞の周囲の組織というのが、細胞に必要な栄養や酸素を運び、さらに不要な代謝産物や二酸化炭素などを細胞の周囲から取り去る働きをしています。その組織のことを、細胞外マトリックスと呼びます。細胞外マトリックスから取り外された細胞は、そのままではいずれ機能しなくなり、細胞死へと向かいます。そこで、これらの細胞を脂肪組織の中に移植すると、それまでの箇所ではなく、移植されたところの細胞外マトリックスから、必要な栄養や酸素を受け取るようになります。しかし、移植される細胞が大量になると、細胞外マトリックスから受け取るべき栄養や酸素を、移植された細胞やそれまでそこに元々存在した細胞同士が取り合う結果となり、ある限度を超えると、移植された細胞は栄養や酸素を受け取れずに、細胞死に向かい、それがかたまって存在すると、壊死という状況に陥るのです。このようなことが広い範囲で、たくさんの箇所で発生すると、注入した脂肪組織はその体積を大きく減少させてしまい、最終的にはバストのサイズは術前とほとんど変わらないという結果になってしまうのです。