高生着率脂肪注入豊胸術で、体型のバランスを一気に整える 5

また、脂肪組織が大量に狭いところに注入されると、注入された脂肪組織同士が接触して、大きな脂肪組織の塊となってしまいます。

そうすると、塊の周囲に近いところに存在する細胞は、移植された箇所の細胞外マトリックスからの栄養や酸素で生きていくことができます。しかし中心部分の細胞は、栄養や酸素の供給がなく、壊死に陥ることになります。壊死に陥った組織は、壊死が開始されると変性し始めます。変性が起こった組織は、既に自家組織としては機能しませんので、人体にとっては異物として認識されます。人体内の異物については、直径で約30ミクロン以下のものは、白血球の貪食機能によって、その個所から取り去られます。直径30ミクロンよりも大きいものは取り去られずに、その部分に残留します。そして周辺の組織から隔絶するために、その周囲にはコラーゲンを主成分とした膜が形成されるのです。つまり、脂肪組織が大量に狭いところに注入された場合には、このような異物反応も発生することになり、その結果、バストは術前と同じ状態に戻るか、周辺の膜の形成によって、しこりとして認識されてしまうことになるのです。