高生着率脂肪注入豊胸術で、体型のバランスを一気に整える 7

このように、脂肪注入の安全性と効率を考えると、一度にバストに対して注入できる脂肪の量は限られているということができます。そこで、あとはその注入した脂肪のうちの何%が残るかというのが、脂肪注入による豊胸術で、良い結果を出すための決め手になります。

従来の方法によるバストの脂肪注入を行った場合に、注入した脂肪は最高で約30%といった結果でした。この場合、平均的な日本人女性にとって最高の量である、片方につき200mlの脂肪を注入した場合でも、残る量はそのうちの60mlです。この量では、ほとんどの場合はブラジャーのカップサイズのアップには及ばず、ブラジャーのパッド1枚分といったところでしょう。そこで、この脂肪の生着率をアップさせるべく考え出されたのが、PRP(多血小板血漿)の添加です。PRPというのは、患者さん本人の血液の中から血小板成分を取り出して濃縮したものです。これを添加することで、バストへの脂肪注入の生着率は最高で約50%まで向上しました。しかし、それでも注入された脂肪200mlのうち、最高で100mlしか生着しません。これはブラジャーのサイズにすると、およそ1カップ弱といったところでしょう。PRPの添加は、脂肪の生着率をアップさせたことは事実ですが、まだ、目標にはほど遠いというのが事実でした。そこで、次に登場したのが幹細胞の添加なのです。