高生着率脂肪注入豊胸術で、体型のバランスを一気に整える 8

幹細胞とは、いろんな組織の細胞の元になる細胞のことです。人間が成長するときや、怪我などで組織にダメージを負った時には、この幹細胞が分裂して細胞の数が増加し、それらのうちの一部がさらに分化して、元の細胞を補給することで、障害を受けた組織を修復します。

すなわち、この幹細胞が存在するから、成長もするし傷も治るということです。
このような働きをする幹細胞は、体中さまざまなところに存在しますが、成人の場合、その分布が一番多いのが脂肪組織と骨髄です。そこで、脂肪吸引で皮下脂肪を採取してきたときに、その中から幹細胞を取り出し、注入する脂肪に混ぜてバストに注入しようというのが、幹細胞併用脂肪注入です。
注入に使用する脂肪も、幹細胞を取り出すための脂肪も、どちらも幹細胞を含んでいます。しかし、脂肪吸引で採取されたこれらの脂肪には、普通に切除して脂肪を取り出した場合に比べて、幹細胞の含有量が約半分しか存在しないのです。そこで、その差である半分を補ってやることで、注入した脂肪の生着率を高められないかということが考えられたのです。この方法は、注入した脂肪の生着率を60%から最高で70%にまで高めることができました。しかし、この方法には大きな欠点がありました。