高生着率脂肪注入 豊胸術の手順~理論的・手技上のポイントを中心に

高生着率脂肪注入豊胸術の手順について、その概要を、理論的・手技的なポイントを解説して記します。

1)脂肪吸引
まず、脂肪吸引を行います。その際、注入する脂肪だけでなく、幹細胞を分離するための脂肪も、同時に採取します。

2)脂肪吸引で採れた脂肪を、幹細胞抽出用と、注入用に分ける。
幹細胞を取り出した後の脂肪は、バラバラになっていて、注入には使用できませんので、破棄します。したがって、吸引した脂肪は、注入用と幹細胞抽出用に分ける必要があります。

3)両方の脂肪を、遠心分離して濃縮する。
脂肪吸引で採取した脂肪には、壊れてしまった脂肪細胞や、麻酔薬・生理食塩水などの、生きた脂肪組織以外の成分が含まれていますので、これを取り除いて濃縮します。

4)幹細胞抽出用の脂肪から、幹細胞を取り出す。
脂肪組織を細胞単位でバラバラにする過程です。それぞれの細胞は、比重が異なりますので、再び遠心分離して、幹細胞層だけを取り出します。

5)濃縮した注入用脂肪に、4)で取りだした幹細胞と、WPRPFを混合する。
注入用脂肪に、幹細胞と、幹細胞の分化・増殖を促進させる働きのある、WPRPFを添加して、混合します。

6)バストに注射する。
一気に注射するのではなく、0.1cc未満の量を、少しづつ、いろいろな層と位置にまんべんなく注射していきます。