顎を短く・小さく1

受け口手術の段修正

あごを短く小さくする手術を受けたモニターさんです。当院での手術の前に、他院にて、下顎に対して受け口の手術を施行されています。その際に、下顎の骨の処理が不十分だったために、唇と顎の間に、不自然で鋭角的な段がついています。

今回は、この段の修正と同時に、顎を短くする手術を行っています。写真は順に、術前・術後1か月・術後3か月です。
顎が前に出て大きいと、男性的な風貌になります。特に、顎先に丸みではなく、太さがある場合、そのような傾向になるようです。実際、女性的な可愛らしさのある顎というのは、短くて細いという特徴があります。したがって、女性的な可愛らしさを出すためには、顎は、細く小さくなければいけません。こちらのモニターさんの顎先の処理は、顎の骨を切除して小さくし、さらに削って、その過程で、顎先を細くしました。
また、受け口の手術でこのように鋭角的で不自然な段がついてしまう原因は、手術の際に歯の位置の修正のみにとらわれ、外見的な美的状態を考慮しなかったためです。具体的には、骨の段の処理を全く行わず、段をそのまま残してしまっていたり、その部分の骨と骨の間に大きな隙間ができても、そのまま手術を終了したりしたということです。咬合に関連する、歯の位置を中心とした顎骨の手術に関しては、(歯科)口腔外科医は美容外科医よりも一日の長があります。しかし、術後の長期経過を通じての顔貌の変化に対しては、どうしても美的感覚が欠落している場合が多いように見受けられます。この症例では、受け口の状態そのものに関しては成功を収めていますが、美容外科手術としては、失敗例に属すると思われます。