学会の二日目は、手術の講義と供覧。つまり、ライヴ・サージェリー。講義と、参加者をアシスタントにつけての手術を行う。手術は私が説明しながら行い、やはりカメラで講義室に中継されるというモノ。私の担当内容としては、今回は二重瞼とバッカルファット。症例数は合計5例となる。
講義は時間内に次々と終わっていくのだが、やはり質問を受けながらの手術は、どうしてもいつものリズムとは違い、途中で手を止めたり、現場で借用した機器が使いにくかったりで、時間的には押してしまった。しかしながら、時間オーバーは約1時間程度。例年、3時間や4時間はオーバーしていったことを考えると、講義を2日間に分けて行ったのと、1日目の解剖実習が、参加者たちの理解を助けていたのが、進行に大きく影響したようだ。ただし、ランチタイムは当初1時間予定されたいたのが、ほぼなくなってしまって、Dr. Galvezの講義が一コマ、ランチョンセミナーみたいになってしまった。私も、主任教授・名誉教授とともに、主任教授室でデリバリー弁当を食べる。
そして無事終了後には、たくさんの参加者から記念撮影をリクエストされた。一部はここで紹介できるが、何人と撮影したか、覚えていないほど。こういった写真が、彼らの診察室に大きく引き伸ばされて掲示されるのかと思うと、なんとなく気恥ずかしさはある。
さて、学会終了後は打ち上げの宴会。マニラ病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科・顔面形成外科の医局関係者が一堂に集って大宴会。場所はロドリゲス名誉教授がオーナーの、シーフード・レストラン。今日は名誉教授の驕りらしい。
1階の市場で素材を選んで、2階のレストランで調理してもらう形式なのだが、様々な食材が、いろんな調理法で出てくる。生牡蠣もあったが、これだけはちょっとヤバそうだったので、食べたふりだけしてパス。
通常のフィリピン料理のように、フォークとスプーンを使って食べていたら、Dr.Galvezもロドリゲス名誉教授も、「シーフードはどんどん手を使え」と教えてくれた。遠慮なく、手でムシャムシャといただきました。