MIFAS part 9 第9回最小侵襲顔面美容形成外科 2

学会2日目。いつものように、2日目はLive surgery (手術実技供覧)。先方のリクエストは、必ずダブル・クイック・ツイスター法が入る。もう、Aesthetic surgery journalに発表してから、10年近く経っているのだが、ASEAN諸国の医師たちからは、絶大な人気がある。特に、中華系の患者さんたちからは、支持を得ているようだ。或る医師によると、通常の埋没法から、このダブル・クイック・ツイスター法に術式を変更してからは、本当に再発が減少したとのこと。さらに彼は、それまでは、再発に対する保障を1年しか付けていなかったのを、3年間の長期保証をつけるようになったそうだ。3年間の保証というのは、彼の診療圏の範囲では最長らしく、かなりの患者が彼の手術を希望しているということ。発明者の私としては、嬉しいやら羨ましいやら。 

この写真は、顔面の麻酔法についての内容です。

2日目終了後は、医局と関係者を挙げての打ち上げ。場所は、Tipsy Pigという、豚肉料理専門店。日本でも、南部にあたる沖縄や鹿児島あたりは、最近はブランド牛なんかもあるが、昔からのたんぱく源としては、牛肉よりも豚肉がメイン。南洋の島嶼国家であるフィリピンも同様で、伝統的な料理は、シーフードの他は、豚肉の料理が多い。そしてこのTipsy Pigは、それらをアレンジして、お洒落で現代的な、モダン・フィリピーノとして提供している。

レチョン・カワリという、豚の皮のカリカリ揚げ。ソースはアンチョビで、それは一般的なレチョン・カワリと同じなのだが、北京ダックのように、包んで食べる。

盛り付けなどもお洒落。アンチョビソースは、生クリームでまろやかにしてあり、生臭さは全くない。

下は、一般的なレチョン・カワリ。かなり違う。そして、モダンなのがよくわかる。

その他の料理の数々。とても、これまでの一般的なフィリピン料理とは違って、お洒落でモダンな雰囲気。全体的に茶色いのは、肉料理なので致し方ないところではあるが。

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と、いうことで、最近のフィリピンでは、マニラだけかもしれないが、料理自体もかなり変わってきている。でも、ドリンクはやっぱり、これでしょう。