タイの学会へ (MIPS Thailand +Update in dermatologic surgery) 9

手術のライヴ・デモの後、見学に参加したドクターたちとともに、昼食をとった。様々な専門のドクターたちとの昼食は、美容外科の話題を中心に、それぞれの専門領域からのいろいろな見解を聞くことができ、非常に興味深いものだった。


特に耳鼻科のDrは、Stemcell(幹細胞)に関する研究も行っていたため、皮下脂肪の除去法について、幹細胞による再生機序などからの見地を熱く語っていた。
昼食が済んだら、MIPS(最少侵襲形成外科)の学会会場へ向かった。このMIPSと言う学会は、発祥地は韓国である。韓国の形成外科医と皮膚科医が中心になって、眼科・耳鼻科・外科などのDrたちも集合し、専門領域の垣根を取り払って設立された学会である。そのムーヴメントを継承して、今後、韓国やタイだけでなく、アジア諸国で次々に開催される予定である。韓国では毎年の開催が通常で、その他の国は今年始まったばかりである。韓国国外での開催は、ここ、タイが最初。今年は韓国での開催以外に、すでに上海での開催が予定されている。中国での開催は、学会の進行などの上で、非常に心配があるのだが・・・。
MIPSの会場では、香港のDr. Lamと再会した。彼はフィリピンでのMIFASで、私がDST法や金の糸の手術を手ほどきした仲である。香港はセントラル地区で開業していて、皮膚科医・美容外科医として活躍している。彼の診療の中では、金の糸が大ブレイクし、かなりの成功を収めているという噂である。
MIPSの内容としては、やはり韓国でのMIPSとカラーが非常によく似ていて、Minimally invasive(最少侵襲)ではなくて、Maximum invasive(最大侵襲)のテクニックも多く発表されていた。やはり、形成外科医の発表は、Minimally invasive(最少侵襲)と言うものとは程遠いかもしれない。
MIPSの会場を後にした私は、会場周辺の観光に。この辺の観光は、やはり船に乗って行くのが便利である。川沿いに観光名所が集まっているからだ。
船から市街地を望む
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船の船外機は、自動車のエンジンを改造したもの・・・・・ではなく、自動車のエンジンそのものをむき出しのまま使用している。
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有名な仏塔。隣には5歳から入学するという、仏教専門学校もあった。生徒たちは皆、タイ式の袈裟に身を包んでいる。
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その有名な仏塔の前で
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日本語が堪能な、タイのレーザー・ディストリビューターの方と一緒に。彼女が滞在中の世話をしてくれた。前日のマッサージ店も、彼女の紹介。
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そして、同行したレーザー・メーカーの社員の方と。
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「タイの学会へ (MIPS Thailand +Update in dermatologic surgery) 9」への3件のフィードバック

  1. ペコ より:

    ステキな写真ですね★

  2. 一児の母 より:

    次の海外日記はいつですか??
    楽しみにしています。

  3. dazzle より:

    楽しそうですね。

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