若ハゲは前立腺がんになりやすい?

前立腺とは、男性にしかない臓器で、精子に前立腺液を供給して、精液とするための器官です。人体の御多分にもれず、ここにもガンは発生することがあり、これ前立腺がんと言います。


この前立腺ガンですが、乳がんや子宮体がんが女性ホルモンに大きく影響を受けるのと同じように、男性ホルモンの影響が強く、治療には、男性ホルモンのブロッカー(作用をなくす薬剤)が用いられます。
一方、若ハゲについても、男性ホルモンの影響が強いと言われています。簡単に言うと、男性ホルモンの代謝産物が、頭髪の毛根に作用して、脱毛を促進すると言うものです。
そして、このほど、これらの前立腺がんと若ハゲの関連が、疫学的調査で指摘されました。つまり、「若ハゲの人は、前立腺ガンになりやすい」ということです。このことは、プロペシアの服用で、前立腺がんの予防ができるかもしれないと言うことを示唆しています。
と、いうのも、プロペシアは元々、前立腺肥大の治療薬として治験が開始されたものですが、治験中に、髪が生えてきたということで、男性型脱毛症の治療薬として発売された薬剤だからです。作用的には、5α-還元酵素を阻害して、DHT(ジヒドロテストステロン)(男性型脱毛症の原因物質)ができるのを少なくします。つまり、男性ホルモンに作用する薬剤なのです。
今後、プロペシアが、若ハゲ治療だけでなく、前立腺ガン予防薬として脚光を浴びることになるかもしれません。
http://www.modernmedicine.com/modernmedicine/Modern+Medicine+Now/Androgenic-Alopecia-Tied-to-Prostate-Cancer-Risk/ArticleNewsFeed/Article/detail/709275?contextCategoryId=40174

「若ハゲは前立腺がんになりやすい?」への1件の返信

  1. ペコ より:

    「若ハゲの人は、前立腺ガンになりやすい」
    始めて聞きました!!
    ガンを予防ができるのなら、予防薬を作って欲しいものです・・・

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