受け口手術と同時に、顎を細くした症例

術前の、口角が下がって「への字」に結んだような唇は、術後は口角が上昇し、にこやかな印象が出ました。この受け口の手術は、目や鼻の手術のように、まるで別人のようになれる手術ではありませんが、本人の顔立ちのいいところを十分に生かし、よりよい印象を演出することができる手術です。また、同時に顎の輪郭形成を加えれば、細い現代的な輪郭と、引き締まった口元の両方を同時に手に入れることができます。

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受け口の手術と同時に、顎を短くして後ろに移動

受け口の手術や、エラの手術などは、当院では基本的に全身麻酔で行います。全身麻酔を使用する理由はいくつかあります。受け口の手術の場合には、切開は口の中の粘膜の部分になります。そして、そこから骨に到達して、下あごの骨を切除したり移動させたりします。手術に際しての出血量は多くはないのですが、骨を切る操作を伴うため、それに際しての振動や音など、精神衛生上よくないことも多い手術になります。

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受け口手術~顔面全体に及ぶ美容効果

受け口の手術は全身麻酔で行います。手術法としては一般的に、4番目の歯(第一小臼歯)を抜歯しします。その後、その抜歯した隙間の部分の下にある骨を切除し、前歯と犬歯をつけたまま、横向きに骨を切ります。横向きの骨の切開は、切除した骨のあった部分と繋げます。その後、犬歯と前歯は、骨ごと後方に移動させます。きちんと予定の位置に移動したら、骨を固定して、犬歯と第二小臼歯の根元をワイヤーで結び、傷を縫合して終了します。基本的には、切開は口の中ですから、表面からは見えません。また4番目の歯は、歯科矯正治療の際にも抜歯することが多く、一般的には、咬合(かみ合わせ)にあまり影響のない歯であるとされています。

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