怒涛の中国編 第2回アジア美容外科学会 2009.11.07 その1

ソウル経由で昨日、中国は鄭州(日産の工場があるのですが・・・)に着きました。現地時間午前11時です。
学会に参加する韓国のドクターたち大勢と一緒の飛行機でした。空港に降りてみて、ちょっとびっくり。人があまりいない。


空港に設置されていた、学会のカウンターでサインして、みんなでバスに乗り込んでホテルに向かう。学会自体はすでに始まっているのだが、まずはホテルにチェックインしてくれとのこと。ホテルに着いたのは1時。学会専用の特設カウンターでチェックインを済ませる。なかなか気が利いているではないかと思ったのもつかの間。部屋でくつろいでいると、内線が鳴る。
「2時に学会場行きのバスが出ます。すぐにロビーに降りてきてください。」とのこと。時間は既に1時55分。チェックインの時には、そんなこと何も知らせなかったくせに!5分で準備できるかい!
今思えば、これが中国なのである。相手のことは全てお構いなし。係の人間は、命令されたことだけはやるが、あとは何も知らないし、知らされてない。暇があればすぐにさぼる。疑問に思っても、尋ねない。というか、疑問にさえも思わない。
「じゃぁ、できるだけ早くいくょ」
と答えて、準備してロビーに降りると、バスは出発済み。
「今日は学会行かずに、ゆっくりするか」
と思って、部屋に帰る。Youtubeでも見ようかと思って、クリックしてみたが、繋がらない。YoutubeのTopに行ってみたら、やはり繋がらない。そうか、Youtubeは中国では全国的に禁止サイトなのだ。そういえば、Googleも一部禁止サイトだと聞いたことがある。
そうこうしているうちに、何だか寒くなってきたので、エアコンのスイッチを入れてみた。いつまで待っても、部屋が暖まらない。吹き出し口からは、暖気ではなくて普通の風。壊れていると思って、部屋を変更してもらうためにフロントに連絡する。すると、
「ハウスキーピングに確認させます」
とのこと。約3分後に係が到着。すると、
「現在、エアコンは全館使用できません」
と、ぬかすではないか。そして、掛け布団を置いていった。
「まてよぉ~、やたらとにこにこして置いていきやがったなぁ。」
嘘つき中国人には、日本の国内でも多数遭遇しているので、これは裏を取る必要があると思ったので、フロントまで出向いて、事の顛末を一番偉そうな奴に伝えたところ、どうやら本当に、この季節はエアコンが稼働していないらしい。その時には100%信じることができなかったが、別のフロアーに泊っている友人のDrの部屋に、その日の夜に訪問した時に、やはりエアコンが効かないので、本当だと判明した。
一応、国内資本の中では、鄭州ではNo1のホテルである。それなのにこんな具合である。日本ではビジネスホテルでさえ、1年365日、冷暖房どちらも使えるのが当たり前なのに。
壁には大理石をあしらい、ぱっと見は立派なホテルである。しかし、エレベーターの鏡の壁は汚れており、部屋の窓枠は荒っぽくコンクリートで塗り固めてはめてある。廊下の壁の大理石は、ところどころ端の方がはげ落ち、実は大理石風の貼りものを施したコンクリート板であることがわかる。まさしく張りぼての高級ホテルなのだ。
中国初日、空港を降り立ってからたった5時間で、この国に対する印象は、既に5段階評価の2であった。

「怒涛の中国編 第2回アジア美容外科学会 2009.11.07 その1」への2件のフィードバック

  1. うさぎ より:

    さすが、中国って感じですね!!

  2. ペコ より:

    さすが中国デスネ・・・

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