幹細胞は、脂肪細胞に分化するのと、それ自身が増殖して幹細胞になることの、主に二つの経路を辿っていきます。そこで、この幹細胞の分化と増殖を促進してやれば、少ない幹細胞の注入で、より多くの脂肪細胞を獲得できるということです。
そのためには、注入する個所に、多くの成長因子が持続的に留まっていることが必要です。そこで、PRPに成長因子を添加し、幹細胞と脂肪組織に混合して注入しようということです。
これで、注入する幹細胞の数を少なくすることが可能になり、したがって、原法では注入量の最低4倍は必要だった脂肪吸引による脂肪採取量を、かなり絞ることができるのです。そのことは、前述の通り、吸引できる脂肪が少ない患者さんでも、幹細胞脂肪注入による豊胸術を受けることができるということになります。
注入量がちょうどの量ですむんですね。
取る量が少なくて、入れた量が減りにくい・・・ということですよね?
うれしいことですね。
細い体型の方でも脂肪注入が受けられますね。