今度の海外出張のために、Webでチケットを予約するため、パスポートを出してきてふと眺めると、今はもう発給を受けることのできないVISAを発見。
♪パスポートのページに刻まれた シリア行きの査証
4年前は有効だった ご自慢の査証さ
学会講演、招聘されて 申請した査証さ
今は、もお、貰えない、シリア～行きの～査証～♪
（「大きな古時計（おじいさんの時計）｣のメロディーで）
このビザを携えてシリアを訪問したのは、もう4年前のことになるということが分かる。そして私が帰ってきてから、約1か月後にシリアが荒れ始めた。郷に入らば郷に従えということで、海外を学会などで訪問する際には、できるだけ現地に溶け込むようにしている。シリアでは、頭にはターバンを巻き、現地で調達した白い現地の服に身を包んで街を散策した。そうすると、店に入っても話しかけられるのはアラビア語。外見は完全に現地に溶け込んでいたということが分かるが、アラビア語は解らない。だから、英語でお願いした。すると「Turkishか？」と、よく訊かれた。「Japanese」だと答えると、びっくりしていたが、今思えば、Turkish（ターキッシュ）じゃなくて、DAIISH（ダーイッシュ）かと訊かれていたのかもしれない。因みに、DAIISH とは、ISILのことだ。