フリータイム3日目。再び、ミラノの街中を、トラムを乗り回しつつ、歩きまわる。夕刻には空港に向かわなければならないので、荷物はホテルのクロークに預け、しっかりと腹ごしらえしてから出発。
早朝に、ホテル前からIsola地区のアーティスティックなビルを望む。このビルは、確かエコ建築の何かの世界大会か何かで、優勝した物件らしい。
ホテルの目の前が、トラムのターミナルの一つなので、便利。この日は、いわゆる乗り鉄。一日乗車券は便利。 主要なところでは、トラムを降りて散策。
ミラノ中央駅近辺をウロウロ。この辺は、結構庶民的。売ってるものも、若者向けか?
イタリア海軍オフィシャル・ファッションブランドだそうな。
たぶんOBが創業して、名前の使用料を隊友会みたいなところに寄付してるのか?
全く別の店なのだが、オシャレなスーツ。
しかし流石にこの柄は、日本では着る機会がなさそう。
ちょこっと、東のほうへ再び乗り鉄。路面電車も、少し中心部を外れると、このように植栽の中を、専用の軌道で走るようになっている。
昼食は、中央駅の近く、Buenos Aires通りに戻ってきて、摂ることにした。
ネット上でも評価の高い、Non solo lessoという店に、12時過ぎに予約なしで突撃。お客は、私の他には、まだ2組だけだったので、すんなり着席。テーブルには、ちらほらとPrenotato(Reserved=予約席) というのが置いてあった。
ランチには何がお勧めか、尋ねてみると、「うちの店はディナーもランチもLessoがおすすめさ」との事。したがって、Lessoのランチセットを注文した。因みにLessoとは、肉主体のポトフのようなもの。「豚肉は大丈夫か?」と、店主に尋ねられた。どうやら、私はイスラム圏の人間に思われていたようだ。ランチのセットは、野菜主体の前菜がビュッフェ。つまり、食べ放題。
ミラノに来て、野菜不足だった私には、嬉しい前菜だった。
グラスワインと共に前菜を食べていると、メインのLesso(レッソ)が運ばれてきた。深い器に、山盛りの肉、肉、肉。 期待通り、何ともボリューミー。
これが、この店の名物、Lesso.
軽く、日本盛りの3倍はある。
モリモリと頂いていると、店主が、「日本人か?」と、尋ねてきた。ミラノに来て、私が日本人であるということがわかった人は、この人が初めてだった。「そうだ。どうして分った?」と尋ねると、食事が静かで、食べ方がきれいだとのこと。前に訪れた日本人たちに、感謝である。
日本の友達から貰ったと言って、店に並べてあるボトルを見せてくれた。
ランチタイムの後は、再び乗り鉄と散策。
再びDuomoやGaleriaのある中心部まで来てから、ブレラ地区・ブレラ絵画館に来た。

中では、名画の修復を行っていて、見学できる。観光客に混じって、たくさんの画学生の出入りがあったのが印象的で、通常の美術館とは、やや趣を異にしていた。
ブレラ地区のカフェで一服。
次に、ポルタ・ガリバルディ方面に向かって歩く。観光用の電動自転車レンタルを発見。トラムを乗り回すのでは無ければ、これはお勧めかもしれない。
ホテルでトランクをピックアップした後は、Milano Cadorna駅からMalpensa expressに乗って、Malpensa空港まで。
帰りは、ドーハ乗り継ぎで、羽田までB787。偶然、機長は知り合いのキャプテン船野。ファーストクラス並みの快適なシートで、ぐっすり休めました。