ギリシャ・テッサロニキ 3 いよいよお仕事

報道の通りならギリシャと言う国は破産しそうで、ちょっと前の、北海道は夕張のような感じで、それが巨大であるというのを予想していた。しかし、人々は楽しそうに夕食を楽しみ、そして比較的夜遅くまで出歩いている。治安のほうは保たれているようで、特殊な仕事でもなさそうな、若い女性でも、夜の独り歩きをしている。たしかに、警察や救急車のような緊急車両の出動も目にしない。


さて、いよいよ学会のお仕事なのだが、2つの病院を回らなければならない。一つは、街中の中心街。日本でいえば、いわゆる「ビル診」と言ったところなのだが、ワンフロアーだけ借りてやっている個人病院ではない。内科・外科から眼科・耳鼻科まで、それぞれのフロアーに分かれていて、薬局・レントゲンなどの検査室・手術室などは共有している。病室も、短期入院用なら準備されていた。つまり、総合ビル診。一見、病院のようで、病院でない。外科系だけの視点から見れば、アメリカの外来手術センター(サージェリーセンター)のような感じ。
玄関付近は、伝統的な建築様式を模したオフィスビルに、看板を取り付けた感じ。
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ちなみに、中心街にほど近い付近の道路は、駐車禁止区域ではないようで、路上駐車のやりたい放題。
別の方向から見上げると、確かに医療機関らしさがある。
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玄関を入ると、案内板がある。しかし、ギリシャ文字のアルファベットで、何が書いてあるのだか、見当がつかない。
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今日は自由に使ってくれと言って、一部屋与えられた。
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普段は客員医師が使う診察室とのこと。あまり敷地自体は広くないビルで中も狭いのだが、応接セット付の広い部屋。
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ここで、今日の手術患者の診察を一通り済ませて、手術室に。
まずは患者さんに、手術計画に則って、座った状態で印をつけていく。
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それから、手術計画や方法の概要を、レクチャーする。ちょっとした講義のような雰囲気である。それから手術に入る。
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参加したDr.たちとともに、お決まりの記念撮影。
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