19×3.5センチの色つき花柄の刺青が二の腕にあるんですけど、一回の手術で終わりますか?

刺青(入れ墨)の除去法ですが、大きく分けて2通りの方法があります。1つは、レーザーを照射し、色を薄くしていくレーザーによる処置と、もう1つは、切除法です。レーザーですと、早い方で5~6回程度です。切除法ですと、この場合は1回もしくは2回の手術になるかと思われます。
以下、簡単にレーザーと切除法のご案内をさせて頂きます。
レーザー治療は、クリーム麻酔を処置部に塗布し、レーザーを照射していきます。処置後の生活制限は一切ありません。ただし、照射後1週間は入浴時のゴシゴシ洗いは避けてください。レーザーでは1度で落とすのには無理があります。照射をすればするほど色が薄くなりますが、処置をしながらでないと、何回照射が必要なのかは分かりません。黒一色であれば、早い方で5~6回程度です。ただし、仕上がりは、何もなかったかのような状態にはならず、うっすら残るくらいとお考え下さい。およそ1ヶ月から2ヶ月ごと照射のたびに費用が必要です。レーザー治療は、一度で取り除くことが不可能なため、時間はかかりますが、日常生活の制限がないため、スケジュール調整が難しい方におすすめです。
切除法は、局所麻酔後、刺青(入れ墨)部分の皮膚を切除し、縫合します。切除という手段を用いる以上、キズは残りますが、色の残りは一切なく、1本の線のようなキズのみです。刺青(入れ墨)の範囲が大きい場合、切除法も複数回に分けて行うケースがあります。これは大きく切除しすぎると皮膚の余りが足りず、キズが広がってしまう可能性があるからです。複数回に分けて行う場合でも最終的に1本のキズに仕上がるようにします。キズが何本も出来る仕上がりにはなりませんのでご安心下さい。キズの位置、でき方は刺青(入れ墨)のある場所、向き、大きさにより異なります。一度確認が必要です。処置後は、3日目にキズのチェック、1週目には抜糸、1ヶ月目に経過検診に来院していただきます。抜糸までの1週間は濡らさないようにして下さい。刺青(入れ墨)除去を早く取りたい方や残さず取りたいという方におすすめです。