受け口手術ですが、1日とはすぐ帰宅できるということですか?傷の完治は何日ぐらいですか? 局所麻酔ですか?

受け口の手術は全身麻酔で行うため1泊の入院が必要になります。翌日の正午頃にはお帰り頂けます。キズの完治ですが個人差ありますが、約3~4ヶ月後には回復します。
受け口治療について少しご案内させていただきます。治療法として、大きく分けて歯科治療と外科治療がありますが、当院で行っているのは、外科的な手術です。
外科治療は、全身麻酔を使用した外科手術で1泊の入院が必要ですが、1日で治療は完了します。外科治療は、麻酔を使用し骨格から修正いたします。口腔内からの手術でお顔表面にキズが残ることもありません。まず前歯から数えて4・5番目の歯をどちらか左右1本づつ抜きます。抜いた分だけスペースが生じますので、そのスペース分下顎を後ろへ下げる治療です。下顎ごと後ろへ下げますので、今まで唇を押し上げていた骨格が下がることになり、受け口の症状とそれに伴う口を閉じられない状態の改善が見込めます。
通常は、4・5番のどちらかの歯を抜きますが、受け口の程度が激しい場合、両方の歯を抜き、大きく下げていくことも可能です。手術の程度に関しては、ご希望によっても変わります。診断時にご案内いたします。
手術を受ける際には術前の準備として、レントゲン・心電図・歯型・血液などの検査が必須となります。単純な二重手術などとは異なり、カウンセリングも複数回必要です。手術にあたっては、事前に入念な調整が必要です。
術後は、3日目と1週間目に口腔内のチェックに来院していただきます。この間は流動食のみの摂取となり、毎食後のうがい、歯磨きの一部制限等の生活制限が生じます。1週間後のチェック後は、上記の制限が解除となります。あとは、2週間・1ヶ月・6週間・3ヶ月目のチェックで最終終了となります。