シリコンバッグによる豊胸術の脂肪注入による修正

Q:シリコンを取り除いて、脂肪注入をするとしたら、費用はおいくらほどかかりますか?その場合のデメリットがあれば教えてください。


A:現在、入っているバックを抜去し、脂肪注入をお考えのようですが、デメリットとしては、脂肪吸引とシリコン除去の2つの手術を同時に施行する必要があることです。そして費用的には、注入する脂肪がどれほどの量が必要かと言うことによって、違ってきます。つまり、脂肪吸引を行う範囲が、それによって大きく違ってくるためです。また、脂肪吸引を行う範囲というものも、その人の体型に左右されるところがあります。肉付きが悪く、皮下脂肪層が全身にわたって少ない方の場合には、広い範囲で脂肪吸引を行う必要があり、しかも、皮下脂肪層が分厚い方に比べて、術後の凹凸を作らないように注意を払って、慎重な脂肪吸引が必要になります。また、バストへの脂肪注入の場合には、しこりを残さないようにするために、脂肪を小さな粒に分けてバラバラに注入する必要があります。そのことから、しこりを作らない安全な脂肪の注入量に限界があり、大きなシリコンバッグが入っている場合には、術前と全く同じボリュームを出すために、2回以上に分けて脂肪注入を行う必要がある場合があり得ます。