40歳代前半の、成長再生豊胸Fを5セット受けたモニターさんです。豊胸とともに、張りを戻したいということでの受診でした。授乳経験のある方ですので、成長再生豊胸Fを5セット受けた後も、難なく経過し、術後の写真は、処置後3ヶ月となります。
この年代で多い希望は、所謂、「張り」を取り戻したいというものです。実際に、授乳によって張りを失い、更に加齢によってそれに拍車がかかったという経過が多くみられます。その場合、やはり原因としては、皮膚の伸びと、乳腺を支えている靭帯の緩みが関与しています。
授乳によって伸びてしまった皮膚は、授乳前の状況にまで戻すには、やはり切除手術しかありません。しかしその場合、どうしても、バスト自体に傷を残す形になります。また、靭帯の緩みを治すには、特殊な糸を使用して、靭帯の代わりをさせる方法があるのですが、皮膚が余っている状況では、バストに不自然な皺を造りかねません。したがって、それらの構造を直接修正するというよりも、皮下脂肪や乳腺を大きくしてやって、相対的に、皮膚の余りや人体の緩みをカムフラージュするほうが得策かと思われます。