タイの学会へ (MIPS Thailand +Update in dermatologic surgery) 2

シートを倒して睡眠につくといっても、羽田~バンコクのJAL便は、深夜のフライトなのに、ビジネスクラスのシートが近距離路線用。したがって、国内線のスーパーシートと何ら変わりない。


足元はスーパーシートよりもかなり広いのだが、リクライニングが窮屈だ。離陸後は、ちょっとしたスナックという感じで寿司が出たのだが、それを食べてからすぐに睡眠薬を飲んだ。おかげで、朝食が出るまでの間はぐっすりと眠ることができた。
現地時間午前5時30分(日本時間は7時30分)に、定刻でバンコクに到着。飛行時間は6時間半。したがって、眠ったのは4時間半くらい。ちょっと眠いが、迎えが来ていて、すぐにホテルの部屋を使えるらしいので、ホテルで休もうと計画する。
バンコクの空港の税関や検疫を通り、待ち合わせ場所である税関出口の4番まで移動した。ここで、私の名前を書いたカードを持って、むかえの人が待っているはずである。しかし、見当たらない。時間は5時45分。まぁ、タイは東南アジアなので、30分は時間に遅れるのが当たり前か?と思いつつ、気長に待つことにする。空港内のコンビニでミネラルウォーターを買って、チビチビと飲む。500ml入りが8バーツ(約30円)。6時になったが、迎えは来ない。仕方ないので、空港内のWi-fi接続サービスを1時間だけ購入し、PCでメールをチェックしたり、メールの返信を打ったりする。6時半になっても、誰も来ない。そこで、バンコクの、迎えを寄越してくれると言っていた業者の人に電話する。電話の音が非常に小さく、しかも先方はタイ訛り、当方は日本語訛りの英語でやり取りするので、なかなか意思がしっかりと伝わらない。どうやら、すぐに迎えを出発させるそうで、あと30分待ってくれとのこと。「おいおい、忘れてたんかい!」と思いつつ、待つことに。7時30分頃になって、ようやく迎えの人物がやってきた。しかし、英語があまりできない。すると、すぐに先ほどの電話の相手から着信。迎えの人物に電話を代わって、どうやら本物の迎えの人であることが確認できた。タイは比較的治安のいいところなので、このように迎えの人物まで疑う必要はないというのは、後で知った。個人旅行で、顔見知りでない人に、「迎えだ」と言われて、のこのこと付いていくのは、ほかの東南アジア諸国では厳禁である。犯罪被害者にしてくださいと言っているようなものなのだ。そんなこんなで、無事にピックアップされた私は、約30分のドライブの後、ホテルにチェックインし、2時間ほどの睡眠をとった。
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