タイの学会へ (MIPS Thailand +Update in dermatologic surgery) 5

その後、ホテルに帰って、しばらくゆっくりと昼寝。そして翌日の招待講演の最終準備を行っていると、時間はすでに夕刻になっていた。電話が鳴る。


「先生、夕食の時間ですが、7時にロビーでお待ちしています。」とのこと。怒涛の夕食会が始まろうとしていた。
夕食はシーフード店。エビ・カニの料理が盛りだくさん。特にクルマエビの炭火焼きは、特製のピリ辛ソースにつけると、絶品。やはり新鮮なのだろう。ワタリガニのボイルも同様。昼食と言い、夕食と言い、エビ・カニがふんだんに出てくる。痛風持ちの人には、居場所のない状態である。そしてもう一つ、タイ料理を食べるときの注意事項がある。それは、辛さが料理の外見に釣り合わないということだ。辛いのもといえば、トウガラシ。トウガラシの色は赤。しかし、赤くないからと言って、不用意に食べると、激辛だったりする。そう、緑色のトウガラシが、比較的たくさん使用されるのも、タイ料理の特徴。このシーフードのソースも、外見上は緑色で、一見、キーウィーフルーツのジャムのようである。辛い物がダメな人は、本当に注意が必要だ。そうやって、たっぷりとシーフードを満喫した後は、ホテルに帰って、翌日のために鋭気を養うことにする。

NEC_0019(3).JPG
大きなレストラン。席数は300ほどか?しかし、お客はタイ人ばかりで、観光客風は見かけない。
NEC_0016(3).JPG
向かって左上は、アヒルのロースト。薄い皮に、ネギとキュウリをいっしょに巻いて食べる。「北京ダックだね?」と訊くと、「いや、バンコクダックだ。」と言う答え。「だから、バンコク風北京ダックだよね?」と、再び訊くと、「そうとも言うかもしれないが、これはバンコクダックだ。」と返ってきた。
NEC_0017(3).JPG
タイ名物「かに玉カレー」。タイ語では、「パップン・カリー」と言うそうだ。辛さはさほどでもないが、ご飯に非常に合う。