タイの学会へ (MIPS Thailand +Update in dermatologic surgery) 6

タイ二日目。この日は学会講演。しかし講演時間は午後4時から。そこで、前日の夕食時に勧められた、タイ式マッサージを受ける。


午前10時からの予約だが、私たちは30分遅れてお店に到着。バンコク名物、交通渋滞のためである。30分遅れて到着したものの、そんなことには慣れっこなのか、お店の人も特別の反応もなく、まさしく「マイペンラ~イ」といった雰囲気。門構えからすると、かなりの高級店らしく、身なりのいい白人やビジネスマンのお客もちらほら見える。それでも、2時間で日本円にして1500円程度と、かなりお得。内容は、力技系のマッサージ。特に最後のほうの、プロレスのコブラツイストのような技をかけて、背骨をバキバキいわせてひねるのは、快感だった。
マッサージ終了後、軽く昼食をとる。クイティオという、米でできたタイの麺類である。この麺料理は、ほんとうに淡白な出汁の中に浮かべられていて、砂糖・魚醤・トウガラシ・酢の、4種類の調味料で、自分で味付けをして楽しむものだ。前日のヘビーなシーフードの夕食から思うと、胃にやさしい食べ物だった。

学会の講演は、15分の枠が一つと、40分の枠が一つの、2部構成。短い枠ではPlasmalipo Facelift (プラズマリポ・フェイスリフト)の概要を講演し、長い枠で、実際の手術手技のビデオを供覧し、ボディーの手術についても症例を供覧した。やはり、日本のテクノロジーを使用した新しい技術ということで、会場内の医師たちは興味津々。そして、症例写真を見て、その効果を実感していたようである。特に、皮膚のたるみを強力に引き締めながら、脂肪層を破壊して人体の形を整えることができるということが、非常に大きな関心事であったようだ。そして、プラズマリポ・フェイスリフトという、新しいコンセプトは、東洋人の傷が残りやすい皮膚に対して、無切開で糸などの異物を使用せずに、フェイスリフトを行うという、画期的な技術として、脚光を浴びていくことだろう。
学会講演終了後、再び夕食会。今度は総勢8名で食卓を囲む。今回のレストランは、やはり地元の人たちの間での有名店。客席が筏のような床の上にあり、大きな池に浮いている。しかも、その池が巨大な生簀なのだ。その生簀からエビやカニ、魚などが引き上げられ、調理されて食卓に並ぶという趣向。まさに、大スケールのタイ生簀料理である。

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タイのお寺。いわゆる、日本式に言えば、この建物は本堂。そのほか、仏塔や宿坊など、同じ敷地に建てられている。こういったところは、日本と同じ。
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夕食のレストラン。この写真の下のほうに見える、客席下の黒々とした部分が、実は巨大な生簀。厨房の前では、ここから食材をすくい上げて調理していた。

「タイの学会へ (MIPS Thailand +Update in dermatologic surgery) 6」への1件の返信

  1. dazzle より:

    マッサージ安いですね。この値段なら、気軽に通えますね。

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