毎年恒例になったMIFAS（Minimally Invasive Facial Aesthetic Surgery）である。主催者はOspital ng Maynila (Manila hospital)である。主催者はそうなのだが、実際に発案して仕切っているのは、そこの耳鼻科・形成外科のNo2であるDr Jay Galvez。
そう、彼は約10年前にうちのクリニックに来て美容外科を勉強した、私の一番弟子なのである。その関係上、やはり彼がMIFASを毎年やりたいと言えば、師匠としては特に支障がない限りは協力したい。そこで毎年9月の下旬か10月にはフィリピンに出発するのだが、あまり弟子に負担をかけたくない。フィリピンの物価は日本の5分の一。最近は為替が円高なので6分の1から7分の1なのではないだろうか？そこで毎年、フィリピン航空ではなくJALのマイレージでエコノミークラスからアップグレードしたチケットを使用することにしている。まあ、そんなことも彼には分っていて、現地では自分の部下を一人、お世話係として貼り付けてくれて、現地の人しか知らないところなどに連れて行ってくれ、さらに思いっきり贅沢をさせてくれる。
MIFASの参加者は、マニラ市立大学の教育病院であるOspital ng Maynila、Quezon city medical centerとMakati medical centerの３つの病院の耳鼻科・形成外科レジデント（専門修練医）とスタッフDr.（教授、准教授、講師など）とそのOBたちはもちろん、フィリピン国外からも参加者を募っている。毎年、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナムなどから多数の参加がある。私としてはJICAの職員になったような気分である。外務省から補助金が出ればいいのだが、何せ内容が美容外科なので、そういうわけにもいかないだろう。
さて、フィリピンに出発するのにJALを使うとなると、セントレアからは便がないので成田に向かう必要がある。名古屋での日曜日午前中の診療を終え、新幹線と京成スカイライナーを乗り継いで成田に向かった。
翌日の早朝の便なので、この日は成田に1泊。宿泊はアパホテル。部屋は非常に狭いのだが、どうせ寝るだけである。素泊まり4000円は都内のカプセルホテルよりも安いかもしれない。しかも大浴場あり。
そして夕食には、かねてより食べてみたかったものがある。「アパ社長カレー」である。このカレー、レトルトカレーなのだが、何が特別かと言うと、あの名物社長の元谷氏の顔がパッケージにデカく露出されまくっているのである。何かと露出の多い社長なのだが、ここまで来るともう嫌味や呆れるのを通り越して応援したくなってしまう。
まずはチェックインしてすぐに大浴場で一風呂浴びる。ラジウム温泉というのだが、都内や千葉県にホットスポットが確認されている昨今は、こんなものの放射能なんか、誤差の範囲にすぎないだろうけど。しかし普段入ることがない大浴場と言うのは気持ちがいい。早い時間なので空いていて、非常にのんびりでき、翌日からの鋭気を養うことができて、何だか満足である。
一風呂浴びた後は早速フロントに出向いて、「アパ社長カレー」を購入。噂通り、社長のご尊顔がパッケージに大きく載っている。一つ３９０円。
ご飯は同じく１階にあるローソンで調達して、どちらも温めてもらった。いよいよ「アパ社長カレー」をいただく機会に恵まれた。ご飯を半分端によけて、レトルトパウチを開いてかける。なかなかいい香り。カレーそのものは伝統的な欧風カレーで、特別辛いことはない中辛。しかし、３９０円と言うレトルトカレーとしては高めの設定だけあって、味はしっかりと追求していて、具もそれなりにちゃんと入っている。少しだがほどよい苦みがあり、これがまたすばらしい味のハーモニーを引き締めている。
ローソンでご飯と一緒に買った唐揚げを乗せてみた。ちょっと微妙である。やっぱり欧風カレーにはトンカツがいい。
その日はおとなしく早めに寝る。翌朝はホテル前から出るシャトルバスで空港に向かう予定だが、出発が６時４０分。６時からの朝食を食べることを考えると、５時半には起床しなければならない。普段なら私にとって深夜の時間帯だ。１１時に就寝した。
ということは・・・フィリピンの楽しい思い出写真UP予定ということですね。楽しみにしてます。
外国にお弟子さんがいてすごいですね。
更新楽しみにしています。
フィリピンへは一度も行った事が無いので、お写真楽しみにしています。