豊胸、あるいは、豊胸手術というと、何を思い浮かべるでしょうか?多分、「シリコン」という言葉を、思い浮かべる方が多いと思います。最近は、美容に関心のある方なら、「脂肪注入」というのもありかもしれません。
豊胸手術というと、シリコンがまず最初に挙がる理由は、どんな形であれ、シリコンを使用する方法が、昭和の初期から行われている方法で、長い歴史があるからでしょう。また、確実に豊胸効果を出すためには、シリコンを使用するしか方法がなかった時代が、長かったのも、事実です。過去には、シリコンジェルを直接バストに注射していた時期もありますが、現在は、この「シリコン」は、袋状になった状態で使用され、バッグ挿入術という手術として、行われています。
次に挙がる「脂肪注入」ですが、これも脂肪吸引が始まった、1970年代(昭和中期)から存在する方法です。しかし長年、確実な豊胸効果を出せる方法ではありませんでした。注入した脂肪の、ほとんどが吸収されて、なくなっていたためです。また、しこりの発生も多く、これが乳がんに間違えられて、乳房を全切除してしまう事件につながって、アメリカで事実上の禁止になっていた時代もありました。しかし、2010年代に入って、幹細胞の応用や、注入する脂肪の加工技術と注入技術の改良を通して、リバイバルし、現在に至っています。
そして最近は、2000年代に流行した、「プチ整形」という言葉とともに、ヒアルロン酸・アクアリフト・アクアフィリング・アクティヴジェルなどを使用した、ジェル注入型の豊胸術も、人気があるようです。ちなみに、ヒアルロン酸以外の、これらのアクアリフト・アクアフィリング・アクティヴジェルは、学会関係から、使用に関する強い警告が発せられ、事実上の使用禁止となっています
そして南クリニックが、世界的に先駆けて提供を始めた、成長再生豊胸。これは、再生医療の研究からスピンアウトした方法です。 当院は、第3種再生医療提供機関(相同利用)として、審査・登録済みです。 これまでの豊胸術が、「何かを入れて体積を出す」というものではなく、成長因子をバストに補充することで、乳房の成長を促し、豊胸効果を獲得するというものです。

成長再生豊胸は、クーパー靭帯に囲まれた乳腺に対しても、その作用を及ぼして、サイズアップを図れます。そういった面では、出産・授乳によってしぼんでしまった乳腺組織を再生する注射ということもできます。また、作用の主体が皮下脂肪組織ですので、乳腺ではなく、乳房全体の再生と言うこともできるでしょう。成長再生豊胸について

 

  • ミニ脂肪注入豊胸術(片胸70㏄) + 成長再生豊胸Wを5回
    In 脂肪注入+成長再生豊胸
    20歳代前半のモニターさんです。出産・授乳の経験はありません。脂肪吸引を太ももの外側1ヶ所のみから行い、バストに注入しました。バストへの脂肪注入量は、片側70㏄のみです。その後、成長再生豊胸Wを5回にわたって行い、結果的にはかなりの豊胸効果が得られています。 […]
  • ミニ脂肪注入豊胸術(片胸80㏄) + 成長再生豊胸Wを5回
    In 脂肪注入+成長再生豊胸
    脂肪注入の量は片胸につき80㏄の、いわゆるミニ脂肪注入豊胸術を行った後、5回の成長再生豊胸Wを受けたモニターさんです。年齢は30代半ばで、出産・授乳経験があります。授乳中はバストがかなり大きくなるのですが、こちらのモニターさんの場合は、授乳中もそんなに大きくはならなかったとのことでした。 […]
  • 片側約200㏄の 脂肪注入 豊胸 + 成長再生豊胸Wを5回
    In 脂肪注入+成長再生豊胸
    こちらのモニターさんは、50歳代前半の出産・授乳経験のある方です。以前、280㏄と、かなり大きなシリコンバッグで豊胸していたのですが、それを抜去して、寂しくなったということで、手術に踏み切りました。元々背も高く、アンダーバストも大きく、年齢も閉経後であるため、1回の脂肪注入だけでは体積が十分に豊胸効果として反映されないことが予想されました。そこで、 脂肪注入 豊胸 […]
  • 片側約190㏄の 脂肪注入 豊胸 + 成長再生豊胸 W を5回
    In 脂肪注入+成長再生豊胸
    脂肪注入 豊胸 と成長再生豊胸Wを組み合わせて行ったモニターさんです。年齢は20歳代後半。未婚で出産・授乳の経験はありません。脂肪注入は片側につき各約190㏄、その後、成長再生豊胸Wを5回行っております。脂肪注入に際しての脂肪吸引は、太ももの外側・内側・前面・膝上・膝内の合計5か所からです。 […]
  • (症例写真)成長再生豊胸Wを10回 その10 (MtoF)
    In  成長再生豊胸W10回
    成長再生豊胸 W を10回受けた、FtoMのモニターさんです。年齢は30歳代後半です。SRS手術(性転換手術・Sexual Re-assignment)済みで、ホルモン補充を継続中です。 […]