(症例写真)成長再生豊胸Fを5セット その8

30歳代半ばのモニターさんです。成長再生豊胸Fは、5セット施行しています。術後の写真は、処置後3ヶ月を経過しています。胸の上のほうから下のほうまで、バランスよく大きくなり、さらに、左右のバランスも整って、経過としては上々と思われます。

こちらのモニターさんは、豊胸目的もありますが、バストの右と左の差を、できるだけなくしたいという希望もありました。そこで、成長再生豊胸Fを施行する際に、右に左胸よりもやや多くの注射液を注入を行いました。結果、ほぼ左右の胸のバランスが整い、形もよく仕上がっています。

バストの左右差と言うのは、気になる方が多いと思います。たいていの方は、右が小さく、左が大きいというものです。これは、骨格の左右差が原因の場合が多いです。たいていの方は、左側に心臓がありますので、左側の肋骨が前に出ています。つまり、胸郭の左側が大きいということです。稀に、右胸心と言って、右側に心臓がある方がいますが、その場合は、胸郭の右側が大きくなります。大きな胸郭のほうの乳房は、中から押し出されたような形で、前に出ますから、そちらの乳房が、反対側に比べて大きくなり、バストの左右差として認識されます。実際、患者さんを診察していても、乳腺や皮下脂肪の厚みなど、乳房そのものの大きさの左右差は、そんなに大きく存在するものではありません。しかし外見上は、左右差として存在し、それを気にしているのであれば、乳房そのものの大きさで調節する形となります。逆に言えば、成長再生豊胸は乳房の組織そのものが成長するため、乳房自体の左右差を造って、外見上の左右差を修正するという、少し逆説的な方法になります。