(症例写真)成長再生豊胸Wを5回 その16

出産・授乳経験のある、50歳手前のモニターさんです。成長再生豊胸Wを5回受けています。目的は豊胸です。最初は、脂肪注入豊胸手術を考えていたそうですが、注入する脂肪を採取することが困難なため、きちんとした豊胸効果を期待できないとのことで、成長再生豊胸を希望されました。

最近の脂肪注入の進歩は、目を見張るものがあり、ここ10年度ほどで、その生着率がかなり向上しました。生着率とは、注射した脂肪に対する、バストで生き残った脂肪の量の割合です。約10年ほど前までは、脂肪注入による豊胸術では、生着率は約30%とされていました。ところが、それから次第に生着率が向上してきて、現在、幹細胞を利用する方法で約60%、コンデンスリッチと言う、SVFを利用する方法で約70から80%となっています。
ところが、痩せている方の場合、脂肪注入で豊胸術を受けようと思うと、採取する脂肪が少ないため、きちんとした効果を期待することができません。また、効果をしっかりと出そうとすれば、それなりの注入脂肪を確保するために、多くの箇所の脂肪吸引を行う必要があります。そして、脂肪注入のダウンタイムと言うのは、バストのほうではなく、主に脂肪吸引の部分が主体になります。つまり、痩せ型の体型の人が、脂肪注入で豊胸したい場合には、痩せていない人よりも、ダウンタイムが長く、厳しいものになりがちだということです。
このように、痩せ型の人にはかなり不利な脂肪注入ですが、成長再生豊胸の場合には、体型が痩せ型であれ、ぽっちゃり型であれ、そのダウンタイムには大きな差はありません。