(症例写真)成長再生豊胸Wを10回 その3

成長再生豊胸Wを10回で豊胸を行い、形、大きさともに、申しぶんない状態になった、50歳代半ばのモニターさんです。腹部やヒップ・太ももにかけては、元々、かなり肉付きの良い方で、脂肪注入による豊胸手術も選択肢ではあったのですが、術後のダウンタイムの関係上、成長再生豊胸Wを選択されました。

こちらのモニターさんの症例写真で、注目していただきたいのは、その豊胸効果はもとより、仕上がりの形です。勿論、術後の写真では、自然な形に仕上がっているのが、どの方向からでもよくわかると思います。そして、その中でも特に、横からの写真から見て取れるのは、乳頭の向きです。術前は、乳頭の向きが下を向いていますが、術後は、乳頭の向きが、やや上を向いているのが、よくわかると思います。

出産・授乳を経て、萎縮した乳房において、最も大きな問題は、大きさはもとより、その形の問題だと思われます。特に一番気にされる方が多いのは、下垂(垂れ下がり)です。これについては、出産・授乳を通して乳腺や皮下脂肪が体積を増したときに、皮膚や、乳腺を支えているクーパー靭帯が、その弾力性を超えて引き伸ばされたために、縮まなくなるのが第一段階。そして次の段階は、加齢によって、皮膚やクーパー靭帯の弾力性自体が低下することです。これらの治療には、皮膚を直接切り取ってしまう方法もありますが、豊胸手術を行うことで体積を増やし、授乳時の体積に近くしてやることで、改善を図れます。成長再生豊胸は、このような豊胸手術と同様の原理で、下垂の改善を図ることができます。

形の問題で、次に大きな問題は、乳頭の向きです。萎縮したバスト(乳房)においては、乳頭の向きが下を向く傾向にあります。これは、乳房の下半分の部分の、乳腺及び皮下脂肪の萎縮によるものです。そこで、成長再生豊胸の処置をする際に、乳腺の底にある脂肪組織にも、十分に成長因子を行き渡らせて、前方にバストを突出させるとともに、皮下脂肪に関しては、バストの下半分を重点的に治療することになります。そうすることで、乳頭の向きが上向きになり、若々しいバストを創造することができます。