(症例写真)成長再生豊胸Wを5回 その24

成長再生豊胸Wを5回受けたモニターさんです。上背もあり、女性としてはかなり大柄な方です。年齢は20代後半で、出産経験はありません。豊胸効果としては、ブラジャーのサイズにして、何とか2カップアップを獲得できたということでした。

成長再生豊胸Wの1回の効果と言うのは、およそ25~30㏄です。成長再生豊胸と言うのは、何かを挿入して豊胸効果を得るものではありません。バストの成長を再開させて、豊胸効果を獲得するものです。したがって、もちろん、効果には個人差があります。

効果が高い人と低い人の差ですが、元々のバストに、脂肪細胞や乳腺の細胞の元になる幹細胞が多い人ほど、効果が高いと予測されます。幹細胞とは、分化して体を構成している細胞になる細胞のことです。普段は、この幹細胞は、脂肪や骨髄などの組織の中で、いわゆる眠った状態になっています。この眠った状態から目を覚まして、分裂と分化を開始するのは、怪我や病気で、組織の構造やサイズが失われたときです。また、成長期にも、幹細胞は目覚めた状態で、成長をつかさどります。成長再生豊胸は、この、幹細胞に刺激を加えることで、もう一度バストの成長を取り戻すというコンセプトなのです。では、その、成長再生豊胸が刺激を加えて、目覚めさせようとする幹細胞なのですが、どういう場合に、バストにはたくさん存在するかということです。一般的には、そりゃあ、バストのサイズが元々大きい方が、幹細胞の数も多いのではないかと思うかもしれません。確かに、バストの中の幹細胞の密度が同じであるなら、その通りです。しかし、幹細胞の密度は、それぞれの患者さんによって、バラバラなのが実情で、バストが元々大きかったとしても、幹細胞の密度が低い場合には、成長再生豊胸の効果も少なくなるということが予想できます。では、幹細胞の密度が術前に分からないものかということになりますが、こればかりは、どうしてもわかりかねますと言わざるを得ません。しかし、成長再生豊胸は、乳腺や脂肪細胞ばかりでなく、幹細胞も増加させる働きがあります。これは、幹細胞の性質に由来することです。幹細胞は、分裂と分化という、二つの機能があります。分化と言うのは、組織を構成する細胞に変化することです。分裂と言うのは、一つの幹細胞がいくつかの幹細胞を造るということです。つまり、成長再生豊胸を行えば、この幹細胞の分裂と分化が同時に発生して、バストの中の幹細胞の密度も増えるということです。したがって、成長再生豊胸Wの場合には、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目といった具合に、回数を重ねるごとに、1回ごとの効果も大きくなる傾向にあります。

もう一つ、成長再生豊胸の効果の個人差に関して、大きな要素となるのが、元々の体型です。これは、大きな要素と言っても、ブラジャーのカップサイズに関することです。ブラジャーのカップサイズと言うのは、 実際には、計測するときの姿勢や、メジャーへの力の入れかたなどで、軽く1~2㎝くらいと、大きく誤差がでるのですが、一般的に、トップとアンダーの差で決まります。このように、ブラジャーのカップサイズと言うのは、結構、科学的ではない効果の評価法なのですが、一つの目安として考えてみましょう。そこで、成長再生豊胸なのですが、ズバリ言って、胸郭の大きな人は、その効果が、ブラジャーのカップサイズに反映されにくいということです。成長再生豊胸Wの豊胸効果は、あくまでも体積で出現するもので、1回につき25~30㏄です。そこで、これがアンダーバストの大きな患者さんに施術された場合、バストの高さがきちんと出現しても、トップのサイズには反映しにくく、さらに、カップサイズにも反映しにくいということになります。