脂肪注入 豊胸 と 成長再生豊胸 を組み合わせた方法 です。術後の写真は、最終回の成長再生豊胸Wを行ってから3カ月以上を経過しています。モニターさんは40歳代前半の女性で、出産授乳経験はありません。
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脂肪注入による豊胸術というと、かなり大掛かりな手術であるというイメージがあると思います。それは、バストに対する脂肪の注射ではなく、その脂肪を採取するための脂肪吸引によるものです。では、その脂肪吸引を楽に乗り切るためには、どうすればいいかということになります。脂肪吸引の術後が辛い原因は、その吸引量にあります。もちろん、内出血や残った脂肪組織やその他の組織への損傷などの要因はありますが、吸引量を少量に絞れれば、それらも少なくて済みます。つまり、脂肪注入の際の、注入脂肪を確保するための脂肪吸引の量をできるだけ絞れば、脂肪注入豊胸の術後は楽に過ごせるということになります。
しかし、脂肪吸引の量を絞るということは、バストに注射する脂肪の量も少なくなるということで、その分、豊胸効果も少なくなってしまいます。しかも、従来の脂肪注入豊胸では生着率も低く、注入量を大幅に少なくすれば、豊胸効果がほとんどないといってもいいほどになります。そこで考案したことは、「生着率の向上」と、「注入した脂肪を増やす」ということです。生着率の向上は、注入した脂肪を無駄なく効果に反映することになり、注入した脂肪を増やすというのは文字通り、注入した脂肪を注入した量以上に豊胸効果を得るということです。そこで採用したのは、脂肪注入は高生着率脂肪注入、注入した脂肪を増やすというのは成長再生豊胸Wです。
こちらのモニターさんの術前の状態は、いわゆる「そげ胸」と言われる状況で、デコルテ部分の肋骨もかなり浮き出て目立つ状態です。しかし、加齢によって垂れ下がったバストというわけではありません。バストの上部の肉が少ないという状態が、下垂しているかのように見せているといったです。クーパー靭帯はバストのサイズにしては長すぎて、乳腺は下垂していますが、これは豊胸で十分に改善可能と判断されます。術後の状態ですが、バストの上の方に多くの脂肪が生着して、「そげ胸」の状態が改善し、肋骨の浮き出しも目立たなくなっています。脂肪の注入量は、片胸につき30㏄、両側合計で60㏄です。その後、成長再生豊胸Wを2回受け、最終処置後約3ヶ月、脂肪注入後は6カ月を経過して、術後の写真を撮影しています。