成長再生豊胸Wで、豊胸効果を目的としたばかりでなく、形の修正目的にも成功した症例です。年齢は30歳代後半で、術前は、やや乳腺の萎縮とともに、乳頭が下を向いているのが観察されます。術後は、乳頭の向きが上向きになり、バストサイズとともに、形の良いバストが出来上がっています。成長再生豊胸Wは、10回、施行しています。
バストの上のほうのボリュームが欲しいというのは、比較的多くあるリクエストです。確かに、ブラジャーを装用した時には、パッドは下のほうに入れますから、上のほうのボリュームの無さが、自分で鏡を見た時などには気になるかもしれません。しかし、物事は何でもバランスが大切です。
こちらのモニターさんの場合、以前に脂肪注入による豊胸術を受けています。術後すぐには気にならなかったとのことですが、腫れが退いて、ほぼ生着する脂肪組織の量が決まった、術後3か月目を経過した時点では、乳頭の向きが下を向き、形の不自然さが気になったとのことです。写真上も、術前には、バストの上のほうのボリュームが十分にある状態です。やはり、本人さんの話を聞くと、形が悪いということでした。その原因としては、バストの形の上で、最も前方に出ている箇所が、乳頭よりも上の部分であることです。そのことで、乳頭の向きが下を向いてしまっています。(乳頭の向きについては、真横からの記録写真を見ていただければ、よくわかります。)そこで、成長再生豊胸Wを施行する際には、乳頭よりも下のほうに、重点的に注射液を集め、自然で美しい形のバストに近づけるようにしました。