出産・授乳経験のある、50歳代前半のモニターさんです。初診時の主訴は、サイズを大きくしたいということと、張りを戻したいということでした。術後の写真は、3ヶ月を経過したものです。
成長再生豊胸Fの場合には、Wとは違って、即効性のある豊胸術です。そして、一度の処置で、5セットまでの施術が可能です。豊胸効果としては、1セットにつき、25㏄~30㏄となりますので、5セットの処置を受けた場合、125㏄~150㏄の豊胸効果を、処置後すぐに獲得できるということです。
処置の手順は、まず、バスト全体に局所麻酔をしておき、成長因子の入った、成長再生豊胸の本体の薬液を注射します。その後、注射針の穴にガーゼを貼って、終了となります。
成長再生豊胸Fの即効性ですが、これは、簡単に言うと、本体の注射液がドロドロしているためです。注射液がサラサラの液体の場合には、注射されるとすぐに組織内に拡散し、吸収されてしまいます。しかし、ドロドロした液体の場合には、注射されたところに一定期間留まり、徐々に吸収されていきます。そして、その吸収に伴って、中の成長因子が徐々に放出され、バストの成長が開始されます。したがって、成長再生豊胸Fは、最初のうちは注射された薬液で豊胸効果が得られ、次第にそれが自分の組織に置き換わっていくようなものなのです。この成長再生豊胸Fの注射液なのですが、 細胞外マトリックスの成分が、成長因子に混合されているために、ドロドロした状態になっています。この細胞外マトリックスの成分は、患者さん自身の血液の成分と、当院がEUのメーカーに特注で作ってもらった、架橋度を調整したヒアルロン酸を使用して、造られています。