イタリアでライブ手術 2010.01.11 その5 「大盛りの美学」罪と罰編

お待たせしました。
で、何だか変な感じはしていたのです。いつもの右足の親指の第二関節が・・・。しかし、薬は持ってきていないし、食べ物はまさしく「大盛りの美学」、ワイン・グラッパはがぶ飲み状態・・・。そう、私のここ3年来の持病である「痛風」。満を持して発作発現!!!


その日の就寝前に発作は襲ってきた。やはり時差の関係か、日本時間は早朝なのだが、現地時間はAlmost Midnight。夕食が終了して、みなさんと「Buona Notte」と言ってそれぞれ部屋に戻って逝く午後10時ころ、既に発作が始まっていたのだが、11時になるとさらに悪化。この時ほど、薬を忘れてきたことを悔やんだときはなかった。そして、「痛風の神様!もう悪いことはしませんから、何とか御鎮まりください!」と念じたものであった。その時、はたと気づいた。そうだ、ここはイタリア、日本のようにヤオロズの神々の中の、痛風の神に祈祷してもダメなんだ。神と言えば、ここでは一つだけの「主」なのである。「主よ、我が右足の親指を救い給え」なのである。しかし、私は仏教徒の日本人。「主」には願いは通じないだろうと気を取り直し、「主」ではなく「科学」に頼ることとした。とにかく、血中尿酸値を下げなければならない。「尿酸」とは、書いて字のごとく尿中に排泄される物質である。尿量を増加させる必要がある。部屋の冷蔵庫にあるAqua minerale(ミネラルウォーター)を全てがぶ飲み。部屋の温度は低めに設定。しばらくすると尿意が来た。排尿を済ませると、再びドリンクがぶ飲み。そして排尿。総水分摂取量は、このときだけで2L以上であった。
痛みを何とか堪えて就寝する。
翌朝、指の腫れは残っていたものの、痛みは何とか自制内に収まっていた。

「イタリアでライブ手術 2010.01.11 その5 「大盛りの美学」罪と罰編」への2件のフィードバック

  1. 一児の母 より:

    つうふう・・・苦笑

  2. ペコ より:

    旅先の痛風は大変でしたね・・・

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