再生医療についての感想 2

久しぶりに、再生医療についての感想を書いてみたいと思います。
先回の記事の通り、現在の再生医療の問題点は、「培養」という技術を使用することに尽きるわけです。


では、私のアイデアとは、何なのか?ということになりますが、この、培養というプロセスをすっ飛ばしてしまえばいい、そして、そのためのアイデアなのです。
「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、物は捉え様。我々の体の中では、日々、たくさんの細胞が活動しているだけでなく、入れ替わっているのです。つまり、死んで消滅していく細胞があれば、それに代わって新しく生まれてくる細胞もあるわけです。たとえば皮膚の場合、表皮の細胞は、基底層という真皮との境界部分から、角質層に向かって、次々と生まれては角化し、死滅していって垢となって脱落していっているのです。人体のそのほかの部分も同じように、生まれては死滅していく細胞の入れ替わりのバランスで、その形態を保持しているわけです。そう考えれば、人体は、最も環境の整った、細胞のインキュベーター(培養装置)であると言えます。だから、培養のプロセスを、体内で行ってしまおうというわけです。

「再生医療についての感想 2」への1件の返信

  1. ペコ より:

    その発想がすごいですよね・・・

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