イタリアでライブ手術 2010.01.11 その6 「大盛りの美学」ヴェローナの懲りない面々

起床してシャワーを使い、足を引きずりつつ着替えて朝食会場へ。とりあえず、EspressoとSupremuta di aranciaをいただく。腹は減っているようである。やはり、目玉焼き・Prosciuto・ソーセージ・Spinacciのソテーなどを山盛りで頂いてしまった。喉元過ぎればなんとやらである。しかし、水分はたっぷりと摂るように心掛けた。


朝食が終わって立ち上がろうとしたとき、右足の親指がなんだか曲がりにくいのを感じた。
学会の手術プレゼンテーションは午後からなので、午前中はフリータイム。お土産を買いに、スーパーマーケットに行った。お土産物屋さんではなくて、私はいつもスーパーマーケットでお土産を買う。地元のスーパーには、その土地の人々が普段食べているもの、使っているものがあるので、見て回るだけでもおもしろい。そして、お土産も面白いものが買えるのである。イタリアと言えばプロシュート(生ハム)、サラミ、ラルドなどである。早速、売場へ直行。なんと、本当に安い。生ハムも600グラムで8ユーロ(約1200円)程度で売られている。サラミやラルドも同様。日本では50グラムで1000円弱の値段だから、約10分の1の価格。ラルドなどは、日本ではなかなか入手できない。スライスはされていないので、自宅でスライスする必要があるのだが、とにかく買い込んだ。生ハム8個、サラミ6個、パンチェッタ3個、ラルド4個。その他、カラフルなショートパスタやキャラメル、チョコレートなどのお菓子類を買い込んだ。
そうこうしているうちに、お昼時になった。そのスーパーにあるセルフサービスのレストランで昼食をとった。昨夜の痛みのことを思い出しながら、大きなサラダを注文する。それを作ってもらっている間に、他のカウンターで、メインのコトレッタ・アラ・ミラネーゼとラビオリのスープを注文した。呼ばれたのでサラダを取りに行ってびっくり。何と、プロシュートが7~8枚も載っていて、さらにパルミジャーノの粉チーズが小山を築いている。驚いているうちに、メインも出来上がった。これまた大きさが「やばとん」のわらじカツよりもでかい!ラビオリのスープもワンタン麺1人前くらい。完食を目指して、昨夜の痛風の痛みは忘れることにしたのだった。
お土産いっぱい、お腹いっぱいでホテルに帰ってきて、荷物を部屋に置いたら、ロビーへ。本日の手術プレゼンテーションのホストである、Dr. Rovattiが迎えに来てくれた。