脂肪溶解注射は、なぜ、「効かない」?3~日本人に効果を出そう

先日述べましたように、日本人を含む、東洋人の脂肪組織は「硬い」のです。そして、その理由は、小さな脂肪の袋がたくさんぎっしりと詰まっているからです。それは、欧米の白人の脂肪組織が、スズメバチの巣なら、東洋人はミツバチの巣のようなものです。では、この脂肪の「袋」を通して、薬剤がたくさん脂肪細胞に接触して、効果を発揮するためには、どのようにすればいいのかとうことになります。
そこで、私は、ふとしたことから、この「袋」が物質を透過するようになる薬剤を見つけたのです。この薬剤を脂肪溶解注射のカクテルに混合することで、脂肪溶解注射は日本人にも効果的になりました。さらに、効果的になったばかりでなく、かなり強力になったのです。数値にすると、脂肪のつかめる厚さが、1cmから2cm、1回の注射で少なくなるといった具合です。
しかし、このカクテルには、一つ、問題がありました。次回は、その問題点と解決法の端緒について触れたいと思います。

「脂肪溶解注射は、なぜ、「効かない」?3~日本人に効果を出そう」への2件のフィードバック

  1. より:

    治療は簡単に、ダウンタイムは軽度で、なおかつ効果が期待できるとイイですね。

  2. 匿名希望 より:

    脂肪組織の違いによって、薬剤の種類や作用等も考慮しないといけないんですね。

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