脂肪溶解注射は、なぜ、「効かない」?2~欧米人には効果的なのに

脂肪吸引の手術をしているときに、注意深く観察すると、欧米の白人の脂肪組織と、我々東洋人の脂肪組織に微妙な違いがあるのがわかります。どのような違いなのかと言うと、一言では、「東洋人の脂肪は硬い」ということです。この硬さが、脂肪溶解注射を効きにくくしている原因なのです。
そもそも脂肪組織は、脂肪細胞が5から8個集まって一つの袋の中に入っています。そしてまた、その袋が5から8個あつまって、一つの袋に・・・・・といった具合に、それをやはり5から8回繰り返して、肉眼で見えるような脂肪の粒を形成しています。東洋人の脂肪の硬さの原因は、これらの袋の一つ一つが小さく、多数にわたっていることです。
そこで、このような硬い脂肪組織に、欧米人用の脂肪溶解注射カクテルを注射すると、袋の壁が薬剤の移動を妨害し、薬剤が接触する脂肪細胞は、注射を行った個所周辺の、小さな範囲に留まってしまうわけです。つまり、薬剤が効果を発揮する範囲は、浅く、狭いといった状況に陥ります。

「脂肪溶解注射は、なぜ、「効かない」?2~欧米人には効果的なのに」への4件のフィードバック

  1. 匿名希望 より:

    外国で開発された内容でも、外国人と日本人では脂肪の質が違うので、同じ物では日本人に対する効果が期待できないんですね。

  2. dazzle より:

    同じ人間でも違うのですね。

  3. k より:

    外国人と日本人では脂肪の質が異なるんですね。

  4. k より:

    外国人と日本人では脂肪の質が異なるんですね。

現在コメントは受け付けていません。