脂肪吸引で採取した脂肪は、どのような脂肪なのか?

そもそも、脂肪組織とは、脂肪細胞だけでできているものではありません。もちろん、大部分が脂肪細胞なのですが、それが集まってできています。


脂肪細胞そのものは、1つだけでは肉眼では見えない大きさです。 その脂肪細胞が、5から8個くらいが集まって、一つの袋の中に収められ、粒になっています。この袋は、幹細胞や繊維芽細胞、血管内皮細胞などの再生細胞と、その細胞外マトリックス(コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、ファイブロネクチンなど)でできています。
そして、その最初の粒が、また5から8個集まって、一つの袋の中に収められています。再び、その2番目の粒が、5から8個集まって・・・・・ といった具合にこれを5から8回繰り返して、やっと、肉眼で見える形での、「脂肪の粒」となっています。脂肪吸引で採取した脂肪は、この、粒の状態で、Tumescent液(血管収縮剤+麻酔薬+生理食塩水)と、少量の血液の混合した薬液の中に、浮遊しているのです。

「脂肪吸引で採取した脂肪は、どのような脂肪なのか?」への2件のフィードバック

  1. k より:

    脂肪細胞は一つの袋の中に収められ、粒になっているんですね。

  2. 匿名希望 より:

    脂肪組織は袋状のものが集まっているんですね。

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