Minimal Invasive Facial Aesthetic surgery(最小侵襲顔面美容外科) MIFAS part5 まず手術の準備

弟子たちとの旧交を温めた後は、翌日の手術の準備のために、マニラホスピタルに出かける。まずは耳鼻科の主任教授にごあいさつ。 先日調達しておいた、瀬戸の陶芸作品をお土産に渡す。非常に喜んでもらえたようで、よかった、よかった。


研修医・専門修練医たちも顔を見せてくれた。去年のチーフレジデントだったDr.Richardoは、無事に専門医試験に合格し、去年3年目のレジデントだった、Dr.Salvadorがチーフになっていた。彼は、なかなか手際のよい男で、予定手術ごとにすべて、既に手術器具のセットを組んでいて、私の持ってきた器具をそれに加えて準備完了。しかもなかなかのハンサムボーイ。後から聞いたのだが、病院一のプレイボーイだそうで、女性に対しても手際がいいようだ。翌日の準備が完了したら、耳鼻科教室のみんなとティータイム。教室と言っても、日本とはシステムが違って、主任教授はじめ、スタッフのドクターは皆、別の病院や開業と言った形態で、この病院以外にもオフィスを持っている。手の空いている者は皆、集まってきたようで、総勢20名近いドクターたちと、しばし談笑する。ドクターたちの性別は、男女半々。フィリピンでは、医学部の卒業生の性別も、やはり男女半々ということだった。「皮膚科に行くと、女医さんが80%だょ」と、酒好きで宴会好きな、准教授のDr.Pascualが嬉しそうに教えてくれる。
ここで、気付いたと思うが、Dr.が付いてないと、皆、マフィアの構成員のような名前である。これは、フィリピンがスペインの植民地だったころの名残である。最近では、ファーストネームはタガログ語だったりすることも珍しくないようだが、カトリック信者が人口の90%ということから、洗礼を見越して、やはり欧米系の名前がメインストリームのようである。

「Minimal Invasive Facial Aesthetic surgery(最小侵襲顔面美容外科) MIFAS part5 まず手術の準備」への1件の返信

  1. うさぎ より:

    海外の方には、セトモノ喜ばれそうですね。

現在コメントは受け付けていません。