成長再生豊胸Wを2回受けたモニターさんの症例写真です。たった2回の処置ですが、バストの大きさは、明らかに変化しています。
成長再生豊胸Wは、成長再生豊胸の改良版として、注射薬中の成長因子を従来の成長再生豊胸の2倍量とした豊胸術です。これまでの成長再生豊胸による豊胸術の良いところはそのままに、その効果を倍増させた、成長再生豊胸の進化版とでも言うべき豊胸術です。成長再生豊胸の良い点と言うのは、今更言うまでもないことなのですが、ダウンタイムが無い点と、異物がバストに残らないという点です。これらの成長再生豊胸の利点はそのままに、豊胸効果のみを倍増させたのが、成長再生豊胸Wです。したがって、実際の処置の上では、成長再生豊胸であれ、成長再生豊胸Wであれ、行うことは全く一緒であると言っていいものです。さらに、成長再生豊胸Wの場合には、通常の成長再生豊胸と比較して、薬剤としての成長因子をふんだんに使用するため、血液からの成長因子分離の必要性が少なくなり、その分、採血に必要な血液量も少なくて済みます。このことは、患者さんの全身的負担も軽減されるということで、最終的には採血なしの処置を目指すことのできる一つの価値ある改良と言うこともできます。
成長再生豊胸の効果の出現は、術後しばらくの期間を必要とした、ゆっくりとしたものになります。
成長再生豊胸の処置を受けた直後には、バストが少し大きくなった状態になります。それは、成長再生豊胸の処置自体が、バストに対して直接薬液を注射するものであるため、その薬液の体積が、処置直後にはバストに加えられた状態になるからです。しかし、そのような状態はすぐになくなります。平均的には約1週間かけて、徐々に元のバストの大きさに戻ってしまいます。しかし、本当の成長再生豊胸の効果は、それ以降に、徐々に発生してきます。その期間は平均約2か月間で、個人差があります。つまり、成長再生豊胸の豊胸効果は、数か月の間、毎日ほんの少しづつ発生し、それらが積み重なって獲得できるもので、即効性と言う点では、ヒアルロン酸注入や脂肪注入・バッグ挿入術などの、「何かを挿入してその体積で豊胸効果を得る」という、それまでの豊胸術には敵いません。
このように、成長再生豊胸はどうしても即効性に欠けてしまいます。
しかしこのように、即効性と言う点では、どうしてもこれまでの豊胸術には劣ってしまう成長再生豊胸ですが、ダウンタイムやその内容については、大きなアドバンテージを提供できます。まず、ダウンタイムですが、成長再生豊胸は注射処置のみですので、基本的に日常生活上の制限はなく、処置直後から普段の生活が可能です。これは、これまでの手術と言う形式の豊胸術とは違って、入浴や仕事、その他の活動に制限が無いということです。これまでの豊胸手術の場合には、術後のドレーンや圧迫固定、さらに抜糸までの入浴制限など、それぞれの術後経過に応じて、生活制限とその解除のタイミングで検診を受けていただく形になります。それに対して、成長再生豊胸の場合には、そのような生活制限が存在しない関係上、検診も効果の確認以外には存在せず、術後頻回の通院も必要ありません。
そしてもう一つの成長再生豊胸の利点は、バストの中には何も異物が存在しないということです。
これまでの豊胸術は、どの方法であっても、何かを入れてその入れたものの体積で豊胸効果を獲得するというものです。つまり、ヒアルロン酸の注射でも脂肪注入でも、それぞれ、ヒアルロン酸や注入した脂肪の体積で、豊胸効果を獲得します。バッグの挿入なども同じことです。このことは、「豊胸効果が獲得できる=バストに何か入っている」と言うことに他なりません。これらの場合には、MRIなどの精密な検査を受けることがあれば、その、中に入っているモノは、必ず検出されます。これらの中で、脂肪注入だけは、技術的にしっかりとした医師の仕事の場合には、バストの皮下脂肪と同化して、検査でも検出できません。しかしながら、大量の脂肪を注入したり、大きな塊として注入したりした場合には、これらの注入した脂肪がいわゆる「しこり」となり、これはやはり検査で発見されてしまいます。また、そのような未熟な手術法を採らなかった場合であっても、理論的には、しこりの発生を全くの0%とすることはできません。これらのような、これまでの、挿入物の体積によって豊胸効果を獲得する豊胸術とは違って、成長再生豊胸は元々の自分のバストの組織が、成長するように大きくなる処置ですので、どんな検査を受けても、自分のバストの組織以外には何も発見されることがなく、当然、本当にバストには異物の入っていない状態を保つことのできる豊胸術と言うことができます。
成長再生豊胸の豊胸効果は、1回の処置では、どうしても大きなものは獲得できません。
そこで、1回の処置での豊胸効果をできるだけ大きくというコンセプトで改良したのが、成長再生豊胸Wです。成長再生豊胸Wの内容は、成長再生豊胸に使用する成長因子の量を2倍にしたものです。そのことで、血液からの成長因子の採集が少なくて済むようになり、採血量も減少させることに成功しました。そこで、普段やや貧血気味のような方でも、処置間隔を4週間空けてもらえれば、複数回の処置を短期間の間に受けていただけます。また、成長再生豊胸の複数回処置の際の効果の出かたは、処置回数に比例したものではなく、むしろ処置回数の2次関数的なものとなります。どういうことかと言うと、1回目の豊胸効果よりも2回目、2回目よりも3回目のほうが、処置による豊胸効果が大きいということです。これは、成長再生豊胸でも、成長再生豊胸Wでも、同じような傾向にあります。その理由については、やはり成長因子やホルモンの作用を受け取る細胞の数が、処置の回数とともに増加し、その分、豊胸効果が強く出始めると考えられます。