(症例写真)成長再生豊胸Wを4回 バッグでの豊胸による段差修正

15年以上前に、バッグ挿入による豊胸を行っているモニターさんです。年齢は30歳代後半です。主訴は、右胸の下のほうの段差が年々目立ってきたということとリップリングで、その修正とともに、少しだけ豊胸をということを目的に、成長再生豊胸Wを受けました。

バッグによる豊胸術は、バストの下部に、このような段が発生することがあります。必ずしも、手術の手技的な問題とは言えないのですが、原因としては、バッグの位置・バッグの直径と乳房の直径の不均衡・バストの下垂・皮下脂肪の減少などがあります。これらのうち、術後3か月以内の早期に発生するものは、バッグの位置の問題と、バッグの直径の問題が多く、その後に発生するものとしては、バストの下垂と皮下脂肪の減少が多いと言えます。

基本的に、バッグによる豊胸術は、大胸筋と言う胸の筋肉の下にバッグを挿入する方法と、乳腺と筋肉の間にバッグを挿入する方法があります。しかしどちらの方法も、バストの下3分の1の外側は、皮下脂肪の下にバッグが挿入される形となります。これは、この部分には大胸筋がないためです。その状態で皮下脂肪が減少すると、その部分では、バッグの形や質感を触れやすくなり、リップリングや段差の原因となります。また、バストの下垂についても、皮下脂肪の減少が関与しているため、段が出てくることは、皮下脂肪と下垂の相乗作用ということも言えます。

成長再生豊胸は、皮下脂肪や乳腺の体積が増加してくることで効果を出すで豊胸術です。したがって、これらの症状も、その原因を改善させるという側面があります。バッグの入れ替え手術のような、所謂、手術と言うものを受けずに、症状の改善を望めます。