(症例写真)成長再生豊胸Wを5回 その20

出産・授乳経験のない、20歳代前半のモニターさんです。純粋に豊胸の目的での施術です。肋骨の浮き出しの改善や、谷間を造りたいことや、張りを戻したいなどの希望はありませんでした。成長再生豊胸Wを5回施行しています。治療に対する反応もよく、術後の写真は最終処置後3カ月以上経過しているのですが、まだまだ成長中とのことです。

症例写真を見ていただければ分かると思うのですが、こちらのモニターさんは、年齢の割に、バストに張りがない印象があると思います。しかしながら、乳腺や皮下脂肪の量・クーパー靭帯の弾力性には問題なく、単に皮膚の立体的な形状が問題だったようです。術後は、乳頭の向きは変わらず、上を向いたままで、自然なバストの形が創出できています。

こちらのモニターさんとは関係のない話になりますが、比較的若い人で、出産・授乳経験のない方の場合、バストの張りを失う原因は、主に肥満です。特に、ダイエットとリバウンドを繰り返した方の場合、その傾向が顕著になります。肥満した場合、バストの構成要素である皮下脂肪は、当然のことながら、その体積を増加させます。そうすると、それに伴って、バストが大きくなるのですが、その時に、皮膚やクーパー靭帯は、大きくなったバストに合わせて伸ばされます。その状態から、無理のない、健康的なダイエットを行えばいいのですが、大半はそうではなく、栄養の偏った、不健康なカロリー制限に走ってしまいます。すると、皮膚やクーパー靭帯は、弾力性を低下させてしまい、いわゆる戻りが悪くなってしまいます。皮膚もクーパー靭帯も、成分的にはコラーゲンが多くを占めていますので、その原料となるたんぱく質や、生成と修復を促すビタミンC、血流をスムースにするビタミンEなどの不足は、弾力性を失わせる大きな原因となります。リバウンドをするような、無理なダイエットは、このようにして、バストの張りを失わせるわけです。したがって、形の良いバストを保つには、あくまでも、健康が第一ということを、忘れてはなりません。