(症例写真)成長再生豊胸Fを10セット その6

成長再生豊胸Fを、合計10セット施行して、豊胸を行った、40歳代前半のモニターさんです。出産・授乳経験はありません。術後の写真は、最終処置から、約3ヶ月を経過したものです。効果としては、平均的なものだと考えています。

成長再生豊胸Fは、豊胸効果の即効性と、一回の処置で5セットまで、一度に施行できるのが特徴です。したがって、10セットを希望される場合には、2回以上に分けて、処置を行う必要があります。効果については、成長再生豊胸1セットにつき、約25から30㏄ですので、一度に可能な5セットの場合には、125㏄から150㏄の豊胸効果が、一度の処置で達成できます。しかし、出産・授乳経験のない患者さんの場合、皮膚や、乳腺を支えているクーパー靭帯の伸びがなく、一度に5セットの処置を受けた場合には、ツッパリ感が強く出て、場合によっては、それが痛みとなることがあります。この痛みは、強く出ることは稀で、翌日にはかなり軽減し、3日もすれば消失しています。この痛みについて不安な場合には、成長再生豊胸Fの同時施行は3セット以下にして、約1か月後に再度、残りのセットを行うといいでしょう。つまり、段階的に皮膚や靭帯を伸ばしていくということです。これは、乳癌の再建などの時に、ティッシューエキスパンダーという機器を使用して、皮膚を伸ばすのに似ています。ティッシューエキスパンダーとは、癌の切除の際に皮膚が切り取られていて、ふくらみを造るのに皮膚が不足しているとき、皮膚の下に挿入しておく、風船のような機器です。術後は、この中に少しづつ生理食塩水を注入して膨らませていき、それに伴って皮膚が伸びていきます。成長再生豊胸F3セット以内を、複数回に分けて行うのは、まさに、この、「少しづつ伸ばしていく」ということなのです。