バスト・グロウ豊胸

バスト・グロウは、手術ではなく、これまでにない、手軽な豊胸術です。
注射のみで、半永久的な豊胸効果を獲得できます。
バストグロウは文字通り、自分の「バスト」を「成長」させるというコンセプトの豊胸です。バッグのような異物を使用せず、さらに脂肪注入のように、体の他の部分から脂肪吸引で脂肪を採取する必要もありません。 したがって、手術を伴わないため、日常生活上の制限も、処置当日の入浴をシャワーにすること以外は、ほとんどありません。

これまでの豊胸術は、バッグや脂肪注入や、ヒアルロン酸の注射などのように、「何かを入れてバストを大きくする」と言うものでした。しかし、このバスト・グロウは、入れたもので体積を出して豊胸効果を出すものではなく、自分のバスト自体を大きくするという、全く新しい概念・コンセプトの豊胸注射です。
脂肪やバッグなどのように、何かを入れるわけではありませんので、MRIにもCTスキャンにも、自分のバスト以外には、何も写りません。マンモグラフィーも、安心して受けていただけます。どのような画像診断を行っても、豊胸の痕跡すら残りません。
2回から3回の処置で、ブラジャーのサイズにして、およそ1カップの豊胸効果です(効果には、個人差があります)。注射後2~3週間目から効果が出現し始め、術後3カ月以降に完成します。
自分のバスト自体が大きくなるので、生涯永久の効果があります。バストグロウは、渋谷院・名古屋院、どちらでも、受診していただけます。

現在のバスト・グロウは、

採血が必要ないにもかかわらず、従来のバスト・グロウの二倍の効果のる、バスト・グロウW と、

バスト・グロウWに即効性を持たせたバスト・グロウF(採血必要)

が、あります。また、 このページ内には、「これまでの豊胸術の問題点」と、

「バストグロウの効果出現経過」という項も設けてありますので、参考にしてください。

巨乳化の症例写真もあります。

また、Q&A方式で、よくある質問をまとめています。こちらもご参考にしてください。

バスト・グロウとは何か。

バスト・グロウは、何かを入れて不足を補うというものではなく、あくまでも、バストの組織の成長による豊胸効果を獲得するもの。基本的には、ホルモンと、それが作用しやすくなる状態を、バストの組織に造りだします。

バスト・グロウの基本的コンセプト

バスト・グロウは、これまでにない、全く新しい「バストを成長させる」というコンセプトを基にした豊胸術です。バストの成長を促す成長因子とホルモンの働きによって、自分の乳腺と皮下脂肪が、思春期の時のように成長して大きくなっていきます。つまり、「バスト」を「成長=グロウ」させるといったコンセプトでの、全く新しい治療法であると言えます。

「足りないところには、代わりに何かを入れて、盛り上げる。」これが、豊胸術に限らず、美容外科・美容皮膚科での、基本的な造形コンセプトです。
豊胸術の場合には、乳腺や大胸筋の下に、シリコン製のバッグ・プロテーゼを挿入する手術が、1960年代から長らく行われてきました。この方法は、一回の手術で、ほぼ希望通りの大きさのバストサイズを達成できるという、いい面があります。さらに、手術に使用するシリコンバッグの性能も、強度やその軟らかさなどにおいて、近年の改良は目を見張るものがあります。しかし、異物の挿入であることは、変わりありません。
また最近は、豊胸術での自家脂肪の注入(脂肪注入)も、その生着率の改善とともに、多用されるようになりました。初期の脂肪注入は、その生着率は、どのようにしても30%を超えることはなく、しかもシコリや、それが原因でのバストの変形を残すことも多いものでした。その後、注入手技の改良によって、それらの副作用は定率になったものの、生着率の改善には、幹細胞を使用した方法の登場を待たなければなりませんでした。さらに、この方法での豊胸術は、脂肪吸引による注入脂肪の採取が必要です。
これらのように、これまで存在した豊胸術については、やはり、美容外科・美容整形での造形の基本である「足りないところには、代わりに何かを入れて、盛り上げる。」というコンセプトを踏襲したもので、人工的であることは否めません。それに対して、バスト・グロウは、あくまでもバストの成長が基本コンセプトになりますので、シリコン製のバッグ・プロテーゼのような人工的な異物挿入や、脂肪注入のような組織の移植を伴うものではありません。

バスト・グロウの治療原理

脂肪や異物などを注射したり挿入したりするのではなく、あくまでも自分のバストを成長させるという、非常に自然の原理に適ったコンセプトでの豊胸術が、バスト・グロウです。このバスト・グロウは、思春期におけるバストの成長過程を、もう一度発生させるという原理で、豊胸効果を獲得するものです。
思春期の女性の体の変化としては、主に卵巣からの女性ホルモンの分泌が増加し、その影響の一つとして、バストが成長してきます。ホルモンの作用と言うのは、ホルモンそのものの血中濃度が高くなっていることと、もう一つ、その影響を受ける組織が、ホルモンに反応することで、作用が発現されます。したがって、バストの成長と言うのは、血液中のホルモン濃度と、それを受け取るバストの組織の性質の2つが咬み合うことで、発生します。
そこで、バスト・グロウでは、ホルモン補充療法の手法を用いて、血中の女性ホルモン濃度を上げます。そしてそれを受け取るバストの組織に関しては、成長因子を補充することで、ホルモンが作用しやすくすることを行い、豊胸効果を獲得するのです。つまり、キャッチボールに例えると、ホルモンが投げられたボールに相当し、それを受けるグローブが成長因子であるということができます。
バスト・グロウにおいては、バストの成長に関して、一時的にホルモン環境を思春期の状態に近く持っていき、さらにバストに限定して、組織の状態も、その影響を受け取りやすくしてやることで、豊胸効果を獲得します。何かを入れて、バストの体積を増やしてバストアップ(豊胸)効果を期待するのではなく、あくまでも、「成長させる」というのが、バスト・グロウの治療原理です。

バスト・グロウの手順

まずは、予約後に来院いただき、カウンセリングを受けていただきます。次に、事務手続きなどを行い、必要に応じて各種記録を取ります。その後、きちんと局所麻酔を施し、成長因子製剤やホルモン製剤を注射して、処置が終了します。

予約とカウンセリング

まず、お電話にて当院にご予約を頂きます。処置についてのお問い合わせは、メールで可能ですが、ご予約はお電話にてお願いしております。
来院当日には、特に何も持参する必要はありませんが、当日に処置を希望される場合には、処置費用をご持参ください。
カウンセリングは、処置の内容の説明と、患者さん本人のサイズ的なものを含んだ希望を聞き、処置回数・セット数のアドバイスなどを行います。その際、今まで他院で受けたことのある手術・処置の内容や、乳がん検診の受診状況などをお尋ねします。
さらに、必要に応じて、乳房の計測や簡単な触診など、通常の診察を行います。

採血

バスト・グロウFの場合には、処置の当日に、事務手続きを終了・したら、採血を行います。
この採血は、血液中から成長因子を取り出し、バスト・グロウの成長因子に加えるためです。成長因子の製剤は、非常に高価で、その高価な成長因子が、バスト・グロウにはたくさんの種類を必要とします。そこで、全ての成長因子を医薬品で賄うと、処置料が非常に高価になってしまいます。そこで、患者さん自身の血液からも、成長因子を補充するのです。これで、処置費用を抑えることができます。
バスト・グロウWの場合には、採血が不要です。

麻酔

術前の写真撮影などを終了したら、処置台の上に横になっていただき、麻酔を開始します。
この麻酔は、注射の痛みをできるだけ軽減するためのものです。
バスト・グロウの注射液には、成長因子製剤独特の刺激性があるため、きちんと麻酔を行うことで、処置が一層楽になります

注射処置

麻酔が終了したら、本体の注射を開始します。注射処置が終了したら、すぐに帰宅していただくことができます。
バストグロウFの場合には、最後にホルモン製剤を注射して、処置が終了します。

バスト・グロウの術後経過

処置当日から、特別な生活制限は必要ありません。入浴をシャワーにする程度です。翌日の行動に関しても、日常生活の一貫であれば、制限を受けることはありません。バストグロウFの場合には、使用するホルモン剤の影響で、術後10日から2週間後に、一度、生理が来ます。平均的に、術後2か月で、豊胸効果が徐々に現れてきます。バストグロウは、回数を重ねるほど、その豊胸効果が大きくなる傾向があります。

処置直後から当日

バスト・グロウの処置当日は、入浴を念のためシャワーにしていただく以外は、特に何も制限はありません。バスト・グロウは、処置が終了したら、そのまますぐに帰宅していただけます。その際、注射した個所には、テープやガーゼを貼ってありますが、シャワーを使用するときには、ご自身でそれらを取り外していただきます。シャワー使用の際にも特に制限はなく、ボディーシャンプーや石鹸を使用していただいても一向に差し支えありません。注射を行った直後ですので、バストに触れると、多少の違和感が生じるかもしれませんが、激しい自発痛やしびれを感じることもありません。

翌日以降

バスト・グロウは、手術ではなく、注射のみの処置ですので、痛みなどによって行動が制限されるようなことはありません。ただし、あくまでも針を使用する皮下注射ですので、内出血による皮膚の変色のリスクは存在します。内出血の症状としては、それが発生したところやその周辺が、紫色に変化することがあります。しかしその色も、約1週間後には緑色が主体となり、そのまた1週間後には、黄色に変化して消失します。皮下内出血の症状が出ても、経過を経て、必ず変色は消失しますので、心配は要りません。これは、医学・医療である限り、100%ということができる事象が非常に少ない中で、その数少ないもののうちの一つです。

術後2週間目

この頃になると、胸からは処置による内出血も消失し、何もなかったかのような状態です。バストに関しては、処置直後の、麻酔薬を含んだ成長因子の注射液が入っている状態から、それが周囲に吸収されて、ちょっと気のせいか、小さくなってしまった感覚があるかもしれません。しかし、その間、乳腺の方はハリが増し、バストグロウFの場合には、一度、月経が始まります。この月経は、成長因子と同時に注射したホルモンの働きによるもので、性周期が完全に狂ってしまったものではありません。再び予定の日付になれば、月経が開始され、元の周期に復帰します。

術後2か月までとそれ以降

バスト・グロウの効果が発揮され、徐々に豊胸効果が現れます。バスト・グロウは、挿入したり注射したりした物の体積によって豊胸効果を出すものではなく、バストの皮下組織と乳腺の発育を促す処置です。したがって、豊胸効果は処置直後に現れるものではなく、ゆっくりと時間をかけて、出てきます。バスト・グロウの効果は、平均的には、3回の処置でブラジャーのサイズにして約1カップ程度の豊胸が可能とされています。また、回数を重ねるほど、バストが大きくなっていく過程が長く続き、その効果も大きくなっていく傾向があります。

  

 

 

 


バスト・グロウW

バスト・グロウW Ver2は、これまでのバストグロウWとは違って、採血や女性ホルモンの注射が不要です。よって、性周期に関係なく処置を受けていただけるのと、処置間隔も、最短2週間あれば、次の処置を行えます。

概要
バスト・グロウW Ver.2は、従来のバスト・グロウWと同等、あるいはそれ以上の効果を出すことのできる豊胸術です。何かを注入して膨らますということではなく、バストが思春期の時のように育ってくるということ、つまりは、自分のバストの組織が大きくなるというコンセプトであることや、豊胸効果を獲得できるにもかかわらず、検査を受けても、豊胸の痕跡さえわからないという、自然な豊胸術であるという点は、これまでのバスト・グロウWと変わりありません。しかし従来のバスト・グロウWは、注射液の調整のために、採血(自分の血液を採取すること)が必要で、また、女性ホルモンの影響で、10日から2週間後に生理が来ていました。しかし、バスト・グロウW Ver.2では、採血や女性ホルモンの使用をせずに、従来のバスト・グロウWと同様の、あるいはそれ以上の効果を出すことができます。そして、従来のバスト・グロウWだと、ホルモンや採血の関係上、処置を受ける間隔が最低4週間必要でしたが、バスト・グロウW Ver2の場合、最短で2週間あれば、次の処置を受けていただくことができます。つまり、Ver.2になったバスト・グロウWは、採血や女性ホルモンの注射を行わないことで、完成までにかかる時間も短縮できます。

手順
バスト・グロウW Ver2は、処置のための手続きが終了したら、すぐに処置室に入室して、注射を開始できます。注射にかかる時間は、正味2、3分程度で、処置が終了したら、すぐにお帰り頂けます。 バスト・グロウW Ver2では、これまでのバストグロウと違い、採血が不要ですので、採決にかかる時間がなく、注射液の調剤時間が速いため、患者さんの在院時間も、大幅に短縮できました。

バスト・グロウW Ver2の術後の経過
処置後7日ほどで、麻酔薬や注射による刺激の分の腫れがなくなっていきますので、一度術前の状態に戻ってしまいます。その後、薬剤の働きによって、徐々に豊胸効果が獲得できます。これは、これまでのバスト・グロウと同様の経過です。しかし、バスト・グロウW Ver2は、女性ホルモンの注射がありませんので、これまでのバスト・グロウの経過として、術後10日から2週間後に生理が来るということがありません。よって、 処置と処置との間隔を2週間に短縮できるといったこととともに、性周期を乱さずに処置を受けることができるということです。

  

 

 

 


バスト・グロウF

バスト・グロウF は、再生医療でも使用される、細胞外マトリックスの成分を注射液に加えることで、これまでのバスト・グロウの欠点であった、豊胸効果の即効性の無さを解決しました。

概要
バスト・グロウFは、バスト・グロウWに即効性を加えた豊胸術です。バスト・グロウは、何かをバストに注入することで、その注入したモノの体積で豊胸効果を獲得するものではなく、自分のバストの組織が大きくなる、つまり、バストが思春期の時のように育つというコンセプトのため、豊胸効果を獲得できるにもかかわらず、どのような検査を受けても、その痕跡さえ残らないという、超自然派豊胸術とも言うべき豊胸術です。しかしバストが、成長因子やホルモンの刺激によってゆっくりと成長するまでの間、豊胸効果を獲得するのには待期期間が必要です。つまり、バスト・グロウの処置を受けたからと言って、すぐに豊胸効果としてのバストの大きさの変化が得られません。それが、バスト・グロウの欠点の一つでしたが、バスト・グロウFでは、処置直後から豊胸効果を感じることができるように、注射液成分をリニューアルしました。したがって、これまでのような待期期間も不要で、あくまでも自分のバストの組織が育つというバスト・グロウの利点はそのままに、即効性の豊胸術として改良されたのが、バスト・グロウFなのです。

原理
バスト・グロウFの原理は、細胞外マトリックスの成分を成長因子の徐放化剤として使用することが、その即効性の主体となります。この細胞外マトリックスと言うのは、京大iPS細胞研究所で、iPS細胞とともに組織再生医療のもう一つの柱としての研究課題となっており、その成果が既に製品化を通して、実際の診療に使用され始めています。そしてバスト・グロウFでは、成長因子を含む徐放化剤としての細胞外マトリックスの成分が、注射した箇所であるバストに留まることによって、その体積で即時に豊胸効果が得られます。またそのことで、注射された成長因子は、血流やリンパ流などによってバストから持ち去られる量が格段に減少し、成長因子の濃度が長期間、バストの組織内に保たれます。このようにバスト・グロウFでは、高濃度の成長因子が、血液中に入ることなくバストに長期間留まり、そこで細胞の分裂がさらに促進されていきます。そうしているうちに、注射された細胞外マトリックスの成分はバストの細胞成分に置き換わっていき、最終的に自分のバストが自然に成長した状態となります。

手順
バスト・グロウFの処置手順は、これまでのバスト・グロウと同様です。採血とバストに対する麻酔クリームの塗布を行い、注射液作成が完了するまでの約30分間、院内にてお待ちいただきます。その後、処置室にてバストに局所麻酔を施した後、注射液の注射を行って一連の処置が終了します。

経過
バスト・グロウFの術後の経過は、やはりこれまでのバスト・グロウと同様の経過を辿ります。これまでのバスト・グロウでは、7日ほどで、麻酔薬や注射による刺激の分の腫れがなくなってくので、一度術前の状態に戻ってしまい、その後、徐々に豊胸効果が獲得できます。それに対してバスト・グロウFでは、麻酔薬や注射による刺激の分の腫れがなくなった後も、細胞外マトリックスの成分が成長因子とともにバストに残っているため、1週間後にはバストサイズは直後よりもやや小さくなるものの、一度元に戻るという現象は発生せず、既に豊胸効果が獲得できた状態ですべての経過が終了していくという形になります。これは、注射された細胞外マトリックス成分が、約2か月かけて徐々に細胞成分に置き換わっていくというバスト・グロウFの最大のメリットと言うことができます。

  

 

 

 


これまでの豊胸術の問題点

ヒアルロン酸注入による豊胸術の問題点

ヒアルロン酸注入による豊胸術の方法

ヒアルロン酸による、いわゆる「プチ豊胸」なるものが流行っています。この方法は、ヒアルロン酸をバストの皮下脂肪層に注射して盛り上げる方法です。当然、ヒアルロン酸を注射した量だけ、バストの体積が増える為、理論的にはたくさん注射すればするほど、豊胸効果が得られるということができます。注射のみで手術を必要としないことは、バストグロウと同じく、非常に手軽に豊胸術を受けることができるという、便利な面があります。ヒアルロン酸は吸収される物質ですので、後々まで残らず、安心と言うのが、この方法を売りにしているクリニックの謳い文句です。しかし、ヒアルロン酸は吸収されても、表面上は全く痕が残ってはいないのですが、それが占めていたスペースの痕は、しっかりとバストの中に存在します。また、それを繰り返せば、その痕も数が多く、大きさも大きくなってきます。ヒアルロン酸が吸収されるときには、一般的には加水分解と言う、体内の血中酵素の働きによって、小さな分子に分解されて、血液によって流されていくとされています。そのような反応が終了した後、そこにはヒアルロン酸が存在したスペースが塞がった状態になるのですが、それは傷が塞がるのと同じように、瘢痕(傷の組織)が形成されているということができます。つまり、ヒアルロン酸が占めていたスペースの痕と言うのは、瘢痕組織であるということができるのです。したがって、ヒアルロン酸注入による豊胸術を繰り返すということは、バストの中に多くの瘢痕を作るということであり、それはやはり、詳細なことを言えば、外見上は分からない状態でありながら、自然なバストから少しずつ遠のいていくということです。

ヒアルロン酸注入による豊胸術は、果たして自然なのか?

ヒアルロン酸とは、人間の皮膚や関節など、様々なところに存在する物質です。当然のことながら、脂肪組織にも存在します。ただし、脂肪組織の構成成分としては、あまり大きな割合を占めているとは言えず、真皮のヒアルロン酸含有量である10%を大きく下回り、1%以下の場合も多いようです。そこで問題になるのは、ヒアルロン酸をバストの皮下脂肪に注入した際には、「あるべきところに、あるべき量で、あるべきものが存在しない」という点です。つまり、許容範囲を超えた量と濃度を示すものに対しては、人体はそれを異物として認識する場合があるということです。異物に対する人体の反応については、シリコン・バッグ・プロテーゼや壊死に陥った脂肪の例と、基本的には同じ反応を示します。つまり、異物の周辺には、主としてコラーゲンを成分とした、カプセルと言う膜が発生し、それが異物を取り囲んで人体から隔離しようとする反応が進行していくのです。実際に、ヒアルロン酸を片胸に付き50㏄注入された患者さんで、このような異物を取り囲むカプセルができている方がいます。そして、そのカプセルが拘縮し、バストが硬くなっているのです。

決して自然な仕上がりとは言えない、ヒアルロン酸注入による豊胸術

ヒアルロン酸注入による豊胸術では、注入したヒアルロン酸の周囲にカプセルが形成され、硬く変形したバストが出来上がることも、稀ではありません。それはつまり、前述のように、注入されたヒアルロン酸を、人体が異物と認識してしまっているということです。「ヒアルロン酸は元々人体に存在する成分なので、安心です。」とは、この豊胸術のキャッチフレーズですが、実際には、人体のあるべきところに、あるべき濃度と大きさで、ヒアルロン酸が存在してこそ、「元々人体に存在する成分なので、安心です。」と言えるのです。それ以外の場合、つまりは大量のヒアルロン酸が一塊になって存在している場合には、それは異物と同じことなのです。

先進国で、ヒアルロン酸注入による豊胸術が許されているのは、日本だけ

バストに豊胸目的で注入されたヒアルロン酸による副作用は、日本ではあまり表に出てこないのですが、ヨーロッパ(EU)諸国では、この豊胸術は、既に2010年に禁止されています。
その理由が、やはり、ヒアルロン酸の異物としての反応です。日本よりも早くからヒアルロン酸注入による豊胸術が行われ始めたEU諸国では、バストに注入されたヒアルロン酸に対して、異物に対する反応と同様の反応が、早くから観察されていました。実際に、ヒアルロン酸の周囲にカプセルができて変形するという副作用もありました。
バスト豊胸術用のヒアルロン酸がEUで発売される前までは、ヒアルロン酸の年間使用量の目安と言うのがあり、それが年間約35mlまでと言うことでした。しかし、豊胸術用のヒアルロン酸で、年間35mlというのは、量としてはかなり少なく、十分な豊胸効果を獲得するには程遠いものでした。また、この年間35mlという目安は、アレルギー反応の多かった、牛コラーゲンの注入材料の基準をそのまま持ってきたものでした。そこで、科学的根拠が乏しいこともあり、規制当局は、その基準を外したのです。ちなみに、注入用牛コラーゲンに対するこの基準は、人体が牛コラーゲンに感作されて、アレルギー反応が発生するようになるようにならないようにするためと、牛コラーゲンによって自己免疫疾患が発病しないようにするためのものでした。このように、年間最大使用量の規制が外されたヒアルロン酸は、EUで大量に豊胸術に用いられるようになったのです。そして、多くのバストの変形や硬化などの副作用を発生させ、豊胸術に対して使用を禁止されるに至ったのです。

EUでの、ヒアルロン酸豊胸禁止の本当の理由

異物反応と同様の反応が、ヒアルロン酸に対して観察されたというのは、事実なのですが、実はこの反応は、もっとややこしいことになったのです。
どういうことかと言うと、ヒアルロン酸が液体状の注入物であったことが、この災いをもっと深刻なものにしたのです。それは、液体状であれば、周囲の組織に潜り込み、そこに食い込むように存在するからです。そのような状態で異物反応が発生すると、その箇所には、炎症反応と同時に、肉芽腫の発生が多くみられます。事実、ヨーロッパ(EU)諸国での、ヒアルロン酸豊胸禁止の本当の理由は、この肉芽腫の発生だということです。通常の異物に対する反応としての、周辺部に対するカプセルの形成やその他の慢性的な炎症に関しては、原因になっている異物を取り除くことで解決できます。事実、ヒアルロン酸には、それを溶かして水のようにさらさらにしてしまう、ヒアルロニダーゼという薬剤がありますので、それを注射して、量が多い時にはカプセルの中から注射器で吸い出すか、カプセルに穴を開けておけば、体内に吸収されてしまいます。しかし、肉芽腫を形成してしまうと、ヒアルロニダーゼは肉芽腫の中に十分に入って行かず、したがって、原因であるヒアルロン酸を溶かすこともできません。治療は、肉芽腫ごと手術的に切り取ってしまうしかありません。
このように、ヨーロッパ(EU)諸国での、ヒアルロン酸豊胸禁止の本当の理由は、ヒアルロン酸に対する異物反応からカプセル形成して乳房が変形したことだけではなく、肉芽腫の発生によって、乳房が変形し、手術的に治療が必要になった患者さんの頻発によるものです。

アメリカでは、ヒアルロン酸を豊胸目的に使用することはなかった

FDAによる注入用ヒアルロン酸の承認が遅かったアメリカでは、豊胸用のヒアルロン酸も発売されることもなく、その手技自体も存在しませんでした。
FDAによる注入用ヒアルロン酸の承認が遅くなったのは、その安全性や効果についての治験がなかなか進行しなかったという事情があります。その裏には、アメリカの製薬企業大手イーライ・リリー傘下にあったコラーゲン・コーポレーションの圧力が働いたという話もあります。当時、アメリカでは、コラーゲン・コーポレーションの注入用牛コラーゲンが、しわ取りの注入治療に対して唯一、FDAの承認を獲得していました。そしてコラーゲン・コーポレーションは、次の製品として、人間の皮膚からコラーゲンを培養して、アレルギー反応の多い牛コラーゲンではなく、人間コラーゲン製剤を発売する準備をしていた段階でした。それに対して、注入用ヒアルロン酸は、コラーゲンよりもシワ取り作用が長期に及び、しかもアレルギーの発症率が0.1%と、牛コラーゲンの3%と比較すると非常に低いものでした。注入用ヒアルロン酸を始めて世に送り出したのは、スウェーデンのQ-MED社で、Q-MED社はアメリカでのFDAによる承認獲得に動いていたのですが、アメリカの国内企業に対抗製品がある為、承認に向けての手続きがなかなか進まなかったとされています。つまり、Q-MED社はスウェーデンの会社で、アメリカのコラーゲン・コーポレーションから見れば、「外資」になります。まだ、現在のようにWTOなどの国際的な関税・非関税障壁を扱う自由貿易協定を推進する機関などが、活発に活動していなかった時代です。FDAも、自国の製薬産業を保護する立場で仕事をしたのかもしれません。

脂肪注入と同じく、マンモグラフィー検査でも不具合が生じる

肉芽腫とは、慢性的な弱い炎症を伴った、コラーゲン繊維と白血球の集まりです。慢性炎症が長期に亘ると、そこには石灰化が生じます。
炎症が発生すると、白血球の働きにより、そこではたくさんの種類のサイトカインが働きはじめます。その、サイトカインが細胞に作用するときに、カルシウムイオンが細胞内に出入りし、細胞の活動を調整します。これは、神経細胞が痛みや筋肉の動きを制御するときと同様のメカニズムです。炎症が痛みを伴うのは、痛みを発生する物質の作用と同時に、サイトカインの働きとカルシウムイオンの働きでもあります。慢性炎症の場合、これらカルシウムイオンの細胞内外への移動が、断続的に発生し、周辺の組織が炎症によって酸性化していることから、炭酸イオンとカルシウムイオンが結合し、石灰化とその沈着が進行します。この石灰化が、マンモグラフィーによる乳がん診断の阻害要因になります。ヒアルロン酸注入後のマンモグラフィー撮影は禁忌ではありませんが、注入したヒアルロン酸や、それによって発生したこのような石灰化は、画像診断上、乳がんの所見を発見するのに邪魔になるばかりか、特に石灰化においては、乳がんの所見と間違えられることもあり得ます。

「なくなるから安全」という神話

ヒアルロン酸は体内に元々存在する物質であるというのは、事実です。そして、吸収されるということも、また、事実です。しかし、バストに対して、豊胸効果が得られるほど、大量に注射された場合には、必ずしも、そういうわけにはいかないということは、頭に入れておくべきことです。
実際に、異物として認識され、その周辺にカプセルができると、吸収されません。肉芽腫になれば、それも吸収されるというよりも、腫瘍状に増殖すると言ってもいいでしょう。石灰化を伴えば、これは決して消失することはなく、乳がんの診断の妨げになります。このように、ヒアルロン酸の豊胸目的でのバストへの注入は、決して手放しで安全と言うわけにはいきません。むしろ、ひとたび問題が発生すれば、その対処には、乳房の切開を伴うような手術を必要とする場合も少なくない方法です。ヒアルロン酸注入による豊胸術は、決して手軽で、最悪でも早く元の貧乳に戻るだけというものではありません。最悪の場合には、バストには切開創の痕が残るものであるということは、念頭に置いておいたほうがいいでしょう。

脂肪注入は、医師の技量次第

お腹や太ももなど、不要な脂肪を取って、胸に入れるというのが、脂肪注入による豊胸術です。
これは、1970年代に脂肪吸引が始まって、ほぼそれと同時期に始まったと言っても過言ではありません。確かに、異物を使用せずに可能な豊胸術は、医師にとっても、患者さんにとっても、非常に魅力的な響きを以って受け入れられました。しかし、初期のバストへの脂肪注入は、注入した脂肪のほとんどが吸収されてしまい、ほとんど豊胸効果が望めませんでした。

豊胸効果が望めなかった初期の脂肪注入に対して、その対策として用いられたのは、大量注入でした。
初期の脂肪注入が、ほとんど豊胸効果が望めなかったと言っても、中には少しだけバストが大きくなった患者さんも居ました。そのような患者さんを見て、多くの美容外科医が考えたことは、「大部分が吸収されるなら、少しは残るということ。だから、大量に注入すれば、その分、吸収されずに残る量も増えるだろう。」ということでした。しかし、実は、この理論は大間違いで、少しだけ豊胸効果を獲得できたのは、脂肪を細かくバラバラに広い範囲で注入できた症例だったのです。ところが、当時の主流は、大量注入。患者さんも、単純に、たくさん注入すれば、その分、たくさんの脂肪がバストに残ると思っていましたので、医師が大量注入するのを歓迎していました。そしてしばらくの間、この大量注入が世界中で行われていきました。特に、1990年代初頭に、豊胸人口世界一にもかかわらず、シリコンバッグの豊胸手術に対する使用をFDAによって禁止されていたアメリカでは、生理食塩水バッグを使用するか、この脂肪注入をするしかない状況でしたので、比較的多くの患者さんが、この脂肪注入による豊胸術を受けました。そしてそうしているうちに、アメリカで大変な事件が発生しました。

アメリカで発生した、脂肪注入による豊胸術の事件とは、注入した脂肪によって発生した「しこり」が、事の発端でした。バストに大量注入された脂肪は、バストの中で大きな塊を形成していると、豊胸用のシリコンバッグのように、周囲にカプセルと言う膜ができることがあります。異物でもないのになぜ、カプセルが形成されるのかと言うと、そこで注入された脂肪組織が壊死に陥るからです。壊死に陥った脂肪組織は、既に元の脂肪組織とは違ったものに変質しているため、人体はこれを異物と認識するのです。そしてさらに悪いことに、シリコンバッグのような固形の物体ではない為、壊死に陥って異物化した脂肪組織は、周辺の乳房の皮下脂肪組織などに、外側の一部が浸潤(潜り込んでいくこと)し、そこで慢性的な炎症を起こします。このカプセルの形成と、慢性的な、注入された脂肪の周辺での炎症は、やがて「しこり」として自覚されるようになってきます。ちなみに、このような現象は、注入された脂肪が大きな塊を形成している場合に発生するのであって、手術時に細かく広い範囲で注入された場合には発生しません。

人体の皮下脂肪層で慢性炎症が続いた後は、そこには石灰化と言う現象が発生します。この石灰化が、大きな問題になりました。マンモグラフィーで、しっかりと映るのです。
アメリカでは日本よりも早くから、マンモグラフィーでの乳がん検診が普及していました。乳がんの罹患率も高く、また、公的健康保険のなかったアメリカでは、民間保険会社が、支払いを少なくするために、加入者に対し、乳がんの検診としてマンモグラフィーの撮影を義務付けていたことも、マンモグラフィーがアメリカで普及していた理由の一つです。そして、バストの中での「しこり+石灰化」というのは、マンモグラフィーの所見上、乳がんを強く疑わせる所見です。そういった状況で、脂肪注入で豊胸術を受けたある女性が、1990年前後に、乳がん検診を受けました。

その女性のバストには、内部にしこりがあり、マンモグラフィーの撮影が必要とされました。その結果、マンモグラフィーの画像所見上、石灰化を伴うmassが発見されました。そして、彼女は乳がんと診断され、乳房を手術で切除されてしまったのです。そしてそのことは、医療過誤事件へと発展し、脂肪注入を行った医師や、乳房切除を行った医師、しこりを乳がんと診断した医師は、皆、多額の賠償金を支払う羽目になりました。
当時、脂肪注入後のしこりの発生からその石灰化と言う現象は、ある程度は知られてきてはいたものの、美容外科医たちの間でも、普及していた知見とは言えませんでした。その原因に至っては、手技上の問題にあるのですが、それも無視されていた状況です。しかし、医療過誤裁判において、有責とされたことは、その後、脂肪注入による豊胸術が、しばらく日の目を見なくなってしまった大きな原因となりました。

なぜ、脂肪注入による豊胸術だけが、こんなにクローズアップされてしまったのかと言うことです。アメリカで大きな問題を引き起こしてしまった脂肪注入による豊胸術ですが、その他の美容整形技術でも、トラブルがないということはないのにも拘らず脂肪注入による豊胸術だけが、業界内でも大きくクローズアップされました。それは、対象臓器が女性のバストと言う、セックスシンボルだったことで、裁判所の陪審員が医師に高度の責任を認め、賠償金額が高額になったためです。それによって、医賠責保険(医療事故に対する医師側が支払う賠償金をカバーする保険)を管理する側の保険会社が、脂肪注入による豊胸術を行う医師の保険料を、大幅に増額しました。訴訟社会であるアメリカにおいては、どんな名医であっても、医賠責保険のカバーなしでは、診療を続けるのはリスクが高すぎます。そこで、アメリカにおいて、脂肪注入による豊胸術を行う医師は、絶滅危惧種となったのです。

マンモグラフィーの、検診項目への導入と、その普及が遅かった日本では、海外の情報に疎い美容外科医たちが、つい最近まで、大量注入に邁進していました。
現在でも、片胸につき300㏄を超える大量の脂肪を注入し、術後1か月と言う、未だ不安定な状態での写真を、自分のブログなどに自慢げに掲出している美容外科医がたくさんいます。そして、未だ、大きなしこりを残し、それがバストの変形へと繋がっている、悲惨な症例を目にすることもあります。たしかに、大きなしこりを残すということは、そのしこりの分の体積だけ豊胸効果が得られるということですが、それによってバストに石灰化を作り、変形まで残すようでは、豊胸効果以前の問題です。ちなみに、大量脂肪注入によるバストの石灰化は、マンモグラフィーでなくても、健康診断で用いられる、一般の胸部レントゲン撮影にて、肺がんの影のように映りこんでしまいます。
ただし、一般的に、大量注入に邁進せず、きちんとした手技とコンセプトのもとで行われた脂肪注入による豊胸術の場合には、しこりの発生は非常に少なく、石灰化の発生は非常に稀です。最近は、幹細胞脂肪注入やコンデンスリッチなどという、新しい方法も出てきて、それらについては注入した脂肪の生着率も向上しています。しかし、まだまだ大量注入に邁進する美容外科医も多く、石灰化やしこりの被害も、あとを絶たないのが現状です。これは、いかに幹細胞やコンデンスリッチを使用したとしても、ほんとうにペッタンコのバストを巨乳に変えようとして大量注入すれば、しこりや石灰化が発生するためです。

脂肪注入による豊胸術は、きちんとした技術の下で行えば、問題の多い手術法とは思えませんが、実際には、そのようなきちんとした技術でなされている脂肪注入豊胸術が少ないのも現実です。
きちんとした技術とは、幹細胞やコンデンスリッチなど、注入する脂肪の質の事ではなく、手術手技そのものの問題です。幹細胞やコンデンスリッチなどを使用しても、シコリやその石灰化などの問題は発生し続けています。それはやはり、手術手技に根本的な問題があるからです。
そもそも、脂肪注入と言う手術は、組織を移植する手術です。しかし通常の臓器移植とは異なり、臓器に出入りする血管を繋げるということがありません。移植を受ける組織に、脂肪組織を浮かべておくだけのものです。したがって、注入された脂肪組織に酸素や栄養を運ぶのは、繋がれた血管ではなく、周辺の組織です。周辺の組織から滲み出した栄養や酸素が、注入された脂肪組織を養うのです。しかしこの方式の場合、周辺の組織がそれらを細胞に運ぶのは、血液を介さない為、効率が非常に悪く、大きな組織を養うことができません。簡単に言うと、田んぼが川から灌漑されるのではなく、地中や空中の湿気から水を供給されている状況のようなものです。
このような状況におかれた脂肪組織は、その体積が、栄養と酸素の供給能力を上回ることになれば、壊死に陥ります。これがシコリとその石灰化の原因です。栄養と酸素が供給されないのは、注入された脂肪組織の内部です。まず、その部分が壊死に陥ります。そして周辺部の脂肪組織は壊死を免れます。壊死に陥った脂肪組織は、人体にとって異物になります。異物の中でも、シリコンなどは周辺の炎症反応が少ない物質として長年にわたって使用されていたのもですが、壊死に陥った脂肪組織は、周辺組織に比較的強い炎症反応を、長期に亘って惹起します。長期の慢性的な炎症は、注入された脂肪の周囲に高度の繊維化を発生させ、その後、石灰化を発生させます。これが、脂肪注入豊胸術による石灰化を伴ったシコリの原因です。

脂肪注入豊胸術での最も大きな問題点である、石灰化を伴ったシコリについては、その発生を防止する方法は、注入する脂肪の一塊をできるだけ小さくすることです。
つまり、酸素や栄養の供給が、注入した脂肪の塊の中心部まで行き渡るように、塊を小さくすることが大切であるということです。そのためには、注入に際して、慎重に乳腺の周囲の脂肪組織に万遍なく、そして細かく注入手技を行うことです。そして、バストに対して過度の緊張を与えるような、大量注入を行わないことです。バストに対して過度の緊張を与えることは、バストの内圧の上昇が、血管を潰してしまい、血行が悪くなる原因になるからです。また、大量注入は、その注入手技が、いかに細かい粒として脂肪隗を移植していたとしても、脂肪隗どうしが、バストの内部でお互いに接触し、再び大きな塊に変化します。
つまり、石灰化を伴ったシコリの発生を防止するには、コンデンスリッチであろうと、幹細胞併用であろうと、大量注入を行わず、細かい脂肪隗を万遍なく脂肪層に注入することに尽きます。これは、手術の技量に属するものであり、実際に手術を行う美容外科医の技量と情熱に懸かっているということができます。技量に劣る医師から手術を受けると、毎回、マンモグラフィーでの再検査や精密検査判定を出される結果となります。

シリコンバッグ挿入手術の限界とバスト・グロウ

シリコンバッグ挿入による豊胸術は、1960年代から行われている、豊胸術の中でも長い歴史のある手術です。それまでの豊胸術は、シリコンオイルをバストに対して直接注射するものでした。その方法は、肉芽腫の発生や、皮膚の壊死などの問題が発生し、バストを変形させてしまったりしました。さらに、結果として、乳房切断などと言うことにもなった症例も多く出現しました。また、当時のシリコンオイル自体の性質にも問題があり、不純物が多いものに関しては、その不純物の発がん性もあり、危険な方法であるということが、定着していきました。そこで、外側が固形のシリコン膜で覆われた、豊胸用シリコンバッグが登場し、直接注射していたシリコンオイルを、人体から固形の膜で隔てるということになったのです。

このシリコンバッグですが、50年以上の歴史の中で、様々な改良が加えられて、現在に至っています。まず、中身のシリコンについては、不純物を最小限に絞ることで、漏れたときの人体への影響を少なくしようというものです。1990年代に、シリコンバッグによる発がん性が疑われた頃、その中身は、生理食塩水や、トリグリセライドという油(大豆油)、ハイドロジェル(PVPやCMC)になりました。また、2000年代に至っては、このシリコンは、グミのような粘ちょう性を持たせることによって、外側の膜が破損しても、外部に漏れないようになりました。また、そうすることで、万が一、シリコンが外側に漏れても、それが拡がって行かないようになったのです。

豊胸術で使用されるバッグ・プロテーゼの歴史は、以下のようになります。

  • 1960年代初期よりバッグプロテーゼによる豊胸術が始まる。
  • 1960年代初期 人工乳腺と呼ばれているため本来は、乳腺下法が一般的である。当時 生理食塩水バッグと、シリコンバッグが使用されていたが、触り心地が良いため、シリコンバッグが多く使用されていた。
  • 1992年以降  アメリカで、シリコンバッグは発癌性の疑いが出たため、FDAによって、アメリカでは使用中止となる(ヨーロッパでは使用されていた)。アメリカのFDAによる、シリコンバッグ使用の凍結政令のため、生理食塩水バッグが再び多用される様になったが、触り心地が悪いため、大胸筋下法が始まった。
  • シリコンバッグ内部のシリコンジェル(シリコンオイル)の、生理食塩水以外の代用品として、ハイドロジェルバッグ、のちにCMCジェルバッグが誕生する。さらに、イギリスでは大豆油を使用したトリルーセント・バッグも登場する。アメリカでは、生理食塩水バッグ以外はFDA承認がなく、使用されなかった。
  • 1990年代中盤 コヒーシヴシリコンの誕生により、乳腺下法が再度、可能となった。シリコンバッグ・生理食塩水バッグ・ハイドロジェルバッグ・CMCジェルバッグ・トリルーセントバッグは、どれも中身が液体であるため外へ流れ出す危険性があるため、固体であるコヒーシヴシリコンが誕生する。
  • 1999年11月1日  バッグの研究がなされる中、1999年11月に、シリコンの発癌性が否定され、アメリカのFDAはシリコンバッグによる豊胸術を再び承認し、シリコンバッグが再び使用可能となる。これ以降、コヒーシヴ・シリコン・バッグ・プロテーゼが、豊胸用バッグ・プロテーゼのゴールド・スタンダードになる。
  • 1992年のシリコンバッグ発がん性疑い事件の真相は、破損したシリコンバッグから流出したシリコンジェル(シリコンオイル)が、肉芽腫を形成し、マンモグラフィーでの画像診断上、その陰影が邪魔をして、乳がんの発見が遅れたというものが、真相であった。
  • 2001年  ハイドロジェルバッグ・CMCジェルバッグ・トリルーセントバッグは、感染の可能性や、漏れた場合に大きな腫れがある等、体内での代謝・排泄に疑問があるため、ヨーロッパでも使用禁止となる。これでアメリカばかりではなく世界的に、豊胸術用のバッグ・プロテーゼはコヒーシヴ・シリコン・バッグ・プロテーゼが、豊胸用バッグ・プロテーゼのゴールド・スタンダードになった。
  • 2012年 フランスのPIP社による、豊胸用バッグ・プロテーゼの内容物と外膜についての、性能擬装が発覚する。工業用シリコンを使用していた。

手術法についても、改良が試みられてきました。このシリコンバッグ挿入豊胸術は、初期のうちには、乳房の下の、乳房下線という溝状のシワから、乳腺の下に挿入するのが、標準的な手術とされていました。しかし、拘縮の問題と傷の問題がクローズアップされるにしたがって、腋のシワから大胸筋と言う筋肉の下に、挿入する位置が変化してきました。この傾向は、一時、アメリカでシリコンバッグの使用が制限され、中身が生理食塩水に替わった時に、最盛期を迎えました。そしてその後、シリコンバッグの使用制限が解除され、バッグの表面の構造も拘縮を起こしにくいものに変化した時に、再び筋肉の下から、より表面に近い乳腺の下に挿入するのが主流となりました。現在は、症例によって、筋肉の下か上かを使い分けることになっています。

シリコンバッグ挿入による豊胸術の、現在でも完全には解決されていない問題点は、何と言っても「拘縮」の問題です。拘縮と言うのは、俗に言う、バストが固くなるという現象のことです。シリコンバッグ自体の硬さは、製品としては標準的なバストの硬さに沿うように作成されています。しかし、それが手術によって人体に埋め込まれると、その周囲にカプセルと言う膜が形成されます。このカプセルが、時間とともに次第に縮んできて、シリコンバッグを締め付けはじめます。この締め付けることで、シリコンバッグの中身の圧力が高くなり、バストに硬さを出してくる現象が、カプセル拘縮と言われるものです。拘縮も、それが進行すると、カプセルの締め付けによって、バストが変形することもあります。この拘縮と言う現象は、術後のマッサージやある種の投薬によって予防することが可能なのですが、どうしても完全ではありません。また、術前に拘縮の発生を予想することもできないというのが現状です。

シリコンバッグは、人工的な異物で、それも、比較的大きな異物と言うことになります。そこで問題になるのは、各種検査の問題です。シリコンは比較的X-線透過性がいいため、様々な病変のX-線診断については、あまり邪魔にはならないとされています。通常の健康診断などの、胸部X-線撮影などでは、バッグ自体が写ることが稀であるとされています。しかしそれは、あくまでも診断の邪魔にならないということであって、バッグ自体の存在が分からないということではありません。また、CTスキャンやMRIに関しては、豊胸用シリコンバッグは確実に写ります。逆に、シリコンバッグが写らないCTスキャンやMRI検査は、他の病変を見逃しているばかりか、検査を行っていないということであり、全く意味のない検査と言うことになります。

乳がんの早期発見と早期予防が普及してきて、最近はマンモグラフィーの健診を受ける方が増加しています。欧米では、日本よりも乳がんの発生率が高く、10年以上前から、マンモグラフィーによる乳がん検診が盛んにおこなわれていました。また、アメリカにおいては、豊胸人口は日本と比べ物にならないほど多く、そのため、マンモグラフィーに関しても、シリコンバッグ挿入後の患者さんに対するマンモグラフィーの撮影法と言うものも、医療従事者たちの間で、情報共有され、効率よく検査されてきました。しかし、本邦においては、少し事情が違います。たしかに、シリコンバッグ挿入後の患者さんに対するマンモグラフィーの撮影法というものは、一応、情報共有されていますが、アメリカで開発されたその方法では、日本人の患者さんには、検査精度を犠牲にしなければならない事情があります。

マンモグラフィーにおける検査精度を日本人が犠牲にせざるを得ない理由は、主に、アメリカ人と日本人の、バストの解剖学的な違いによるものです。一般的に、アメリカ人のバストは、皮膚が軟らかく伸縮性があり、また、皮下脂肪が豊富な傾向があります。それに対して日本人のバストは、アメリカ人と比較して皮膚が硬く、皮下脂肪が少ないと言えます。シリコンバッグ挿入手術後のマンモグラフィーの撮影法と言うのは、シリコンバックの上に存在する乳腺を、シリコンバッグを挟まずに圧縮して撮影するというものです。皮下脂肪が豊富で、シリコンバッグと乳腺の間にも豊富な脂肪層が存在する場合には、この方法で乳腺の大部分をカバーできます。しかし、多くの日本人女性がそうであるように、シリコンバッグと乳腺の間に脂肪層があまり存在しない場合には、シリコンバッグを挟まずにその上の部分を圧縮しても、乳腺の多くの部分が挟まれず、検査としてカバーできない状況になります。

シリコンバッグ挿入による豊胸術の問題点は、何と言っても、そのものが異物であるということが、根本的な原因です。
バストを、授乳機能抜きにして、そのセックスアピールやファッション性をその臓器機能と考えると、シリコンバッグは、かなり古くから存在する人工臓器であるということができるかもしれません。しかし、やはりそれは「人工」臓器であって、本物の臓器ではありません。本物ではなく人工であるが故に、拘縮やマンモグラフィーなど画像診断における問題が生じ、それらを容認できる場合にのみ、手術適応とすべきものだと思われます。
バスト・グロウにおいては、異物を使用してバストの体積をアップするというものではなく、あくまでも自分のバストを成長させる技術です。したがって、この「人工性」がないことから、シリコンバッグ挿入手術による豊胸術の問題点は、凡そ、カバーできるものとなっています。

  

 

 

 


バストグロウの効果出現経過

旧バストグロウの効果出現経過です。効果には個人差があることと、あくまでも参考であるということを、ご承知おきください。

バストグロウ12回施行のうち1回目

バストグロウ6回を行ったモニターさんの第一回目の結果です。   

一回では大きな変化は見られないのですが、ある程度のふくらみは出てきます。豊胸を希望される患者さんは、大抵は非常に痩せた方が多いのですが、そのため、バストには乳腺や脂肪組織を構成する細胞が少なく、バストグロウの効果が現れるまでには、複数回の処置が必要な場合が多いようです。それは、バストグロウの治療そのものが、何かをバストに入れてその体積を以て豊胸効果を獲得するというものではなく、あくまでも自分のバストの成長を促すことによって、豊胸効果を獲得するというものであるためです。つまり、100個の細胞を2倍に増やす場合には、100個の細胞ができますが、200個の場合には、2倍に増えると200個の細胞ができるということです。したがって、バストグロウは、その処置回数を重ねるほど、豊胸効果が倍増するという傾向があります。つまり、バストグロウの場合には、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目、といった具合に、処置回数を重ねるごとに、豊胸効果が大きくなってくるということです。

バストグロウ12回施行のうち2回目

つまり、バスト・グロウの場合には、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目、といった具合に、処置回数を重ねるごとに、豊胸効果が大きくなってくるということです。こちらは、バストグロウを6回受けたうちの、2回目の結果の症例写真画像です。

それは、1回目のバスト・グロウで増加した乳腺や脂肪の細胞が、2回目には、その増加した分も含めて再び増加するためです。このことは、通常の脂肪細胞や乳腺細胞ではなく、バストの組織の中の幹細胞の性質によるものです。幹細胞とは、様々な種類の細胞に分化する細胞のことで、傷の治癒や組織の再生に大きな役割を果たしています。この幹細胞は、人体の色々な組織の細胞に交じって、全身に分布している細胞です。そして、その分布している組織の細胞が障害を受けて死滅したり、組織の欠損が発生したりした場合に、それらを補うために、分裂とそれに伴う分化を開始します。

バストグロウ12回施行のうち3回目

幹細胞は、当然のことながら、バストを構成する乳腺や皮下脂肪組織にも存在します。

そしてこれらの幹細胞に、ホルモンと成長因子によって刺激を与え、その成長を促し、豊胸効果を獲得するのが、バスト・グロウです。さらに、処置の回数を重ねると、効果が倍増してくるのは、この幹細胞の性質によるというのは、前述の通りです。幹細胞の性質と言うのは、どういうことかと言うと、その分裂・分化の形式の特徴です。幹細胞は、分裂して幹細胞になるとともに、各組織を構成する細胞の前駆細胞になります。つまり、自己複製とともに、他の細胞にも変化するのです。したがって、バスト・グロウの処置を受ければ、乳腺や皮下脂肪の細胞とともに、この幹細胞も増加し、次のバスト・グロウの処置に対して、反応が良くなるということなのです。 

バストグロウ12回施行のうち4回目

そこで本題として、かなり痩せている方で、バストが小さい方の場合に話を戻します。

バストが小さいということは、一般的に見て、バストを構成する乳腺や皮下脂肪の細胞そのものが少ないということができます。そしてそれに伴って、幹細胞の量も少ないということができ、初回のバスト・グロウの効果も限定的とならざるを得ません。しかし、2回目のバスト・グロウを行う際には、1回目のバスト・グロウによって、乳腺・皮下脂肪の細胞とともに、幹細胞の数量も増加しています。そこで、2回目のバスト・グロウは、1回目のバスト・グロウよりも効果が強く出るということができます。当然のことながら、3回目のバスト・グロウはさらに強く豊胸効果が出ます。このように、バスト・グロウは、その回数を重ねれば重ねるほど、1回につきの豊胸効果は大きくなっていく傾向がみられるのは、乳腺の細胞や皮下脂肪の脂肪細胞の他に、幹細胞も増加するためであると考えられます。
思春期を過ぎ、成人してもバストが小さいままの状態と言うのは、ある意味、バストの発育不全と言うことができるかもしれません。それは、思春期において、バストがホルモンの働きを十分に受けず、思春期前の状態のままになっている可能性があります。この状態は、女性ホルモン自体の分泌が少ない場合と、女性ホルモンの作用を、バストが十分に受取れなかったことの2種類の原因が考えられます。そしてその原因がどちらにしても、バスト・グロウで治療を行うことで、ホルモンの補充と、ホルモンの作用を受け取る側の、乳腺と皮下脂肪の幹細胞に成長因子を補充することで、思春期のバストが成長する時の環境を整えてやることができ、結果的に豊胸効果を獲得することができるというわけです。 

バストグロウ12回施行のうち5回目

前述の通り、バストの発育不全とも言うべき状態は、思春期における性ホルモンが乳房に十分作用しなかったことが考えられます。

ところでホルモンですが、その作用には、それなりのメカニズムがあります。また、女性ホルモンと男性ホルモンは、その性別に従って、お互いにバランスをとって分泌されます。女性であっても、精巣はなくとも副腎から少量の男性ホルモンの分泌があり、男性であっても、卵巣はなくとも副腎から少量の女性ホルモンが分泌されています。そしてこれらの性ホルモンは、思春期において男女ともに、その分泌量が増加し、成人してからは低下していきます。しかし、成人してから低下していくのは、性ホルモンだけではなく、ほぼすべてのホルモン分泌量が減少するといわれています。これが、総合ホルモン補充療法という、若返りホルモン療法と言われているものの根拠です。また、ホルモンは、その分泌量の減少に伴って、ホルモン分泌量のバランスをとる能力もまた、低下していきます。
バスト・グロウに使用するホルモンですが、やはり女性ホルモンを補充するという形になります。そこで問題になるのが、前述のホルモンのバランスを取る人体の作用のことです。女性ホルモンを補充すれば、このホルモンバランスを取る作用が敏感に働いていると、副腎からの男性ホルモンの分泌も増加し、男性化傾向を見せる形になります。具体的には、声が太くかすれた感じになることが多いようです。しかし実際には、この作用はそこまで敏感に働くことはなく、バスト・グロウで補充する程度の女性ホルモンでは、男性ホルモンの分泌が大きく増加して男性化傾向を示すことはありません。勿論、成人していない状態での、ホルモン環境に対して敏感な思春期の年代においてはこういうわけにはいきませんが、成人していて、ある程度の年齢に到達している場合には、男性化は非常に稀、というよりも、発生しないと言っていいでしょう。言い換えれば、ある程度の年齢に達していると、ホルモン環境のバランスをとる作用が既に鈍くなっているので、女性ホルモンを補充しても、問題がないということなのです。 

バストグロウ12回施行のうち6回目

女性ホルモン自体の補充ということは、バストに対して女性ホルモンを作用させることが目的ですが、その作用には一定のメカニズムが存在するというのは、前述の通りです。

一般的にホルモンが作用する時には、ホルモンを分泌する内分泌腺から血中に分泌されたホルモンが、血液に乗って、その作用するべき組織へと運ばれていきます。組織に到達したホルモンは、その組織やそれを構成する細胞のホルモン・レセプターに結合します。すると細胞内には、ホルモンが結合したというシグナルが発生し、成長因子の助けによって細胞が分化・分裂をはじめ、一定の方向性を持った分化を開始し、細胞の集合体としての組織が増殖する形となります。つまり、ホルモンが作用するというのは、細胞のレセプターを介したシグナルと、それを増幅させる成長因子を介して、目的とする組織を増殖させるということです。これは裏を返せば、ホルモンがいくら高濃度に存在しても、細胞のレセプターの数が少なく、成長因子の組織内濃度が低ければ、その効果が低いということなのです。
このような、ホルモンのレセプターと成長因子を介した作用を女性ホルモンとバストに当てはめてみると、次のようになります。女性ホルモンの血中濃度が上昇すると、バストを構成する乳腺やその周辺の皮下脂肪組織に血流を介して到達します。そこでそれぞれの細胞のレセプターに結合し、細胞内に増殖せよというシグナルを発生させます。すると、そのシグナルを受け取った乳腺や、皮下脂肪組織内の幹細胞は、成長因子の存在下でそれを増幅させ、分裂と分化を開始するというわけです。勿論、乳腺や皮下脂肪組織には、分化を終了した乳腺細胞や脂肪細胞が存在するわけですが、それらは分裂や分化をすることはなく、あくまでも、それらの大元になっている乳腺や皮下脂肪組織に含まれる幹細胞から、その前駆細胞と呼ばれる一つ前の段階の細胞までの種類の細胞が、分裂と分化を繰り返すようになり、結果的に乳腺細胞や脂肪細胞が増加し、豊胸効果を発揮するということになるのです。 

バストグロウ12回施行のうち7回目

バスト・グロウは、ホルモンと成長因子を補充してやることで、思春期を過ぎた年代において、バストの成長をもう一度発生させて、豊胸効果を獲得するというものです。

そのために、ホルモンを補充してやることはもちろんですが、その量をできるだけ絞って、バストに対して豊胸効果を出してやるということを目標にしています。その時に考慮するべきことは、前述のホルモンの作用のメカニズムです。その中で、成長因子の働きというのが、豊胸効果を出すのに、重要な役割を持っています。それは、乳腺や皮下脂肪などのバストを構成する組織に関しては、この成長因子がないと、その成長が達成できないからなのです。逆に、ホルモンがないことには、成長因子のみでは、やはり十分な豊胸効果を獲得することができません。つまり、例えて言うなら、ホルモンがピッチャーの投げたボールだとすると、キャッチャーが構えているミットが、成長因子であるということができます。
成長因子と一言で言っても、その種類はたくさんのものがあり、また、それぞれの名前がその働きを表しているとも言えない状況です。また、それら多種類の成長因子は、その組み合わせとそれぞれの配合量によって、違った働きをすることもあります。たとえば、薄毛の治療として行われているHARG療法ですが、主に髪の毛を生やすと言われている成長因子を、単独で頭皮に注射しても、効果がありません。HARG療法は、この成長因子とともに、血管に作用する成長因子や皮膚に作用するものなど、多数の種類の成長因子を、発毛に適した割合で混合して、頭皮に注射するのです。これらの成長因子の種類や配合比を間違うと、HARG療法は発毛を促進するどころか、ヘアーサイクルと言う髪の寿命を短くして、逆に脱毛を促進してしまうこともあります。同じように、バスト・グロウにおいても、バストの成長に適した種類と量の成長因子を、バストに供給してやることが、豊胸効果を高めるために重要なことになります。

バストグロウ12回施行のうち8回目

バストの成長に適した成長因子の種類とその量を、バストの組織に供給してやることが、前述のように、バスト・グロウのもう一つの原理です。

そこで、バスト・グロウでは、バストを構成する乳腺組織と皮下脂肪組織が、バランスよく成長するように、成長因子の種類とそれらの量を調整し、さらに、それらがバストの組織内での濃度を一定期間保てるような、薬物動態を考慮した処方で、注射液を設計しています。この、組織内での成長因子の濃度を保つというのが、豊胸に限らず、しわや美肌など、その他の目的で成長因子を使用する場合に重要な要素になってきます。つまり、成長因子は、一定期間、ほぼ一定の濃度で組織内にとどまっていることが、その効果を発揮するためには大切なことなのです。しかし、一般的に、成長因子そのものの水溶液は、水溶液であるがために、人体の組織に注射すると、注射した直後に最も高い組織内濃度を示し、その後はすぐに組織内から血流やリンパ流に乗って運び出されてしまい、急激に組織内濃度が低下していきます。そこで、組織内濃度を低下させない技術とノウハウが必要になってくるのです。 

バストグロウ12回施行のうち9回目

しかし幸いにして?バスト・グロウの場合には、HARG療法とは違って、成長因子の配合を間違っても、バストは小さくなりません。

この場合、バストは小さくはならないのですが、大きくもならないということです。毛髪とバストの組織との違いは、毛髪があくまでも体外の組織で、現在の医学的常識からすれば、組織からの分泌物とでもいうべき存在だからです。毛髪は、毛根の毛母細胞で作られ、それが毛孔(毛穴)から皮膚の外に向かって伸びているものです。これに似たものに、爪がありますが、発生学的には同様のものとされています。それに対してバストの場合には、この分泌物には相当せず、分泌物を作るところそのものであるということができます。毛髪の場合に当てはめると、バストの組織のうち、乳腺が毛根に相当し、母乳が毛髪に相当すると考えられます。つまり、同じように美容的な治療効果を期待するものであったとしても、毛髪とバストでは、その比較対象が全く違うということです。したがって、成長因子に対する反応も、バストと毛髪とは全く違ったものとして評価するべきとなります。

バストグロウ12回施行のうち10回目

細胞が分裂して、その数が増えて組織の体積が増加するには、その「足場」とも言うべきものが必要になります。

細胞が増殖する際に、足場の役割を果たすものを、細胞外マトリックスと言います。この細胞外マトリックスですが、もとはと言えばそれぞれの細胞の分泌物でもあります。細胞の分化・増殖能と言うのは、このマトリックスの影響を大きく受けることが知られています。細胞外マトリックスが十分に存在するところでは、細胞の分化・増殖能は存分に発揮されることになり、それがまたマトリックスの増加に繋がり、組織の増量が存分になされるということです。この事象は、外傷、特に熱傷の治療の際に応用されていて、皮膚の細胞外マトリックスや、もっとマトリックスとしての条件の良い膀胱上皮などが、アメリカなど欧米諸国において、治療用の創面被覆材として市販されています。また、薬局で処方箋なしで購入できる一般用の創面被覆材としても、人工の細胞外マトリックスがあります。この細胞外マトリックスの、組織の再生における重要性については、昔から存在する、あざなどの冷凍療法においては、単純に切除したり、レーザーで蒸散させたりする場合よりも、治癒した後の組織の欠損が少ないということからも、窺い知ることができます。つまり、低温で組織を凍らせると、細胞は死滅してしまうが、細胞外マトリックスは冷凍されるだけでその構造を保ち、周辺の組織内の幹細胞などの細胞の分化と増殖の足場になるということです。さらに、この細胞外マトリックスは、成長因子のプール、または貯蔵庫としても働き、細胞との栄養や酸素のやり取りと老廃物の運搬などを通して、細胞分裂・分化をコントロールする一つの要素であるとも言えます。

バストグロウ12回施行のうち11回目

そこで、バスト・グロウで上手く豊胸作用を獲得するためには、この、細胞外マトリックスによる細胞の分化・分裂の調整機能を理解していないといけません。

つまり、この細胞外マトリックスには、成長因子の貯蔵能を通じて、組織内の細胞の分化・分裂に対して調節機能を有しているということです。この細胞外マトリックスから、組織内の幹細胞をはじめとした、分裂能を有する細胞が成長因子を受け取ることになります。したがって、この細胞外マトリックスの中を十分に満たす程度まで成長因子の濃度を上昇させ、それを保つ必要があります。そのためには、注射する成長因子の量と、その、細胞外マトリックス内での濃度変化について十分に検討しておく必要があります。実際、これらを見誤ると、注射する成長因子の量が不足していたり、大量の成長因子を注射したにもかかわらず、バストの成長が得られず、豊胸効果を獲得できなかったりすることが発生します。
医学・生物学・生命科学の分野は、薬剤やそれらの体内での働きというものが、全て正確に解明されているわけではありません。しかしながら、日夜、膨大な研究・実験が行われていて、今までわかっていなかったことに関する発見や、これまでの仮説の検証がなされていっています。特にこのバスト・グロウに関する分野でもある再生医療というものは、研究者の人数も多くなり、学際的な分野として、日々発展していっています。そして、成長因子の働きも、発見された当初の作用の他にも、様々な作用が発見され、それらの用途に関しても、いろいろな応用がなされるようになってきました。このように成長因子の作用も含めた再生医療の研究は日々進歩しているわけですが、それらの研究成果は、臨床応用と言われる実際の治療に使用されるまでは、多くの研究結果を紡ぎ合わせ、そして治療理論を構築し、治験され、そして一つの治療法として確立されていきます。つまり、臨床応用というのは、そのベースになる多くの基礎的な実験・研究成果を統合・取捨選択したものであり、言い換えれば、一つの治療技術を、無数の基礎医学研究成果が支えていると言えるのです。

バストグロウ12回施行のうち12回目

バスト・グロウに関しては、この再生医療の中でも、成長因子の働きが大きなウェートを占める技術です。

そして、その成長因子の、バストを構成する組織の中で、特に皮下脂肪における濃度変化を、よく知る必要があります。そのカギを握っているのが、現時点では、前述の細胞外マトリックスなのです。将来的には、豊胸術にもiPS細胞の技術が応用される日が来るかもしれません。そうすれば、成長因子を次々と作り出しながら、乳腺や脂肪細胞に分裂していく細胞がiPS細胞から作り出され、それを注射することで豊胸術を行うことができる可能性もあります。しかしそれはまだ、10年以上先の話でしょうし、細胞の加工技術を安定させるのも、もっと先の話になるでしょう。また、豊胸術にこのような技術を使うとなると、その費用たるや、当初は1000万円を軽く超えることとなるでしょう。したがって現時点では、成長因子を使用したこのバスト・グロウが、現実的かつ有効な選択と言うことができます。前にも書きましたが、バスト・グロウの豊胸効果を引き出すためには、この成長因子の倉庫ともいうべき細胞外マトリックスの理解が重要です。細胞外マトリックスと言うのは、臓器の組織を構成する成分のうち、細胞以外の部分のことです。この部分は、

1) 細胞がバラバラにならないように、細胞を集めて臓器としての形を作る、造形作用
2) 細胞に供給する栄養や酸素を貯蔵し、適正に供給する、物質供給作用
3) 細胞から出た分泌物や二酸化炭素などの老廃物を一時的に貯蔵し、運び去る、物質除去作用
4) Phや浸透圧など、細胞周辺の環境をほぼ一定に整える、周辺環境保持作用
5) 細胞が、外力などの物理的刺激に対して保護されるようにする、保護作用
などを有しているとされています。

これらの細胞外マトリックスの作用の中で、バスト・グロウにおいて、その豊胸作用を引き出すために重要な要素は、2)、3)、4)の各作用であると考えられます。

  

 

 

 

 

巨乳化

バスト・グロウを1年間に亘って、13回行ったモニターさんです。バスト・グロウは、成長因子を使用し、乳腺と皮下脂肪を成長させ、バスト自体を大きく成長させる技術です。バストに対する処置としては、注射を行うのみで、メスを使用して切開を加える必要が、一切ありません。そのことから、処置当日の入浴などの制限は、浴槽に入ること以外は特に禁止事項はなく、翌日にはその浴槽に漬かることも、制限がなくなります。つまり、普通であれば、どんな仕事の方でも、翌日に休暇を取る必要もなく、楽な豊胸技術と言うことができます。

こちらのモニターさんは、結果として、ブラジャーのサイズは、BカップからFカップへと変化したということでした。
 
一般的に、既によく知られていて、当院でも、しばしば患者さんにお知らせしているのですが、ブラジャーのカップと言うのは、乳房体積を正確に表しているモノではありません。計測上の目安として、アンダーバストとトップバストの差を、ブラジャーのカップとして表示している場合が多いのですが、バストの形やそれを支える胸郭の形が、人それぞれであることから、それらは非常に不正確な目安と言うことができます。そして、下着メーカーごとにカップ表示に違いがあり、さらに同じメーカー内でも、種類ごとに差があるのが現状です。しかし、写真を見れば明らかなとおり、バストの大きさとしては、かなりの大きさを獲得できています。

また、胸の谷間を、ブラジャーで寄せ揚げして作成する必要もなく。普通に胸を張った状態で、十分なる谷間が形成されています。
 
一般的には、胸の谷間と言うものは、かなりの大きさのバストでないと、ブラジャーのアシストなしでは発生しません。さらに、バストのサイズが大きくなるほど、その重みによって、バストは下垂する傾向にあります。また、胸郭と、乳腺を支える靭帯の解剖学的特徴から、下垂の方向は外下方となり、バストの位置としてはむしろ開いていく傾向にあります。したがって、このような、ブラジャーのアシストなしでの胸の谷間形成と言うのは、バストにかなりの張りがないと、不可能なことです。バスト・グロウは、乳腺と皮下脂肪組織を増加させ、他の豊胸術同様、バスト自体にも張りを持たせる作用もあると感じています。

バスト・グロウ豊胸術の手順は、以下のようになります。
 
まず、自分の血液を、20㏄~100㏄採血します。そこから成長因子を取り出すためです。そして、患者さんには、バストに麻酔クリームを塗った状態で、約30分、処置台の上でお待ちいただきます。その間に、採血した血液から成長因子を分離し、さらに、乳腺と皮下脂肪に働く成長因子を添加し、注射液を作成します。注射液の量としては、30~40mlとなります。そして、麻酔をした後、それらを女性ホルモン薬とともに、バストに注射します。待ち時間が約30分必要ですが、処置自体は短時間で終了します。

バスト・グロウのいいところは、マンモグラフィーであれ、CTスキャンであれ、たとえMRIであっても、処置の痕跡さえ検出できないことです。
 
検出できないと言うよりも、痕跡を残さないと言ったほうが、適切かもしれません。バスト・グロウの基本的なコンセプトは、何かを入れてサイズアップさせると言うものではなく、あくまでも自分のバストを成長(グロウ)させると言うものです。つまり、思春期から成人する過程において、女性のバストが成長してそのサイズが次第に大きくなってくる現象を、再び発生させると考えると、分かりやすいかと思われます。成人後のバストサイズの変化は、妊娠・出産時に拡大しますが、その後は、どうしても年齢とともにサイズを失っていく傾向にあります。バスト・グロウは、このようなバストのサイズに関係する体内環境の変化を、一時的にバストが成長する状態にすることにより、サイズの拡大を図ります。したがって、豊胸処置の痕跡さえも残さない、至って自然なバストの状態で、豊胸が可能です。

  

 

 

 

 

バスト・グロウよくある質問(Q&A)


バスト・グロウによる豊胸術の手技と手順

どこに注射するんですか?

Q:バストグロウの注射は、バストに注射をするということですが、乳腺に針を刺して注射するのですか?

A:バストグロウの注射は、乳腺ではなく、バストの皮下組織である、皮下脂肪の層に注射します。乳腺の周囲に、注射をするということです。バストグロウの乳腺に対する増殖作用というのは、皮下脂肪層に注射した注射液が、しだいに皮下脂肪層を拡がっていき、乳腺に接触し、そこから乳腺に到達して発揮されます。このようにして、皮下脂肪と同時に、乳腺にも成長因子が作用して、豊胸効果が得られます。したがって、注射の際には、乳腺には一切何も注射しません。将来の授乳などで、乳腺が大きくなっても、心配はありません。実際に、バストグロウの術後に、妊娠・出産に至った患者さんもいますが、特に何も問題なく、母子ともに健康な状態です。

バストグロウの注射の中身

Q:バスト・グロウは、ヒアルロン酸や脂肪を注射するのではないようですが、何を注射するのですか?

A:乳腺を増殖させる成長因子(細胞増殖因子)や、皮下脂肪を増殖させる成長因子(細胞増殖因子)を、それぞれにより有効な形として配合し、注射液を作成して、バストの皮下脂肪層に注射します。バストを大きくし、豊胸効果を得るために、乳腺と皮下脂肪を成長させることがキーポイントです。そこで、豊胸効果を獲得するために、たくさんの種類がある成長因子(細胞増殖因子)の中から、乳腺及び皮下脂肪を成長させるのに必要な成長因子(細胞増殖因子)を選んで、さらに医薬品を添加し、濃度をお互いに調整しなければなりません。それらの成長因子(細胞増殖因子)が有効に、効率よく豊胸効果として働かせるためには、成長因子(細胞増殖因子)の濃度を、血液中の濃度を上げずに、より高濃度でバストの組織の中で存在させなければなりません。バスト・グロウはこのように、多くの種類の成長因子(細胞増殖因子)を、バストの成長に適した形で調整して注射液を作成し、バストの皮下に注射して豊胸効果を獲得します。さらに、それらの成長因子(細胞増殖因子)が働くきっかけを作るために、バストグロウFでは、女性ホルモンの注射を行います。

採血はどのくらい?

Q:採血して、自分の血液からも成長因子を集めるということですが、どのくらいの量の血液を採るのですか?

A:バストグロウFでの採血のことかと思います。バストグロウFを1セット施行するのに、必要な採血量は20㏄です。これは一度に5セットの施行が可能ですので、一日の最高採血量は100㏄となります。採血に際しては、腕にある比較的太い血管から、細い針を使用して行います。針が細い分、採血には通常よりも時間がかかりますが、その分、針を刺す時の痛みが少ないというメリットがあります。また、このくらいの採血量であれば、人体に対して大きな影響はありません。身近な例としては、バストグロウFを5セット行うときの100㏄の採血量というのは、献血の最小単位量の半分です。

安全な方法なのですか?

Q:成長因子(細胞増殖因子)を使うそうですが、安全なのですか?

A:成長因子(細胞増殖因子)は、体の各部分の成長になくてはならないもので、成長期には体の多くの組織で、成人よりも高い濃度で含まれています。そして、年齢とともに、ホルモンと同じように、組織中から減少していきます。また、成人になっても、皮膚や皮下組織に、この成長因子が含まれているため、傷が治ったり、老化を防ぐこともできるのです。作用機序としては、ホルモンが細胞に作用する際には、この成長因子(細胞増殖因子)を介して作用します。逆に言うと、成長因子(細胞増殖因子)がないと、ホルモンも作用できません。このように、成長因子(細胞増殖因子)は体内物質で、人体にとって必要なものでもありますので、安全性が高いと考えられます。
また、これまでの、バッグを使用する豊胸術や、脂肪吸引を伴う脂肪注入と比較すれば、バストグロウは注射のみのため、切開を伴う手術であるこれらの方法とは、処置自体のリスクがまるっきり違い、安全性が高いと言えます。

豊胸すると乳がんになるのですか?

Q:豊胸術で乳がんになるというのは、ほんとうですか?

A:豊胸術による発がんが疑われたのは、シリコンオイルの直接注入が行われた時代の患者さんが主体で、シリコンバッグに関しては、2000年代になって、その発がん性は否定されました。また、シリコンオイルの直接注射に関しても、それによって作られたシコリ状の肉芽腫の影像が、乳がんの早期発見の邪魔になったということで、乳がん発生の原因ではないとの結論になっています。また、脂肪注入に関しても、初期の頃の手術法や、稚拙な注入テクニックによって作られた肉芽腫が、乳がん診断の妨げになったに過ぎず、やはり発がん性はありません。バストグロウについては、そもそもしこりを作ることがないため、このようなことは、発生しようがありません。

脂肪注入やコンデンスリッチとの違い

Q.自分の脂肪を注射したり、脂肪を加工してコンデンスリッチとかいう注射をする方法とは、何が違うのですか?

A.まず、脂肪注入の場合には、注入する脂肪を取ってくる作業、つまり、脂肪吸引の手術が必要になります。コンデンスリッチと言う方法は、やはり脂肪吸引で加工を施すための脂肪を取ってくるための、脂肪吸引が必要です。脂肪吸引は手術ですので、麻酔が必要なのと、術後の回復過程があります。当院での脂肪吸引の場合、術後24時間は、スポンジを使用したヘビーな圧迫固定を行います。その間、シャワーや入浴はできません。また、術後も、多少なりとも痛みを伴います。しかし、バスト・グロウは、この脂肪を取ってくるという、脂肪吸引が不要ですので、処置当日から入浴も可能で、術後の痛みもありません。

次のバスト・グロウFが可能な時期

Q: 約1か月前にバストグロウFを受けたのですが、もっと大きくしたいと思います。2回目のバストグロウFを受けるのは、1回目からどれくらいの間隔が必要ですか?

A:1カ月以上の間隔を推奨しています。医学的には、採血を行った時の、血液の減少量が回復するには、約1カ月以上を要します。そこで、バストグロウFの間隔は、約1か月と言うところを適切と考え、そのプロトコールに従って行っていきます。また、バストグロウFの場合には、女性ホルモンの注射を伴いますので、過量投与を防ぐことと、性周期の関係上も、1カ月以上の間隔をとっていただきます。

類似の豊胸術(献血豊胸)との違い

Q:バスト・グロウとPPP豊胸・献血豊胸は、どう違うのですか?

A:PPP豊胸(プラズマジェル豊胸)は、血液の中の、赤血球を取り除いた血漿を、熱を加えてジェル状にして、バストに注射する方法です。この方法は、ヒアルロン酸の代りに、このプラズマジェル(PPP)を使用するものです。したがって、決して、「何かを入れて膨らませる」という、従来の豊胸術の範疇を超えるものではありません。即効性はありますが、その効果は約3カ月ないしは半年で、完全に元の状態に戻ってしまいます。元に戻る前にMRIやCT、またはマンモグラフィーの撮影によって、何かを注射したことは分かってしまいます。
バストグロウは、脂肪組織と乳腺に働く成長因子を注射します。この成長因子が働くことにより、乳腺と皮下脂肪が次第に成長し、バストが大きくなってきます。つまり、「何かを入れて膨らませる」というものではなく、あくまでも自分のバストが自然に大きく成長するというものです。バストグロウWの場合には、即効性はありませんが、術後3~4週間ほどで、効果を感じる方が多い傾向にあります。バストグロウFの場合には、処置直後から、術後初期には注射液の体積で大きくなっていますが、最終的には自分のバストが大きくなった状態になります。自分のバストが自然に大きくなるわけですから、その効果は永久で、年齢によっても自然な変化が生じます。

特許

Q:バストグロウは特許技術なのですか?

A:いいえ。バスト・グロウは、医療行為ですので、特許技術ではありません。特許と言えば一般的に、何か凄い発明と考えられていますが、実は、医療行為には、その効力が及ばないばかりか、医療行為が、特許を取得できないのは、特許庁の特許審査基準に、明確に示されて、拒絶対象となっています。

人間を手術・治療・診断する方法(医療行為)
(1)手術方法外科的手術方法、採血方法、美容・整形のための手術方法、手術のための予備的処置など
(2)治療方法投薬・注射・物理療法等の手段を施す方法、人工臓器・義手等の取り付け方法、風邪・虫歯の予防方法、治療のための予備的処置方法、健康状態を維持するためにするマッサージ方法、指圧方法など
(3)診断方法病気の発見等、医療目的で身体・器官の状態・構造など計測等する方法(X線測定法等)、診断のための予備的方法(心電図電極配置法)などhttps://www.jpo.go.jp/resources/shingikai/sangyo-kouzou/shousai/tokkyo_shoi/document/seisakubukai-01-shiryou/tokkyo_6.pdf

外国、特にアメリカでは、医療行為で特許を取得できます。しかし、技術を独占できるという性格のあるものではなく、方法と発明者の名前が、政府に認定されるという程度のものでしかありません。また、EUでは、医療行為の特許取得ができません。日本では、上記の特許法の運用で、特許申請が拒絶され、特許を取得できないようになっているのですが、たとえ医療行為として取得した特許でなかったとしても、医療行為の中で行われる限りは、特許の効力が及ばないようになっています。例えば、ある薬とある薬を混ぜて、新しい薬を作る方法の特許などは、調剤行為と重なるのですが、これには特許の効力が及びません。

特許法 第六十九条3 二以上の医薬(人の病気の診断、治療、処置又は予防のため使用する物をいう。以下この項において同じ。)を混合することにより製造されるべき医薬の発明又は二以上の医薬を混合して医薬を製造する方法の発明に係る特許権の効力は、医師又は歯科医師の処方せんにより調剤する行為及び医師又は歯科医師の処方せんにより調剤する医薬には、及ばない。

以上のことから、バストグロウで特許を取得するとするなら、創薬(新しい薬を創ること)の配合として特許を取得し、別会社に、特許使用料を支払う方式を取るという、あくまでも内部でのやり取りで、医師個人や医療法人の、節税・資産隠匿の効果しかないということです。当院では、節税・資産隠匿の必要性もなく、遵法精神上も、特許の取得は行っておりせん。

バスト・グロウで豊胸する場合の、実際の手順

Q:実際に、どんな手順での処置なのですか?

A:バストへの処置は、皮下注射をするだけです。その他としては、成長因子(細胞増殖因子)を得るために、採血をします。
経時的に説明すると、まず、採血をし、バストにクリーム麻酔を塗って、約30分待合室でお待ちいただきます。その間、血液から成長因子(細胞増殖因子)を抽出し、それにさらに乳腺増殖用のバイオ製剤である、成長因子(細胞増殖因子)を添加して、注射液を調剤します。
調剤が終了したら、バストの皮下に、注射液を注射して、終了となります。

バスト・グロウと脂肪増殖注射の違い

Q:バストグロウは、脂肪だけが増えるのですか?脂肪増殖注射と同じなんですか?

A:バストグロウと脂肪増殖注射は、どちらも成長因子(細胞増殖因子)を使用するという点では、変わりありません。しかし、バストグロウは、バストに特化した形で成長因子(細胞増殖因子)の量や種類を調整しています。逆に、脂肪増殖注射は、主に顔面の皮下脂肪に特化した形の配合になっています。したがって、脂肪増殖注射をバストに注射しても、ほとんど効果はなく、逆に、バストグロウを顔面に注射しても、よい結果は得られません。バストグロウは、バストの皮下脂肪と乳腺の体積を増加させる注射ですので、脂肪だけが増加するものではありません。


バスト・グロウ豊胸術の術後経過

スポーツをするのはいつから可能?

Q:普段の生活は特に制限がないということですが、激しいスポーツはいつから可能ですか?

A:スポーツは、自己判断で行って頂いて結構です。極端な話、バストグロウの処置を受けた当日でも、構いません。早くスポーツを始めたからと言って、効果が弱くなったり、術後の痛みが強く出ることはありません。ただし、注射を行った後ですので、バストの皮膚には見えないくらいの針穴があります。そこで、念のため、たくさんの汗をかくような激しいスポーツは、術後3時間後程度に始めることを推奨しています。また、術中に使用する麻酔薬の血中濃度が最高に到達するのが、術後6時間程度ですので、競技中の安全のため、無理をしないようにしてください。バストに強い衝撃や圧迫を加えるようなスポーツは、その開始時期について、担当医に相談してください。

入浴できるのはいつからですか?

Q:バストグロウを受けた後、入浴できるのはいつからですか?

A:当日から特に制限はありません。しかし、本当に念のためなのですが、当日はバストの部分はシャワーのみにしていただいています。それは、手術ではなく注射だけとはいえ、どうしても皮膚には針穴が存在するからです。そこからお湯が入って感染するようなことは、通常の健康状態ではまず考えられないのですが、念には念を入れての、シャワーのみの使用の推奨であると理解してください。勿論、洗髪やボディシャンプーの使用については、針孔を強く擦らない限りは、制限なしです。

バスト・グロウは、何か特別なブラジャーが必要ですか?

Q:バッグを使う豊胸手術の場合には、ブラジャーをしてはいけない期間があったり、ブラジャーを着用できるようになっても、特殊なブラジャーやワイヤーなしのブラジャーを使ったり、特別に帯を巻いたりと、色々な制限があるようですが、バストグロウの術後は、何か特別なブラジャーの着用などが必要ですか?

A:特殊なブラジャーは全く必要ありません。脂肪注入やバッグを使用した従来の豊胸手術とは違い、処置の直後から、ブラジャーの制限はありません。普段使用している物を使っていただけます。当然、特別な専用のブラジャーを購入したり、ワイヤーの入っていないブラジャーを新しく購入したりする必要はありません。また、ブラジャーの着用が禁止される期間なども、ありません。但し、処置直後は、麻酔薬や本体の薬液によって、バストが大きくなっていますので、その分、無理に押さえたりして、バストを変形させるようなブラジャーの着用は、術後の痛みなどの原因になることがあるようですので、サイズについては、無理のない範囲で止めることが賢明かもしれません。

生理の時に胸が張る状態でも大丈夫なのか?

Q.生理の時に、いつも胸が張る感じがするのですが、バストグロウの処置を受けても大丈夫ですか?

A.バストグロウの処置を受けていただくことは、問題ありません。簡単に言うと、ホルモンの影響で乳腺が腫れるため、生理の時に胸が張る感じがあるのです。ホルモンが、そのように人体の組織に作用するときには、むしろ成長因子が組織の増大に関与している場合が多いと言えます。したがって、場合によっては、バスト・グロウによって、生理の時の胸の張りのような感覚が出ることがあります。しかし、その場合でも、胸が張るような現象は、あくまでも一時的なのもです。そのように、周期的に胸が張る感覚を繰り返しながら、バストが成長していくというのもまた、バストの正常な成長過程です。

乳がんのことが心配

Q.将来、乳がんになりやすくなったりしないですか?

A.バスト・グロウの成分には、発がん性はありません。実際に、発がん物質指定されているものではありません。その主成分である成長因子は、自然の状態で、人体に含まれている物質です。したがって、人工的に新しく作った化学薬品のように、それが体内で発がん性を発揮すると言うことはありません。
しかし、バストグロウに使用する成長因子は、組織を増殖させる働きがあり、その働きを以って、乳腺と皮下脂肪を増殖させます。そこで、既に乳がんを持っている場合には、乳腺と同時に乳がんも成長させ、病状を進行させます。乳がんについて不安がある場合には、乳がん検診を受けてから、バストグロウの施術を受けていただくことをお勧めします。

脂肪注入豊胸術のように「しこり」にならないのか?

Q:脂肪注入の豊胸術のように、シコリになったりしませんか?

A:バスト・グロウは、脂肪注入のように、脂肪でバストを盛り上げるものではありません。乳腺と皮下脂肪が成長して、体積を自然に増加させてくるものです。したがって、脂肪隗の中心部壊死を伴うことによって発生する、脂肪注入でのシコリを作ろうとしても、シコリになりようがありません。但し、バストグロウFの場合には、注射本体の薬液が長く留まることから、それをしこりのように感じることがあります。

バスト・グロウの効果の持続

Q:バスト・グロウの豊胸効果はどれくらい続くのですか?

A:バストグロウは、ヒアルロン酸やプラズマジェル(PPP)などのように、何か吸収されるものを注入して盛り上げることで豊胸効果を創出する方法ではありません。自分の乳腺と皮下脂肪が成長して増える注射ですので、理論的には効果は永久です。しかし、出産・授乳・加齢・老化・ダイエットなどによって、生身の人間のバストは変化します。したがって、このような自然の変化というものは、人工物を使用していないが故に発生します。


バスト・グロウ豊胸術の効果

ブラジャーのサイズで1カップ

Q:現在、Aカップのブラジャーにパッドを入れて着用していますが、まずは、Bカップくらいの大きさにしたいと思っています。バストグロウを何回受ければいいですか?

A:1カップのサイズアップであれば、平均的には3回の処置で大丈夫だと思われます。しかし、パッドを外してBカップを目標とするのであれば、パッドの大きさにもよりますが、5~6回の処置が必要かもしれません。そもそも、ブラジャーのカップサイズと言うのは、メーカーによって基準が異なり、また、同じメーカーのものでも、そのモデルタイプによっても異なっています。したがって、比較するには、同じメーカーの同モデルで比較しなければいけませんが、それでも、その各カップの間のサイズの取り方が、バラバラなのが現状です。バストグロウの処置は、1回の効果が、20~50mlのバストの組織の増量であると思われます。一般的に、アンダーバストの数値X1mlが、1カップの豊胸効果と言うことができますので、それを目安にバストグロウの必要回数を考えるといいでしょう。

更年期の初期と言われていますが

Q:産婦人科で、更年期の初期と言われていますが、バストグロウは効果がありますか?

A:バストグロウはホルモンの助けを借りることで、バストに注入した成長因子の働きをしっかりと出す方法です。女性ホルモンの分泌が少なくなっている更年期と言う状態については、ホルモンの量やバランスが悪くなっている状態ですので、ご心配はごもっともだと思います。しかし、バストグロウで使用するホルモンは、分泌が減少した女性ホルモンを補う作用もありますので、豊胸効果については全く問題なく作用します。更年期を過ぎ、閉経していても、バストグロウは効果を確認できています。但し、より効果を望むのであれば、バストグロウのうち、どのタイプで豊胸するかは、担当医師と相談して決めるといいでしょう。

授乳後に小さくなってしまったバスト

Q:子供を2人生んで、2人とも母乳で育てたのですが、出産前に比べて、バストが小さく、しかも垂れ下がってしまいました。こんな状態をバストグロウで治療できますか?

A:勿論可能です。女性のバストは、妊娠・出産に伴って乳腺が大きさを増し、授乳の準備を始めます。その時にバストは大きくなり、皮膚が伸ばされます。そして授乳が終了すると、乳腺が萎縮を始め、元の状態よりも小さくなってしまうのは、普通の現象です。その際、妊娠中に大きくなった乳腺によって伸ばされた皮膚が、元の状態に戻らず、垂れ下がったバストになってしまうこともまた、普通の現象であるということができます。バストグロウは、バストの乳腺と皮下脂肪を増量させることができますので、この皮膚の余りによるバストの垂れさがりを改善させることができます。さらに、伸びた皮膚に対しても、その再生を行う形になりますので、皮膚に対してプラズマリポなどの、皮膚を縮める作用のある処置を併用した場合、その効果もさらに増強されます。バストグロウは、バストに対するアンチエイジングであるということもできます。

バストの上のアバラ

Q:バスト自体の大きさはあまり気にしていなかったのですが、バストの上の方に、アバラが透けて見える状態が嫌です。これは治療できますか?勿論、できればバストはもう少しおおきければそれに越したことはないのですが。

A:結果として、いい状態になると思います。一般的に、痩せていてバストが小さい人は、バストを含む胸部の皮下脂肪層も薄く、アバラが浮き上がって見えてしまう人が多いようです。これを改善しようとすると、体重を増やせばいいのですが、そうすると、日本人の場合には、下半身に肉がついてしまって、体型が壊れる人が多いようです。また、20代も後半に差しかかると、基礎代謝の低下とともに、太り始める方も多く、ダイエットを試みるのですが、痩せるのは上半身から、太るのは下半身からと言ったジレンマがあり、やはりバストの上の方の胸部に、アバラが透けて見えるようになってきます。このような状態の場合、バストグロウを行うと、アバラが透けて見える状態を改善することが可能です。バストグロウは、乳腺とともに、バストの皮下脂肪を増量させる働きがあるためです。バストグロウの注射処置の際に、バストの上半分への注射を多めにすると、より良い結果を得られるようです。

バスト・グロウ1回での豊胸効果

Q.バスト・グロウを1回受けると、どれくらいの豊胸の効果が出るのですか?

A.個人差はありますが、バストグロウWやバストグロウFの場合、基本的には、片側に付き30~50ccの豊胸効果を目標としています。30ccという量は、ブラジャーのパッドで1枚分と考えていいでしょう。その積み重ねで、大きな豊胸効果を狙っていくことも可能です。乳房にタルミがある方の場合には、最初のうちは、皮下の組織が増量されますので、豊胸効果と言うよりも、むしろ、バストの張りが出る感覚があるでしょう。

乳がんの術後再建

Q:私は、乳がんで「核出術」という手術方法で、乳がんを取りました。しかし、ガンを取ったところが凹んでしまっています。このような状態を、バスト・グロウで治療できますか?

A:治療は可能です。しかし、前述のように、この注射には大量の成長因子(細胞増殖因子)を含んでいますので、乳がんの再発がないことをきっちりと確かめてから、治療に臨む必要があります。そこで、乳がんの治療にかかわる主治医から、完治の診断をもらった方しか、治療の対象とは致して居りません。乳がんが完治している状態であれば、いつでも治療は可能です。

たるんだバストに対するバスト・グロウの効果

Q:出産をしてから、胸が小さくなっただけじゃなく、たるんでしまいました。こんな状態は、バスト・グロウで治療できますか?

A:バストグロウは、皮下脂肪と乳腺を大きく育てる注射ですので、お問い合わせのような状態でも、十分に治療可能です。しかし、伸びてしまった皮膚については、それを大きく縮めることはできませんので、「吊りあげ」といったほどの大きな効果は望めません。吊り上げる効果を希望なら、プラズマリポやその他の方法を併用する必要があるでしょう。ただし、小さくなったことによって発生した皮膚の余りについては、バストグロウで中身の脂肪と乳腺を大きくしてやることで、外見上は、かなり改善させることができます。

年齢によるバストの変形

Q:年齢とともに、バストの上のほうが引っ込んできました。その部分にボリュームをもたせることはできますか?

A:可能です。年齢とともに、痩せるときには体の上のほうから痩せて、太るときには体の下のほうから太ります。したがって、バストの上のほうのボリュームが少なくなることは、自然の流れの中では普通の事です。バストグロウを、バストの上のほうに注射することで、その部分のボリュームをUPすることが可能です。その際、より自然で美しい形に持っていくのは、施術する医師の匙加減によるところが大きいと言えます。初診の際に、そのような希望を伝えてください。

バストの左右差

Q:じつは、右と左の胸の大きさに差があります。これを同じくらいの大きさにできますか?

A:バストに左右差のある場合には、その程度にもよりますが、1回の注射の量を調節して、まず、小さいほうのバストに注射します。そうすれば、比較的簡単に、左右差の調整が可能です。バストの左右差は、主に乳腺の大きさの差や、骨格の左右差によるものが主体ですが、バストグロウによって、皮下脂肪と乳腺を成長させることで、骨格による左右差も、ある程度はカバーできます。方法としては、バストグロウWのほうがいいかもしれません。

浮き出てしまった胸のシリコン

Q:かなり前の話ですが、シリコンバッグで豊胸手術を受けました。その後、ダイエットをしたのですが、胸が痩せて、バッグが浮き出た感じになってしまっています。バストグロウでよくなりますか?

A:バストグロウは、自分の皮下脂肪と乳腺組織を大きくします。したがって、バッグの上と周辺の組織を増やすということですので、非常に合理的に、バッグの形を隠すことになります。このような、皮下の脂肪組織が萎縮してしまったことでバッグが浮き出た状態には、バストグロウは非常に適した治療法です。バストグロウを積極的にお勧めできるケースと言っていいでしょう。ぜひ、治療を受けてみてください。尚、バストグロウFかWかというと、シリコンなどの異物が入っている状態では、細菌感染の率が上昇しますので、肉眼的に長く薬液が局所に留まるバストグロウFよりも、バストグロウWをお勧めしています。

副作用・合併症

成長因子は、組織を増殖させる働きがあります。そこで、既にがんに罹患している場合には、がんも成長させ、病状を進行させます。がんについて不安がある場合には、がん検診を受けてから、バストグロウの施術を受けていただくことをお勧めします。