小鼻(鼻翼)縮小 主に鼻の中切開

鼻翼縮小(小鼻縮小)のモニターさんです。小鼻の幅がどうしても気になるとのことで、手術に踏み切りました。
手術の切開線は、主として鼻の中からの手術です。こちらの患者さんのように、小鼻の横方向への張り出しが、小鼻の付け根を超えていて、小鼻の下のほうの張り出しが主体の場合、このような鼻の中からのアプローチが有効です。

逆に、小鼻の付け根が幅広い場合や、上のほうの張り出しが主体の場合には、外側の切開を必要とします。また、小鼻の丸みの度合いや、希望する縮小の度合いによっても、手術法の選択肢はたくさんありますので、担当医とよく相談したほうがいいでしょう。
また、小鼻の縮小は、鼻先の幅とのバランスも重要です。小鼻の幅ばかりに目をやるのではなく、あくまでも全体を俯瞰して、縮小の程度や、そのほかに組み合わせたほうがいい手術項目を考える必要があります。
顔のバランスとは、いったい、どういうことでしょうか?ある人にとっては、小鼻の縮小は、顔のバランスを整えますし、またある人にとっては、逆に顔のバランスを崩してしまう結果になります。

小鼻に関する、一般論としての顔のバランスとは、眼と眼の間隔、つまり目頭の間隔とのバランスになります。バランス的には、目頭の間隔と小鼻の幅は、ほぼ同じか、小鼻のほうが少しだけ広いのが、一般的にバランスがよいとされています。小鼻の幅が目頭よりも狭いと、全体でみると目と目が離れて見えます。また、目頭が寄りすぎていると、小鼻が広く見えます。
このほかにも、目自体の幅と目頭の間隔や、鼻の長さとアゴの長さなど、顔面のバランスには様々な計測上のバランスが存在します。皆さんが、それらをしっかりと把握した、よい担当医に巡り合えるように祈っております。